↑山部神社大鳥居
5月5日(日)午後、山部神社(東近江市)を初めて訪れた。(無人の神社)
東近江市中心部から10km程度と離れているが万葉愛好家らしき人が1名来ていた。愛好家にはこんなところも聖地の1つになるのだろうか。
山部 赤人(やまべ の あかひと、生年不詳 - 天平8年(736年)?)は、奈良時代の歌人。
令和の年号で脚光を浴びる万葉集だが、万葉集を代表する歌人・柿本人麻呂と並び、「歌聖」と称される「山部赤人」を祭る東近江市の「山部神社」本殿(下麻生町)は2019年3月、市指定文化財に指定されている。
山部神社は、万葉の歌人、山部赤人が生涯を閉じた地と伝わる。なぜ、終焉の地だったのかわからない。
境内には山部赤人の2首の歌碑がある。
・田子の浦ゆうち出てみればま白にぞ富士の高嶺に雪はふりける
・春野の 寿みれ摘みにと こし我は野をなつかしみ 一夜寝た計る
・春野の 寿みれ摘みにと こし我は野をなつかしみ 一夜寝た計る
↑赤人廟碑(赤人と当地のつながりを伝承)
↑山部神社本殿
境内の「赤人桜」は、赤人が桜の枝に冠をかけたところ、はずれなくなり、そのままこの地に永住したと伝えられている。鎌倉時代の石造七重塔は、重要文化財。
↑中央は山部神社拝殿、右は赤人寺
↑赤人寺(死後建立)
山部神社・赤人寺
東近江市下麻生町214