五輪

　地・水・火・風・空ー仏さんの五輪塔やない。青・黄・黒・緑・赤の五輪ーつまりオリンピック。五大陸の平和の祭典が北京で終わった。ややこしいこと言わんかてみんな知ってる話。いろんな人がブログに感想を書いている。
　心配されたテロもなく、結構エエ記録(世界新４３)も出て、IOCロゲ会長も「ほんとうに特別の大会だった」と評価したとおり、よかったんとちゃいますか。反省点がいろいろあるのは当然やけど。スポーツのこと知らんぼくが、平泳ぎの北島康介選手が連続2冠を果たした時、TVインタビューに言葉が出なかった姿にウルルンときましたョ。その勢いで日本の選手ハッスルしたんとちゃいますか。ジャマイカのボルト選手の100メートル9秒６９の世界新記録、日本でマラソンを学んだというケニアのワンジル選手の五輪新記録2時間6分32秒もすごかったですネ。かつて竹のカーテンといわれた中国の首都・北京の街路がアスファルトで整備され近代的な建物がきれいに並んでいるようすもはじめてみました。
　青＝オセアニア、黄=アジア、黒＝アフリカ、緑=ヨーロッパ、赤=アメリカでWと読めるように近代五輪を始めなさったクーベルタンさんが、五輪の知恵の輪を残してくれはった意味を考えました。２０世紀は２回もおろかな世界大戦やって五輪は中断したけど、２１世紀は戦争なんて完全に放棄し、にんげんがその能力の無限の進歩を切磋琢磨する世紀とすべきではないか。地球という同じボールのもとで呼吸している人類が、肌の色を超えて団結する。青い地球が五輪の輪で永久の世界平和を築くことを願う。
久方の月の光のきよければてらしぬきけりからもやまとも　良寛