梅の香にひたる

　曇りときどき日が射す。寒さつづく。英ガーディアン紙通信員・ローリー・キャロル「ウーゴ・チャベス」を読み終わる。「21世紀型社会主義」への挑戦半ばにして腰部癌に冒され死去する。後継者にマドウロ副大統領が僅差で大統領に選ばれるが開票に不正があったと指摘され野党と対立する。筆者は、ルポのしめくくりにチャベスは「選挙で選ばれた専制君主という雑種」で「からっぽの革命だった」酷評する。お昼から、大阪非核の会の年次総会に出席。

　長崎市の田上富久市長ら自治体首長からメッセージが寄せられ、T事務局長が非核・平和を巡る情勢と会の活動について報告・提案をおこない承認された。総会後共同通信O編集委員が「日本はなぜ『核の傘』を手放さないのか、日米<核>軍事同盟の現実」と題して講演した。リアルな取材体験談を交えての話に引き込まれた。お昼は浅利のかやくご飯定食。
　　　　　　　　　　紅白の香りが寄せる梅の丘　昇龍子