3日は18時頃に寝袋に入り、数回目覚めたものの、どうにか2時のアラームまでは眠ることが出来た。今回もタント寝は快適だった。
寝袋から出て、ワークマン登山ズボンの上から冬用の登山ズボンを重ね履き、とりあえず上はフリースを着た状態で外へ出てみた。寝袋の中で感じていたが、それ程寒くない。おそらく3日朝の河口湖の気温よりもマシだろう。2日に見ていた天気予報では4日は気温が上がると出ていたが、標高が高いここでもそれなりに気温は上がったようだ。それでも、山頂まで行けばそんなに甘くはない筈だ。ニット帽を被り、使い捨てカイロをポケットに入れて、次の作業に取り掛かった。お湯を沸かし、カップメシに注いだ。これは地元のSVで特売になっていた際に衝動買いしたもの、「ブタ・アブラ・ニンニクが絶妙に溶け込んだ!"やっちまった感" あふれる濃厚飯」を朝ごはんとして食べるのは罪悪感があったが、昨日セブンで買ったほうれん草サラダを投入して少しだけマイルドにしたので、大目に見よう。
カップメシの残り湯でドリップコーヒーを淹れ、テルモスに入れた。最後にフリースを脱ぎ、冬ウェア上着に着替えて準備Ok!
2:54 出発
公衆トイレ付近には5,6台車が停まっていた。それを過ぎてからクマ鈴を鳴らし、ラジオをスピーカーにして進んだ。
ちょっとトラブって10分弱のロス(^_^;)
その後、遅れを取り戻すべく早歩き10数分で暑くなり、冬ウェアをザックに移した。また、暑くなり過ぎていたカイロも同時にザックの中へ移している。上述のようにそれほど寒くなかったのだ。
ラジオは雑音が酷く、内容はさっぱりわからないが、音がしていればよいのだ。何度も通った登山道だが、昨日のこと、仕事に戻ってからのこと、色々考えながら進んだ。YAMAPの軌跡を見ると数回休憩をとっているようだが、上述の事以外で何をしたのかは覚えていない。
4:10 三ツ峠山荘
GWなのに誰も居なかった。富士は肉眼では見えていたが、コンデジ証拠写真のみで先へ
四季楽園前を通過、開運山への登りは数年前に整備されて登り易くなっており、それなりに急ぐことが出来た。
4:21 開運山山頂へ。GWなのに誰も居ないとは予想外だ。
冬ウェア上着をザックから出して着込み、併せてカイロをズボンのポケットへ戻した。ここは山荘付近よりも風が強くて何度も辛い思いをしているのだが、この時間はそれ程でもなかった。
大急ぎで三脚をセットして、撮影開始!
4:27 クリアな富士だが、平凡と感じてしまうのは贅沢だろうか。
4:30 日の出前のグラデーションが好きだ。
速報用にスマホでもパチリ。スマホで撮れるくらいの明るさになっていた。
HDRで遊んでみたところ不思議な仕上がりになった。
昨日歩いた釈迦ヶ岳と御坂黒岳、その奥に南アルプス
振り返ると日が昇っている。あれれ、スマホで調べた時間より早いぞ。大急ぎで三脚を移動させ、パチリ
4:45
HDR♪ おぉ、イイじゃん!
丁度この頃、上は黄色い山ウェア、下はジャージにサンダル履きという男性が上がってきた。間違いなく小屋泊まりの方だ。「急いで急いで、日が昇ってますよ!」とお節介。
スマホでもパチリ。
何度も撮っているが、ここから見る日の出は美しい
振り返って撮る富士はクリアだが、ドラマチックな色にはならなかった。
そして南アルプス。これもクリアだが、冬のようなドラマにはならなかった。
上述の男性が三ツ峠の山名板を撮っている。「記念写真を撮りましょうか」とお節介。
最初は横縦1枚ずつ撮ってモニターを見せると、次はこういう感じでお願いしますとリクエストがあり、数回色々な撮り方をした。これは間違いなくSNSをやっていると思い、尋ねてみると彼もYAMAPをやっていた。昨日は笹子から本社ヶ丸を超えて、三ツ峠まで歩いてきたという健脚さんだった。
※YAMAPに登録しているお名前なら載せて良いだろう。埼玉にお住いのTASTUOさんとのこと。
勿論私の分もお願いした。これは気に入った。プロフィールにも使おう。TATSUOさんありがとうございます。
お遊びの後はもう一度クッキリしてきた南アルプスを撮ろう!
TATSUOさんに昨日は向こうに見えている釈迦と黒岳を歩いたことを話した。
白根三山
その左(南)、赤石岳と悪沢岳
だいぶ右(北)、八ヶ岳
時間は前後するが、山ウェアを着た女性が登ってきた。TATSUOさんは彼女と顔見知り、同じ宿に泊まっていたという訳だ。でも、GWなのに私が山頂に居た小一時間の間に出会ったのはこの2人だけ。駐車場やトイレ付近にあった車の持ち主は何処へいったのだろう?
主役を忘れていた(^_^;)
縦構図でも
影三ツ峠
という程、山のシルエットにはなっていないか。でも、この影が出る時間が好きだ。
TATSUOさんにGWは早く帰らないと渋滞にハマることを話し、挨拶して下山開始。
整備されたおかげで登り易かったということで記録写真
四季楽園より上の小屋跡付近から。紅葉や樹氷のタイミングならここからの方がイイだろうね。その頃は訪れるチャンスが無かったが。
四季楽園裏のトイレで小用を済ませた。そういえばここは水洗だと初めて気づいた。
広場へ
開運山から見るよりも御坂黒岳が高く見える。面白いね。
振り返るとダイヤモンド開運山! 少し遅かったか(^_^;)
山荘前には宿泊客らしき方が数人、皆マスクを着けていた。そういえばTATSUOさんも上がってきたときはマスクを着けていたっけ。コロナが収束するまで小屋泊まりは楽しめないだろうなぁ。
木無山手前の広場に寄ってみた。ベンチに座り、残っていたパンを食べながら、この後どうするか考えた。この先に進んでもまだ花探しには早そうだ。予定通りさっさと帰ることにした。
6:09 下山開始
登りでヘッデンの灯りに照らされた際に、何だこれと感じた所はこんなふうになっていたのか。ジープの轍がこんなに深いとはね。
この先から登ってくるハイカーと次々に出会うようになってきた。好展望のこの日、三ツ峠は益々賑わうだろうね。
冬ウェア上下が暑く、早く脱ぎたいと思いながら数分歩き続けたが、ようやくここにたどり着いた。ここで上下ともに身軽になった。
隣り(?)の釈迦ヶ岳や黒岳の登山道と違い、お花が無いなと思いながら歩いていたが、この付近でびびっと来た。
ようやく見つけた! キクザキイチゲ?
続々と登ってくるハイカーに挨拶しながら、横目で花探しを続けた。
お、今度はヒナスミレ♪
老夫婦の奥さんに花の名前を聞かれ、マメザクラと即答できた。昨日の黒岳に比べ、あまり見かけなかったが、時期がずれているのだろうか。
駐車スペースが見えた。ずいぶん車が増えている。
ここで50~60台くらいの夫婦にもう降りて来たのかと声を掛けられた。3時頃に登り始めて日の出を撮ってきたと答えるととても驚いていた。その時の私は自慢げだったと思う(^_^;)
7:06 タントへ到着。3時に出発した時には奥に一台だけだったが、この時間はびっしりだった。
さすがに疲れており、車内で着替えた後、シートを倒して、アラームをセットして20分間仮眠することにした。ところが、目を閉じてみたものの眠れない。結局アラームの前に動き出すことにした。
7:24 出発!
ヘアピンカーブの連続、時々対向車に注意しながら慎重に下った。ふと左側に見える富士にびびっと来て、路肩が広い所にハザードを出して停車。あ、これって脇見運転か (^_^;)
デジイチでパチリ。
その後は混雑した河口湖湖畔へ降り、富士吉田を通って富士道(国道139号)を進んだ。もう混雑している河口湖方面に比べ、大月方面は順調に流れた。途中のセブンでトイレ休憩、および顔を洗った。ついでにエナジードリンクでカフェインを流し込んだ。
運転しながらすでに足にキテいる。そもそも4月30日の筋肉痛が残る状態で3日の山行を始めたのだ。4日早朝に降りてくるプランで良かったと改めて感じた。
大月から20号に入っても、混雑している下り線を横目に上り線は順調だった。
途中まで森本毅郎スタンバイを聴いていたが、その後の番組は入ってこない((+_+))、TBS、文化放送ともに朝の改編は失敗だったのではないか?
そこで、もう一度コンビニの駐車場に入り、radikoタイムフリーで前日のゴールデンラジオを聴くことにした。大竹さんはGW中はずっとお休み。武田砂鉄さんとタブレット純さんの「歌謡曲っぽいハードロック」対「激しい昭和歌謡」対決が始まった。砂鉄さんが最初に紹介したのはブラジルのバンドが演奏するウルトラセブン。ちょっと発音が違うボーカルの「遥~かぁな星が~ふ~る~さとだぁ」にびびっと来て、それ以降も眠気を感じることなく楽しく運転できた。
大垂水峠付近から徐々に車が増え、高尾付近で渋滞にハマった。そういえば先ほどのスタンバイでは高尾山のケーブルに行列が出来たと報じていたっけ。GWに車で高尾を目指す人は下調べが超甘いのだろう。通過するだけのこちらは大迷惑だよ。
八王子付近からはそれなりの交通量になったが、それでも11時過ぎに帰宅できた。三ツ峠から下道だけで4時間なら御の字だ。
シャワーを浴び、色々なものを洗濯機に放り込み、30分のアラームをセットして今度こそ眠った。これが気持ちよかった。昼食後、3日のレポを作成開始。韻を踏んで(?)3つのレポに「感激」をタイトルに入れたが、それぐらい満足できたGW山行だったといえるかな。
こちらをご覧ください
さすがに 安定の開運山からの富士山ですネ
小屋泊せずに この絶景 見られるって ムチャクチャ コスパ高く無いですかぁ?
私はこのGW 散財して遠出しましたが、快晴の青空とはならず、コスパは 少し悪めでした (涙
そういえば YAMAP に張られているURLですが リンク切れで飛べませんよ?
リンクの件、直しました。ありがとうございました。