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戦国武将蒲生家の菩提寺・信楽院(滋賀県日野町)

↑信楽院山門(表門)

信楽院
所在地 蒲生郡日野町村井1500

■山号 佛智山
■宗派 浄土宗
■寺歴 元天台宗。蒲生貞秀が文明16年(1484年)に改宗。蒲生家菩提寺 蒲生貞秀の廟所
■本尊 十一面観音菩薩立像


「信楽院」は、日野町の町並みの東端にあり、奈良時代前期、聖武天皇の勅建と伝えられている。中世にこの地方を統治していた蒲生氏の菩提寺である。安土・桃山時代に現在地に移された。
 境内はそんなに大きくないが、県指定の文化財の本堂や書院などが目につく。前庭を隔ててその東側には手前から基壇上の鐘楼、手水舎、観音菩薩立像や地蔵菩薩立像を祀る四間堂の緒堂・秘仏堂が建ち並ぶ。さらに南側には行者堂。太子堂が並ぶ。
信楽院は18世紀中期から19世紀中期にかけての優れた建築様式で伽藍が構成されている。表門の彫刻、本堂の天井画は見られなかった見ものと言われる。

また、蒲生氏郷は天正18年(1590年)、豊臣秀吉の北条小田原攻めの出陣の時、討ち死を覚悟し自画像を描かせ、これを菩提寺の信楽院に納めたとある。現在も残っているのだろうか? 境内に「氏郷の遺髪塔」があるらしいが今回それを見落とした。次回にしよう。

北東方向数百mには豪商旧山中正吉邸や馬見岡綿向神社がある。

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