この意味で何とか頑張って残して欲しいものの一つに、鹿児島市電の古い車両があります。どこか丸みを帯びたデザインの車両です。近代的な低床電車やレトロもどきの新型観光電車と比べて、味わいが上回ります。魅力が格段に違います。
鹿児島市の町並みが中途半端にどんどん新しくなる中で、この古い市電車両はとても貴重に思えます。
話は飛びますが、東京・上野と秋田、青森を結んでいたブルートレイン「あけぼの」が消えたのは残念でした。古い鹿児島市電同様に、車両が魅力的でした。無機質の新幹線車両と比べて、なんと人間的だったことか。
夜行寝台列車だっただけに、途中駅を発車するときは、まず1両目、次は2両目、その次は3両目を動かしていくというふうに電気機関車をじわりじわりと加速していたという機関士の言葉にも感動しました。
それもこれも含めての人間的な魅力がブルートレインにはありました。
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