のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

『天使と悪魔』の笑撃

2012-10-25 20:05:21 | 落語会に行ってきた
10月24日・夜。
上野の鈴本演芸場にて、
下席・夜の部の寄席を
楽しんできました。

番組表、表紙。


中身。



お目当ては、
トリの柳家三三師匠でしたが…


前々からずっと聴きたいと思っていた、
春風亭百栄師匠の有名な新作落語、
『天使と悪魔』を聴けたのが
ラッキーでした

高座に上がる前の噺家が、
古典をやるか新作をやるか、
迷うお噺。

オツな小紋を着た古典の天使と
ワッペンつきの着物を着た
新作の悪魔が交互に現れ、
葛藤する噺家を翻弄しまくり…

もう抱腹絶倒

誰にでもわかる
普遍的な可笑しさ。
固有名詞と状況を違えれば、
100年後あたり、
『天使と悪魔』も
古典になってたりして!??

百栄師匠の怪演のおかげで、
ほかの師匠の古典
(橘家圓太郎『化物使い』
 橘家文左衛門『のめる』
 入船亭扇辰『藁人形』)
も味わい深く心に残りました。

三三師匠は『井戸の茶碗』。

屑屋と若侍がやりとりする
仏像や茶碗。
屑屋を探す若侍の立ち姿。
見たこともないのに、
目に浮かぶようでした。

やっぱり三三師匠は
人情噺が似合うね
(柳家なのに)

寄席は複数の師匠の高座が
一気に楽しめて、
行くたびに発見があり、
お得な気分にもなれます

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