9月14日(土)午前、今代町の「長寿院」を訪れた。
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長寿院
所在地 東近江市今代町374(旧八日市市)
■山号 正覚山
■宗派 天台宗
■開基 承応年間(1652年-1654年)足利家家来志賀郡青山城城主安村備中守盛資の曾孫盛仙
■寺歴 神埼郡志由緒記によると、足利家家来安村備中守盛資は志賀郡青山城の城主で長寿院福王寺を建立、薬師佛を安置し庇護したが孫盛清は天文の役(天文8年-1539年)に敗れ、青山城を去り采地御園郷今代に移住した。その後盛清の曾孫に当たる安村備中守の代の承応年中頃(1652年-1655年)、この地に一宇を建立し正覚山長寿院と称した。
以来歴代の住職が守護し現代の住職で16代目である。幾度となく災禍にあいながらも、ご本尊の薬師如来像は災火をまぬがれ秘仏として現存されている。御本尊は木造の薬師如来座像で鎌倉時代の造りである。
伝え聞くところによると、本堂は文久3年(1863年)全焼し仮本堂として住宅を移築、長年風雨を凌いできたが、16代坪内智依住職の発願により新築される。上棟平成2年5月24日、落慶法要平成3年6月2日。
新しい本堂に安置された仏像は、鎌倉時代からの時代の変遷を見、その時々の深き信仰心のもと現在に至っている。
■本尊 薬師如来座像