いっぱいありがとう

神様への感謝を綴っています。

示唆に富んだ本

2010-09-16 13:55:23 | 日記
はめです。

毎回、発刊を楽しみにしているブックレットシリーズ「21世紀ブックレット42 和解と教会の責任」(信州夏期宣教講座編、いのちのことば社)が今月出版されました。今回も読みごたえのある内容で、多くの示唆を得ることができました。

中でも袴田康裕先生(日本キリスト改革派・園田教会牧師、神戸改革派神学校常勤講師)がお書きになられている「ウェストミンスター信仰告白における戦争と平和 -教会の国家に対する責任をめぐって-」と山口陽一先生(日本同盟基督教団・市川福音キリスト教会、東京基督神学校校長)がお書きになられている「列福と和解-キリシタン弾圧と日本」がとても参考になりました

袴田師は、ウェストミンスター信仰告白の背景を浮き彫りにしつつ、スコットランドのフリーチャーチ(自由教会)である「チャーチ・オブ・スコットランド・フリー」に触れ、その教会が掲げた「信仰上の独立」を紹介してくださいました。また結びにあたっては、宗教改革者であるルターが掲げた「良心の自由」を再評価し、現代の教会における「良心」の喚起を促されました。

また山口師は、2008年に長崎にて行われたカトリック教徒188人の列福式を紹介しつつ、日本が300年もの間迫害したキリシタンとの和解を提唱されました。

自由教会の伝統に生きる私と「信仰・良心・和解」…、あらためて深く考えさせられました。感謝・感謝!!