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滋賀県内観光客横ばい 第1位の「ラ コリーナ近江八幡」は好調キープ

 滋賀県は、昨年1年間に滋賀県内の観光地を訪れた観光客の調査結果を公表した。
延べ観光客数は3700万人で、前年の令和2年から1・6%増とほぼ横ばいだが、新型コロナウイルス禍前の元年との比較では31・5%減と落ち込みが続いている。
 一方、滋賀県が独自に展開する滋賀県内旅行の割引キャンペーンが奏功し、観光客全体に占める滋賀県民の割合は元年が25・1%、2年は33・6%、3年は43・7%と大幅な伸びとなっている。

 調査は年間千人以上の来訪者数が見込まれる観光地679地点について、市町からの報告を集計した。
昨年の延べ観光客数3700万人のうち、日帰り客数は3443万人(令和2年比1・3%増、元年比31・1%減)で、宿泊客数は258万人(同6・3%増、同36・9%減)となっている。


↑写真:産経新聞より

 観光客数が最多だったのは6年連続で「ラ コリーナ近江八幡」。令和2年の233万人から41万人増えた。2位は初詣客が県内で最も多い「多賀大社」で前年と順位は変わらないが、コロナ禍と正月が重なったため3年は前年と比べて12万人減少した。3位も前年と同じく「黒壁ガラス館」だったが、19万人減となった。

 トップの「ラ コリーナ近江八幡」は和洋菓子製造販売のたねやグループが運営する「自然に学ぶ」がコンセプトのテーマパーク。好調の理由について、同社広報室の担当者は「SNS(交流サイト)や口コミなどもあり、人が人を呼んでくださっている。自然の中でお菓子を食べてホッとしていただくひとときや、里山の風景に懐かしんでいただく時間が求められているのでは」と推察している。


 滋賀県内の観光客数は平成27年以降、毎年過去最多を更新し、令和元年には5404万人に達していたが、コロナ禍で約3割減の厳しい状況が続く。その一方で、令和3年は前年に続き、比較的密を避けやすいゴルフ場などのアウトドア施設の人気が高く、とりわけ1、2月は積雪にも恵まれてスキー場の客が大幅に増加した。

 観光客全体に占める滋賀県民の割合が増えている要因について、滋賀県観光振興局の担当者は「県内旅行の割引キャンペーン『今こそ滋賀を旅しよう!』の対象が県民限定だった時期が長かったため、近場で旅行や観光を楽しむマイクロツーリズムが定着してきたことが挙げられる」と説明している。

<産経新聞より>

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