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「姉川合戦」、実は奇襲? 長浜で歴史研究者講演会

 1570年(元亀元年)に織田・徳川連合軍と朝倉・浅井連合軍が戦った「姉川合戦」を解説する講演会が7月29日、長浜市東上坂町の北郷里まちづくりセンターであった。


↑写真:中日新聞より

 元長浜市学芸専門監で歴史研究者の太田浩司さんが講師を務め、姉川合戦のイメージが実際とは異なる可能性を指摘した。

 太田さんは、城の位置を示した地図などを使いながら戦いの経緯を説明。
姉川合戦」は、軍が全面衝突したという一般的なイメージがあるが、実際は浅井長政が織田信長の本陣に奇襲を仕掛けた戦いだったとの私見を述べた。

 姉川合戦の後も、朝倉、浅井の両家が滅亡するまでに時間がかかり、その間も織田軍と戦う機会があったなどとして、「浅井と朝倉は姉川合戦で勝ってはいないが、大敗というものでもなかった」と指摘した。
 広く知られている姉川合戦のイメージは、江戸時代に徳川軍の活躍を過大に評価する逸話が生まれたことなどが原因であるとも語った。

 講演会は、地元住民でつくる北郷里連合地域づくり協議会が郷土愛を育む機会をつくろうと企画し、約50人が参加した。

<中日新聞より>
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