ノーやん日記パート2

蕪村の手紙最新情報

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 晴れ。「蕪村全集」、けさは、五巻(2008年11月25日講談社刊)の書簡に移る(写真)。まずは目次で全体像を眺めついで末尾の解説を見る。書簡といっても発信記録。着信録はない。蕪村を号した延亨元年(1744) から京都・金福寺に骨を埋めた天明四年(1784)までのおよそ40年間に俳友、門人らに発した手紙446通。

 先行の「書簡集」文献9点を踏まえ、今回はじめて29通を新たに紹介している。最新の書簡集といえるだろう。受信者は、後継ぎの几董がダントツの89通。ついで百池の56通。蕪村の句集を出版した書肆汲古堂の主で俳人の佳頭、漢詩人として活躍した春泥舎召波も各20通受信している。末尾の解説で知る。

 池田の逸翁美術館には、蕪村と几董の両吟歌仙の推敲を手紙のやり取りで仕上げたという「ももすもも」の書簡があるらしい。もういちど覗いてみたい。
              まち遠く冬の夕日に映え浮かぶ 昇竜子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}達筆を読みとる昔の人の読解力もさることながら、訂正も一切なく書き綴る筆力に驚きます。
fm
「まち遠く冬の夕日が映え浮かぶ」

本格的になりましたね。自筆原稿が読めたら素晴らしいですね。ノーやんさんはいかがですか。
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