のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

予習します

2019-12-21 20:23:00 | ひとりごと



先日、仕事の打ち合わせで出向いた出版社にて購入。評論家・樋口恵子さんの最新刊。

以前ここに書いたかも?だけど、大昔、のり屋20〜22歳の2年間、美術学校に通いながら某所でアルバイトをしていた。政府刊行物の編集部署。執筆者の先生のご自宅や職場に原稿をいただきに行くのも学生バイトの仕事のひとつだった。

で、初めて伺ったのが、当時すでに著名人だった樋口恵子さんのご自宅でありました。

玄関口でそそくさと原稿をいただこうとしたら、思いがけず応接間に案内され、ふかふかのソファに埋もれながら、樋口さん直々に供してくださったカルピスをストローで飲み飲み、原稿を待つことに。サスペンダーで吊ったボロボロの古着ジーパン姿で来てしまったことを内心後悔😅(何しろ本業は美術学校生だったもんで)

そんな小汚い小娘にも樋口さんは優しく温かく対応してくださり、年齢的にもお母さんのような方という印象。その日の帰宅後、樋口さんにお会いしたと母に話したら、母がものすごく喜んだことも忘れられない。

今年、自分的には初めてシニア誌で連載が始まり、樋口さんの原稿や記事を目にする機会も増え、ひょんなことから樋口さんと我が母の生年月日が同じと知った👀‼️

母は一昨年に他界してしまったが、このご著書を拝読する限り樋口さんは87歳とは思えないお元気さ👍🏻 とはいえ、ご自身の「老い」を赤裸々に書いておられる。

サブタイトルにある「ヨタヘロ期」まで、自分はまだ猶予があるけど(アッというまにやって来るに違いないので)、大いに予習できそうです。

そして、体調を崩してから半年で逝ってしまった母をもっともっと労われば良かったと、今更ながら後悔が募るのでありました😔

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