のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

落語はひとりで「聴く」もの

2012-07-09 11:33:17 | 落語の資料
ひさびさに
さっさと読むのがもったいない本でした。

『落語を聴かなくても人生は生きられる』
 松本尚久・編(ちくま文庫)

ちびりちびりと、
1ヶ月近くかけて読んだ。

で、読み終えても手元に置いて、
また、ちびりちびりと読み返しそうな…

(この感じ、
 『十代目 金原亭馬生』以来。
 あれも1行を3回くらいずつ読んだなぁ)

落語を聴かなくても
人生は生きられるけど、
落語を聴きはじめたら、
聴いてなかった頃には戻れない。

そんな人たちに向けて編まれた、
落語について書かれた文章の
セレクトショップ(ヴィンテージから新品まで)
のような本。

そう、落語って、
落語会で演者を目にしていても、
「見る」というより、
「聴く」ものなんだよね。

聴いて頭の中で想像するもの。

以下、本の内容と関係ない、
落語好きシロートの
低レベルな
ひとりごとです。

よく「落語が好き」って言うと…

「へぇ~。
 じゃ、『笑点』とか好きなの?」

と、かなりな頻度で言われるのが困る

あれは落語家が出てるけど、
落語そのものとは別物だから。
(とか言いつつ、見るけど

あと、
「私も落語が好きなの。
 今度一緒に行きましょ」

とか言われて話をしてみると、
まったく趣味が合わなくて困惑することも。

落語だったら、
何でもいいワケではない。

「国立劇場やホールならいいけど、
 寄席や演芸場に行くのはちょっと…」

とか気取ったこと言う女もヤだ。
(実話です。存在するんです。
 そんな「自称・落語好き」が)

もっと言えば、
人とつるまないと落語を聴きに行けないような人は、
真の落語好きではない。

ホントに好きだったら、
ひとりでも行くって

そういう人と落語の話をするのは、
たとえ多少趣味が違っても、
楽しいものです

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