のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

ザワザワ感にハマる、西川美和監督映画

2012-09-13 00:03:01 | 見てきたよ
西川美和監督の最新作、
映画『夢売るふたり』を観てきました。
@新宿ピカデリー

松たか子×阿部サダヲ扮する夫婦が
火事で失った店を再建するために、
結婚詐欺をはたらくお話。

ふたりで共謀していたはずが、
しだいに歯車がズレはじめ、、、

ところどころブハッと可笑しくて、
ところどころドヘッとエゲつなく、
(このあたり伊丹映画に通じるものが)
あとは終始ザワザワ…
静かに怖い…!

そう。観る側の深層心理を
ザワザワとサカナデしてくる感じ。
それが西川監督作品の特徴かも。

松たか子、とにかくうまい

阿部サダヲ、田中麗奈、
従来のイメージをくつがえす
新境地開拓

伊勢谷友介の登場にも
意表を突かれた

物語はあれよあれよと
あらぬ方向につながって転がって…

ラストは静かにストンと。

で、やはり、
もどかしく、こそばゆい、
ザワザワが残った。。。

このザワザワ感にハマって、
新作が封切られるたび、
観ずにはいられない、
西川美和監督作品であります

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