ノーやん日記パート2

処暑の雨


 雨がやんだり降ったり。処暑。「きょうはちょっとましでんな」「暑い中をご苦労さんです」。きょうも日中、町内を徘徊。地べたの熱が這い上がる。「お互いお天気にやられんよう気イつけまひょな」。部屋に戻って、町田茂先生の「量子力学のふしぎな世界」を読む。読み止しの本。「必然と偶然」「偶然と飛躍」「光は粒子か波」か。興味があるので再読したがやはり石頭にはすっとは理解でけん。つっかえつっかえして本箱へ戻す。

 パソコンを開くと、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会が通知されていたのでみる。きのうの午後行われた録画や。地球から2億8千万キロもある太陽系小惑星・リュウグウから「はやぶさ2」は歴史的な試料を採取して来年末地球に戻る。きょうは再突入カプセルの回収計画や人工クリエーターの地名の発表、はやぶさ2搭載の小惑星探査ローバ・ミネルバ2の運用計画の説明があった。未知の世界のはずなのにまるで既知の世界のごとく状況を解析し対処している。日本の科学技術の進歩はすごいな。

 人口クレーターの説明で移動岩にいまは故人となった研究者の名をとって「飯島岩」「岡本岩」と命名したという話に感動した。不動岩には「おにぎり岩」とか「おむすびころりんクレーター」と名付けたという。スタッフの遊び心もおもろい。「はやぶさ2」君は来年12月、オーストラリアのウーメラ管理区域という砂漠地帯に戻ってくる。無事帰還を祈るよ。
          知の熱をちょっと浮かせる処暑の雨 昇龍子
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