nozomi furukawa's blog

★Guitar Player古川望の6弦日記★

セルフライナーノーツ♪なんてね

2014-08-21 03:31:38 | インポート

あんまり発売から日にちが経ってもアレなんで。。。

恒例のCDセルフライナーノーツなんぞ書いてみまする。

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1.Everything Is OK?

何かが始まるゾーっていう感じがいいね、ってコトで

晴れてアルバムのオープニングを飾るコトになった曲。

テレビを観ながらギターを弾いていたらイントロが出来て

その後あっと言う間に出来上がりました。

曲名の最後のマークが?でアルバムタイトルの方は!

別に深い意味はありませぬ。

間奏でリズムがバイテン(2倍速)になった所

ライブでは皆さまの手拍子が唯一の支えになりますので

ぜひよろしくお願いでござりまするm(_ _)m

 

2.銭無平次(下田ですっとこどっこいしょ)

てやんでえべらぼうめ、って感じな古村センセイの曲

イントロがマイナーキーでメロが始まる所でメジャーキーに転調するのが

ビートルズのReal Loveのようでかっこいい!

(自画自賛、柳家小さん)

センセイの伸びやかなソプラノサックスと間奏のギターソロのとぼけた感じが

絶妙に絡み合っていて気に入っております。

(自画自賛、アラントゥーサン)

アウトロはテレビの主題歌をパロってるように聴こえますが

あくまでリスペクトですのでお許しくださいまし。

全編に入ってるシャッフルなスネアドラムはセンセイの発案で

ワタシが叩かせていただきました。

 

3.Pirates Of Daiheygen

古川村お初のメロディオンが活躍する8分の6拍子の曲

実はこの曲、作った当初は普通の4分の4で8ビートだったのですよ。

デモテープを作ってみたもののドラムやベースが入らないと

なんとなくしっくりこないので試しにハチロクにしてみたら

ハ マ り ま し た !

センセイ曰く

「この曲はジェスロ・タルみたいだ!」

最高のお誉め言葉でござりまするm(_ _)m

そして、

この曲のサックスソロ、もーーーカッコ良すぎます!

あ、決して誉め殺し合いではありませぬよ。。。

 

4.柏スペシャル

センセイが柏駅からレイソルのグラウンドへ向かって

歩いていた時に思い付いたというこの曲

今回のレコーディングでかなり初期に録音した曲で

ずっとギターとサックスだけだったのですが完成させるにあたり

「これってViolaとか入ると気持ちいいんでないかい?」と

とあるツアー移動の新幹線車内で思いつき

初体験のストリングスアレンジ(そんな大層なものでもありませんが)に挑戦し

いつもライブを手伝ってもらっている

加治友理さんに弾いていただきました。

結果、新鮮でやわらかな、文字通り「スペシャル」な曲に仕上がりました。

ストリングスアレンジ、楽しくて病みつきになりそう。。。(笑)

 

5.ナタリーの朝

曲のタイトルが2転3転しましたが実はこの曲、

とあるアーティストに歌ってもらうべく作曲したという

いわくつきの曲なのでございました。

その当時流行っていたトリーネ・レインという北欧のシンガーが歌うような

曲を作って欲しいと発注がきてその日のうちに作曲し

だがしかしアーティストの方の事務所移籍やらレコード会社の

すったもんだに巻き込まれて宙に浮いた存在になってしまい

でも自分でもとっても気に入っていたので何とか形にしたかったのでした。

今回サックスメロで見事に歌い上げてもらい

涙ちょちょ切れる仕上がりになっております。

そして清岡太郎さんのトロンボーンが朝の一筋の光のような音色で

登場して来るあたりも聴きものでございます。

VIVA ナタリーーーーー♪♪♪

 

6.羽田に忘れ物、すすきので落とし物

とっても立体的な作りになっているこの曲

出だしのメロディーはとてもポップ。

でもだんだん不思議な音使いになっていき転調も激しい。

そしてリズムも途中からどんどん展開していき最後はロカビリー調になったり

エンディングはレリビーだったり。。。

びっくりしたり喜んだり落ち込んだりしてるジェットコースター的世界が

うまく表現出来たような気がしているのはおれたちだけ?

そうそう、この曲ではまたまたお初のピアノも弾いてしまいました。(右手だけね)

ライブでは太郎ちゃんにメロディオンを吹いてもらってますが

ピアノのあるライブハウスではピアニストデビューしていただくコトにしよう!

そうしよう!!!

 

7.追憶のテーマ2012

タイトル通り2012年に作りました。

なんとなく架空の映画のテーマっぽいかも、と思って

タイトルを付けてみました達郎ですがいかがでしょうか?

この曲、シンプルそうですが実はヘンな転調をしてるので

演奏してみると意外と大変なのです。

あ、古川村の曲、全部そうかも、です。。。

 

8.Second Wind

出ました達郎!セルフカバーのこの曲

センセイのセカンドアルバムに収録されていたんですが

古川村ではかなり前からライブで演奏していて

そろそろちゃんとアルバムに入れようよ、というコトで録音しました。

あ、これも今回もっとも初期にレコーディングした曲だわな。

疾走感あふれる仕上がりになって満足しております。

イントロ前にライブでやっているような「くちドラム」が入ってたんですが

トラックダウンの時あえなくボツになってしまいました。。。残念

そして

この曲も太郎ちゃんのトロンボーンが気持ちいいですっ

 

9.哀愁のハトサブレ

哀愁をおびたイントロからすでに鎌倉をイメージ出来ると思いますが(ホンマかいな)

センセイのハトサブレを食べる時の想いがストーリー的に語られております。

しかしこの曲も先ほど書いた古川村の定説にもれず

聴くより演奏する方がとっても大変な曲の1つ。。。

センセイいわく「なーーーんでこんなメロの曲作っちまったんだろ。。。」

。。。いえいえ

ワタシは大好きですよ!

もともとセンセイが付けていたコードをいじくりまわして

色々遊んでしまってすいません、ぐらいアレンジするのが楽しかったです

そうそう、途中で出てくるセンセイのタンバリン技、

名人芸でありました!

 

10.空の中

アルバムを締めくくるのは有川浩さんの同名小説に

インスパイアされて出来上がったこの曲。

禁じ手乱発って訳ではないですが今回のアルバム、お初楽器が多いのです。

この曲は古川村では今まで敢えて使わなかったエレキギターを使ってみました洋輔。

譜点8分DelayのかかったU2っぽいエレキが大空に溶けて行く中

ソプラノサックスと再び登場のViolaが飛行機雲のような線を描いて行く。。。

中間部にはディストーションギターが登場して

ソプラノ&テナーサックスも力強く飛翔

そして全員がどんどん高い場所に飛びあがって行く。。。

うーーーーーん、なんて映像的なんでしょう

映画化する際はぜひメインテーマに使ってください!!!

ってなかば本気で考えている今日この頃です

 

って感じで10曲ご紹介してまいりました。

長々読んでいただきありがとうございました!m(_ _)m

CDを買っていただいた皆さまの何かの足しになれば

これ幸いでございます

あ、まだの方

百文は一聴にしかず。

ぜひ聴いてくださいましーーー


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