まち案内のため毎日のように街を歩いていて、いつ見ても楽しくないものがいくつかあります。
まず、鹿児島中央駅改札口付近のコンコースに夕方立つ警察官。高さ50センチほどの脚立の上に、警棒を持ち仁王立ちする制服制帽姿は、観光・鹿児島の玄関としていかがなものか。頼もしい、武骨で鹿児島らしい、と感じる人もいるかもしれませんが、私は違和感を覚えます。
どうしても立たせたいのならば、西郷ドンそっくりの警官ばかり毎日立たせたらどうでしょう。しかも制帽を脱いで、できれば着流しで。駅に降り立った県外客は、思わずニンマリするはずです。ユーモアが欲しいものです。
2つ目は、3人1組で街を巡回している警察委託の民間パトロール隊の人たち。そろいの制服を着て縦一列になって黙々と歩く姿は、不気味以外の何ものでもありません。見るからに普通の中肉中背の初老の人たちで、屈強という感じもしません。何かあったとき、ちゃんと市民を守ってくれるのかと心配したくなります。
3つ目は、最近走っている市電「交通安全号」です。上が白、下が黒のパトカーカラー。交通安全を呼びかける警察の車体広告なのですが、こんな大きな「パトカー」に街を走り回られては、気味が悪くて仕方がありません。街の景観を損なっているのではないでしょうか。
これらに共通するのは、悪者を取り締まろう、懲らしめようという威圧感です。どうしてもっと優しくなれないのでしょうか。サービスできないのでしょうか。笑いに乏しいのでしょうか。他にも街や団地に増えているさまざまなパトロール隊にも違和感を覚えるこのごろです。
最新の画像もっと見る
最近の「こぼれ話」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事