1月9日は「成人の日」。
去年、成人年齢が18歳に引き下げられたが、滋賀県内では、全て自治体で、これまで通り20歳を対象に式典が行われる。
去年、成人年齢が18歳に引き下げられたが、滋賀県内では、全て自治体で、これまで通り20歳を対象に式典が行われる。
↑写真:NHK大津より
滋賀県内では、「成人の日」の9日(月)か、前日の8(日)日に、全ての自治体で、今年度20歳になった人を対象に式典が開かれる。
その理由として、各自治体は「18歳を対象にすると、受験や就職の準備と重なってしまい、負担になる」ことや「飲酒や喫煙などが可能になる20歳が名実ともに節目となる」ことなどを挙げている。
一方、式典の名称は、「成人式」から変更するところが多く、殆どが「20歳のつどい」として実施する。
しかし、東近江市と近江八幡市は、これまで通り「成人式」として実施する予定。
その理由について、近江八幡市は「式典を準備している実行委員会のメンバーから、これまでの呼び方を残したいという意見が強かった」と説明している。
↑写真:NHK大津より
【東近江市では】
東近江市では1月8日(日)の本番を前に、会場の準備が進められた。
6日は市の職員4人が出て、会場の入り口に「成人式」と書かれた看板を設置したほか、受け付けには、「成人式」と書かれたパンフレットを用意していた。
更に会場のステージには「東近江市成人式」という大きな横断幕を準備していた。また、20歳の新たな門出を祝おうと、「20」という数字を花で飾ったオブジェクトも用意していた。
東近江市は、市の教育委員会などで検討した結果、「18歳は、身体的・精神的に未成熟であり、一般的な成人として、全ての権利を行使できるのは20歳だ」として、式典も、これまで通り「成人式」とすることにしたと説明している。
東近江市生涯学習課の相原奨 主事は、「今まで慣れ親しんできた名称の方が人生の節目を意識し易いと思い、成人式という名称にした。18歳という高校卒業のタイミングだと就職や進学で多忙な中、落ち着いて成人について見直す時間が作れないだろう。滋賀県外の世界も経験したうえで、地元に帰って改めて地元を見つめ直す時間にして欲しいので20歳のままにした」と話していた。
<NHK大津より>