のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

世之介の会で『らくだ』を聴いた

2010-04-23 01:54:08 | 落語会に行ってきた
金原亭世之介の会に行ってきました。

4月22日(木)夜6時半開演。
池袋演芸場にて。

世之介師匠は小学校の同級生。
独演会があるたび、
のり屋のバーサン含む落語好き同級生数名と、
その家族らで押しかけています。

今日の『らくだ』は、
同級生Mちゃんの母上さまの、しつこい(?)リクエストに、
世之介師匠が根負けして(?)応えたもの。

小心者で、おとなしそうな紙屑屋が、
勧められるまま酒を飲むうち、
クダをまいて豹変するのが見せ場。

日頃から酒好きの世之介師匠は、
どう演じるのか?

な~んて、
批評家ぶりっこな気分で見ていましたが、
少しずつ目が据わってゆく紙屑屋の変化が、
可笑しいのなんの


ただ、終演後の打ち上げ会で、
その話題になったら、
「そこホメられても、嬉しくないんだけどね」
と、微妙な表情の世之介師匠。

そもそも『らくだ』という演目そのものが、
あまり好きじゃないんだって?

今日は紙屑屋が酔うところでサゲにしたけど、
理由は「その後の噺が美しくないから」。

ふむふむ、なるほど……
世之介師匠の美意識? 美学かな?

でも、こちとら観客は、
自由に楽しませてもらってるよ
それでいいよね?


打ち上げ会では、同級生のよしみで、
落語に関する素朴な疑問をぶつけてしまいます。

「噺は、いくつ憶えてるの?」とか、
「どうやって憶えるの?」とか、
「亡くなった志ん朝師匠さんには息子さんがいるのに、
 なぜ噺家にならないの?」とか。

単にミーハーな質問なんですけど

それらにキチンと答えてくれる世之介師匠、
いつもありがとう。
そして、これからもヨロシク~

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