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1万2千年の時の流れ…「サキタリ洞遺跡」

2012-10-24 | 歴史

 10月19日、南城市玉城の「サキタリ洞遺跡」で、約1万2千年前の人骨・石器が発見されたというニュースが流れました。知人の0氏が遺跡の発掘作業に関わっていることもあり、21日、「サキタリ洞遺跡」を訪ねました。

……南城市玉城のサキタリ洞遺跡で約1万2千年前(旧石器時代)の地層から見つかった人骨と石器や獣骨などが20日から、発見現場のサキタリ洞で公開されている。遺跡の図や出土した状況の写真なども同時に公開され、いにしえのロマンを探ろうと訪れた地元の人々や観光客が興味深げに見入っていた。サキタリ洞は、株式会社南都が運営するガンガラーの谷の一角。出土した石器などは、公開日の4日間、発掘現場近くの無料の公開スペースで展示される。……(引用:沖縄タイムス2012.10.21-31面)

 県道17号を挟んで、東側に「沖縄ワールド」、西側に「ガンガラーの谷」があります。案内に沿って、駐車場から「ガジュマル広場」奥の坂を下ると、突然、洞窟が現れます。洞窟の中には「ケープカフェ」のスペースがあり、8人ほどがくつろいでいました。

案内板

ケープカフェ

 洞窟の一角に「展示コーナー」があり、6人ほどの参観者が、ショーケース内の遺物や資料等を見ながら、熱心に説明に聞き入っています。展示担当の大岡さんが、出土品の説明をし、質問に丁寧に答えていました。

「展示コーナー」

質問に答える

 発見現場は、谷の入り口階段の右側にあり、ブルーシートがかぶせられていました。洞窟の上から、鍾乳洞が伸びており、水滴がポタポタ落ちてくるので注意が必要です。

発見現場

鍾乳石

 今回は、1万1200年と推定される「化石人骨」「石英製石器」、大量の「カニの爪」「カタツムリの殻」が発掘されています。「港川人」が発見された「フィッシャー遺跡」のことを尋ねている人もいました。

 サキタリ洞遺跡発掘調査速報展は、10/20(土)・21(日)の二日間に加えて、10/27(土)・28(日)(9:30~17:30)にも行われます。(入場無料)

 実際の発掘現場で、本物の出土品を見ることができ、1万2千年の時の流れと、その間に地球上で起きたさまざまなことに思いを馳せ、不思議な気分に浸っていました。



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