ノーやん日記パート2

新涼

 なかなか雨が降らない大阪地方、けさはどいうわけか急に涼しくなった。セミもカラスも鳴かず、時々ハトの鳴き声が聞こえる、ひんやりと静かな朝である。あすは暦の処暑。秋やでえ、のお告げかも。
 花の水やりにでる。農園をやっている人も朝が早い。「はよからご苦労さんですね」「ありがとうございます」「急に冷えましたね」「このまんま行ってくれるとよろしいのにね」、、、。セミもカラスも鳴かなくなったが花壇の蚊は相変わらずうるさい。移植ゴテで土を掘ろうとすると腕にまとわりついてくる。土はカチカチで木の根屑の塊りのようだ。
 これだけお天気続きで土が乾くと、周囲の樹木も水を求めて花壇の中まで根を張ってくるのだろうか。マリーゴールドやジニアも生長を妨げられたのか小さくなっている。「こんなに木の根屑が」と管理組合の役員に見せると、「竹の根が伸びるのとおなじですよ」という。サクサクにした土に水をやればやるほど木の根が張ってくる。自然の摂理だろう。手も足も頭も使う人間だがその勝手通りにはいかない。あすは雨が降るらしい。
新涼や白き手のひらあしのうら 茅舎
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