↑写真:滋賀報知新聞より
東近江市「平田地区」の地域情報誌「平田再発見」第3号が発刊された。
製作したのは、「平田再発見編集委員会」、発行は同地区まちづくり協議会。豊富な写真やイラスト、図表を盛り込み、気軽に楽しく地域の魅力に触れられる内容となっている。
A4判、オールカラー50ページ。1500部。平田地区の全世帯、東近江市内の各まち協、図書館に配布したほか、同地区の魅力をPRするイベントでも活用する。
A4判、オールカラー50ページ。1500部。平田地区の全世帯、東近江市内の各まち協、図書館に配布したほか、同地区の魅力をPRするイベントでも活用する。
この冊子は、「地域の魅力をもっと知りたい、知ってほしい、視点を変えれば新たな発見や物語があるのでは」との思いで製作され、これまで第1号(2020年)、第2号(21年)が発行された。第3号は「時に育まれた故郷」をテーマに、新しい要素を加えてリニューアルした。
主な内容は、
▽巻頭の「平田地区のルーツ」を皮切りに、
▽山
・「雪野山を歩く」
・「瓶割柴田の逸話が残る瓶割山」
▽武家
・「中世、武家統治の始まり 後藤館」
・「後藤氏の城と観音寺城」
・「平田を治めた仙台藩と他の領主 」
・「赤穂浪士奥田孫大夫父子の墓所」
▽水
・平田地区の河川」
・「水と生活」
・「三つの御澤池」
▽生活
・「平田小学校の思い出」
・「昭和30年代を振り返る」
・「土地改良の歩み」
▽歩く
・「蒲生野と平田地域」
・「仏閣に残る重要文化財」
・「ひらた散策マップ」
となっている。
中世の平田地区を治めた武将、後藤氏の記述では、同氏の活躍や、勢力を持つがゆえに守護大名の六角氏に謀殺された観音寺騒動、後藤氏の館と六角氏の観音寺城について紹介。現在も中羽田町に残る石垣や観音寺城の古地図の写真、縄張りの写真、観音寺城登城のイメージも掲載する。
平田再発見編集委員会の村井秀高さんは、「この冊子を手に取って地域の魅力をさらに知ってほしい」と話している。
入手希望者は以下に連絡する。
東近江市平田コミュニティセンター
東近江市下羽田町84−5
0748―22―1950
<滋賀報知新聞より>