のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

まことさん

2016-02-13 00:30:52 | ひとりごと
友人のお母さまの訃報を受け、
眠れそうにない。

小学校からの幼なじみのお母さん。

でも、「○○ちゃんのお母さん」
なんて呼び方はあまり似合わない。

親しい友人たちは、敬愛をこめて、
お母さん自身のお名前である、
「まことさん」と呼んできた。

昭和30~40年代。
母親の大多数がスカートにパンプスで
父母会に出席する時代、
建築家である、まことさんはセーター・
ズボン・安全靴でやってきた。
カッコ良かった!

東京藝大の建築科、
初の女子学生だったそうだ。
「卒業のときは、
2番目になってたけどね」
とオチがついていたけど。
(卒業だって女子初だったのに、
照れ隠しだったに違いない)

最後にお会いしたのは去年の冬。
のり屋たち同級生数人と
池袋で中華料理を囲んだ。

中国人が作る本場の中華。
見たことない珍品が出てきても、
まことさんは味わいながら、
次々と原材料を分析してゆく。

さすが、まことさん!
リスペクト!だった。

のり屋、子供時代の
(もちろん大人になってからも)
楽しく豊かな思い出の
かなり大きな一角を形作ってくださった
まことさん…

心からご冥福をお祈り、、、

なんて自分ごときが、
わざわざご冥福を祈らずとも、
まことさんは、あの世でも
周囲を明るく照らして、
有り余る福を配りまくるに違いない。
うん、そうとしか思えない。

まことさん、
忘れられない楽しい時間を
ありがとうございました。
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