ノーやん日記パート2

俳人の条件③花谷清編

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 終日雨。部屋に籠って「俳人」の条件を勉強する。きょうは千里俳句クラブの講師で結社「藍」主宰・花谷清先生のお話から。初心者と何年もやっている人のそれぞれの問題点を指摘なさった。句会の講評でしばしば指摘されたことを思いだすままメモ書きしてみる。

 初心者の心得は―。
①五・七・五の定型とふつう一つの季語と「や」「かな」など切れの三つの基本を習得すること。
②理屈を述べないこと。わけや説明はしないこと。
③散文と詩の違いを知ること。
④俳句は「今」を詠むもの。
⑤気取ったり古めかしく詠わない。
⑥“その通り”という当たり前のことを述べるだけでは句にならない。
⑦一句中の焦点を絞る。つきすぎを避ける。
⑧「楽しい」「美しい」など思いを直接的に言わない。

 基本を一応理解している人の問題は―。
①繰り返し同じような雰囲気の句づくりから脱して、自分の持ち味を生かした句をつくること。
②もう一歩句境を深め視点を広げる努力を。より新鮮で独自性の加わった作品を。
③多くの作品を読み観賞・批評力を高めよう。
④よい作品の発想法や言葉づかいの使い回しを避けよう。よい句は覚えて真似しないという態度。
⑤「よい句」と「うまい句」を区別する。くすぐり程度の「月並句」はよい句とはいえない。
⑥得点のゲームのような方向に流されず「月並」でない多様性をめざし各人冒険を。
ここまでわが輩流に整理してみると、うかうか句がだせんなあ。う~ん。写真上=冬に咲くヒマラヤ桜(尼崎植物園)。
下=蛸の足のように伸びるサボテン(同)

海越えてこれがヒマラヤ桜かな 龍尾
にゅるにゅると温室を這う仙人掌よ 同


 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}はじめてみた花です。見た目も「さくら」で高木です。バラ科に間違いないと思います。ガイドの説明ではヒマラヤ原産ということです。
fm
「海越えてこれがヒマラヤ桜かな」

別に科学的命名にこだわるわけではありませんが「ヒマラヤ桜」はバラ科ですか。なんとなくエキゾチックなものにヒマラヤという修飾を付ける場合があちますが、商業主義的な命名ではないでしょうね。
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