goo blog サービス終了のお知らせ 

私の想い・・・美瑛・京都・横浜・鎌倉・・・・・・

写真と詩や文章で、美瑛と京都、横浜などについて私の伝えたい想いを書きます。                    

観光と農作物としてのブランド価値の両立

2015-02-18 21:46:03 | 文章ー美瑛

 夏になると美瑛には多くの観光客が訪れます。その稀な美しい景観に心が癒される場所であるからです。しかし、この景観がどれだけの人が農作物の生産である畑があるからこ、その景色が作られていることを理解しているのでしょうか。どこの土地でも、観光してその土地の生産物などの美味しいものを食べることも楽しみにしています。豊かな景観の中で育った作物は、その産地の知名度が増すごとにブランド化へつながる可能性を秘めています。関東の人に多いと思いますが、農産品やその加工品が北海道産と書いてあるだけで、きっと美味しいはずというイメージを膨らまして購入する機会が少なくないと思います。その土地が有名になるということは、生産者さんにとってもより良いものを作る張り合いが出るものです。

 しかし、美瑛ではその観光資源としての畑と生産物としての畑の両方を理解している観光客やカメラマンなどは少なく、その乖離が2つの産業の両立への問題になっています。「あの美しい景観で育った作物だから美味しいんだね」と言ってもらえる2つの美「美しい」「美味しい」をもっと多くの人に理解して欲しいと思います。

 この美瑛にはこの土地の景観とそこで生産された作物に惚れて住み着いて料理を提供するオーナーシェフのレストランも数件あります。産地(畑)から直送の新鮮野菜を使った料理は野菜の新鮮だから感じることのできる甘みや旨みを味わうことができます。

 畑に入って荒らしてしまうことは、言わば営業妨害や環境破壊などの犯罪行為とも言えるでしょう。自分だけよければ(無意識な無知な行動もある)は、最近の社会風潮には少なくないことですが、責任ある行動をとってもらいたいと思います。

                        大好きな美瑛のために、そして、はるばる東京へ来る野菜たちのために


残念なこと 哲学の木

2015-02-18 14:59:10 | 文章ー美瑛

 美瑛のシンボル的な存在である「哲学の木」が撮影禁止になっているとのことです。その原因は相変わらず畑に入って写真を撮る観光客やカメラマンです。

 私はかねてから、この景観は畑があり、農作物の生産をしているからこそ、人の心に響く美しい景観であることを言い続けてきました。

 農家さんが火山灰に覆われた土地に、土作りから始まった長年のご苦労があって美味しい農作物を生産できるようになった畑です。


 たつた一人の自分よがりの行動が畑をダメにしてしまいます。この景観を撮影や心で感じることに感謝し、農家さんや自分以外の人たちに思いやりのある行動をしてほしいと強く思います。

 また、写真講習会のプロ写真家やツアーガイドの人たちも、美瑛に限ったことではありませんが、観光地でありがちな環境破壊につながる行為を、その土地にあった歴史やどうして綺麗なのかなどを説明してルールを守る指導をしてください。それが仕事としての責務であると思います。


移住者の人たちの笑顔

2015-02-09 23:28:14 | 文章ー美瑛

 2月8日15:00からHBCテレビ(TBS系)「しあわせの大地 富良野・美瑛に移住した15人のストーリー」を見ました。美瑛に行くと、この土地の美しさや農作物の素材としての素晴らしさに惚れ込んで、宿泊施設を営む人や素材をいかしたレストランを営む人、絵画や陶芸、そして農業に従事している人など、この土地が好きで移住した人たちが少なくありません。テレビを見ていて、誰もがいい笑顔でいることが一番印象に残りました。

 私も、美瑛がいちばん心が安らぐ場所です。テレビに出演していた知り合いの写真家 菊池晴夫さんの写真を見ていると、長い時の流れの中で撮影フィールドが眼の前にあることが、写真を趣味にする私にとっても羨ましく思います。その作品の中でも住んでいるからこそ撮れる虹や冬のダイヤモンドダストなどの自然現象の風景は、にわかに数日滞在して撮れるものではありません。

 私も若い頃は、移住を考えたこともありましたが、いざ住みたいと思ってみると仕事がなくてはと考えてしまいました。単に住むだけでなく目的をもっていなければ住めないと思います。25年以上、時々出かけた美瑛ですが、いつも暖かく迎えてくれる自然と町の人たちがいて心休まる場所です。

 移住する希望は捨てていませんが、そのかよった時間の中で私自身の中で温めているものがあります。ある意味では、好きな町への恩返しでもあり、自分にとっては楽しいことです。それは、何かは今は言えませんが、町の人たちや多くの良き縁ある人たちで実現したいことを目標としています。

 テレビの中で、子どもを地域の人たちみんなで見守っている様子を感じました(以前から感じていましたが)。そのこどもためにも、賑わいのあるまちづくりのために自分の学んだことを活かしたいと思います。


美瑛産の小麦を使った東京の手づくりパン屋さん

2014-12-03 15:41:06 | 文章ー美瑛

東京・JR品川駅南改札口内の駅ナカ店舗で、美瑛産小麦を使ったパン屋を見つけました。店内は他の産地の小麦を使用したものもあるので、美瑛の小麦をブレンドした2種類の名前である美瑛の丘と美瑛の風で使用商品がわかるようになっています。

 東京で、あの美しい景観を創りだす小麦を使ったパンを食べれることは嬉しく美味しいことです。


静かな季節のはじまり

2014-10-18 12:28:07 | 文章ー美瑛

夏からの賑わいも終わり

北の大地の山々の頂きは、すでに冬の季節に入っている。

丘のまわりも秋色に変わり、畑は収穫を終わった土色や秋まき小麦の緑が映える。

秋になると、穏やかな陽射しの差すものの、朝は冷え込む日が多くなる。

時折、冬告虫の雪虫の飛翔を見かけることが多くなり、

あと、数十日で初雪となる。

残った黄色い花のキガラシの畑も、数日で緑肥として土に抄き込まれることだろう。

憩いの場所であるビルケの森も、落ち葉で溢れ季節の進みを感じることができる。

静かな水面には、森と木々が映り

その鏡で秋色を引き立てる。

こうして、黄金色から白い季節へと移り変わっていく。

 

 



光の丘

2014-09-28 21:26:48 | 文章ー美瑛

彩雲

春に美瑛で不思議な雲を見た。

車を止めて、遠くの丘を見ていた時に、

空を見上げると、雲の輪郭が虹色になっていた。

雲のそばで、短い虹色の帯が出ているのは見たことはあるが、

こんな現象は初めてだった。

これは、空気の温度差が雲の上は冷たく、下は暖かい状態で、

そこにおひさまの光があたって、虹色になったのだ。

しかし、この雲の輪郭に沿った彩雲は珍しいものと思われる。

美瑛は春と秋には大きな虹が出ることが多い。

こんな現象もあり、冬のダイヤモンドダストやサンピラーなど

美瑛の丘は、特異な自然現象が多い、光の丘でもある。

 


トマト

2014-09-27 23:22:50 | 文章ー美瑛

ある年の夏、宿の朝食でトマトが出された。

私はトマトがこどもの頃から苦手な食べ物でした。

トマト嫌いな人は少なくないと思う。

朝食でトマトジュースとオレンジジュースを選べる場合は、

オレンジジュースを選ぶ人がきっと多いだろう。

トマトを口にするのは、ケチャップとやっと飲めるトマトジュースぐらいでした。

ところが、この朝食に出されたトマトは違っていました。

出された物はできるだけ食べるようにしているので、口にしてみた。

すると、何と青臭さなど無い、みずみずしいとても甘いことに驚かされた。

それは、想像以上に美味しく、これが本来の味だと実感しました。

都会で買う野菜や果物は口にするまでに早くとも2日以上の時間がかかる。

この美瑛の大地で取れた新鮮な食べ物には、その物本来の味がある。

現地に行って、その土地の物を食べると新たな発見ができることも楽しみのひとつです。

光・水・寒暖の差の大きな恵まれた気候と土づくりなどの農家さんのご努力に感謝します。

 


春を迎える

2014-09-23 10:54:25 | 文章ー美瑛

丘に降る雪の日も少なくなり、陽射しの増える頃。

畑には、スノーモービルの爆音が響き渡る。

純白のキャンバスに渦巻を描くように、走跡には炭粉を撒く、黒い帯が現れる。

おひさまの暖かな陽射しをより強く受け止めて、早く雪を溶かすために。

農家の人は炭で顔を黒くしながら、早く土の見えることを願い作業を続ける。

今年の実りに大きな期待を込めて、白い丘が水墨画の世界になるまで走り廻る。

やがて、溶けた雪の間から眠っていた土が顔を出す。

すべての雪解けが終わる頃には、美瑛の丘には秋蒔き麦の緑と土色の世界に変わる。

こうして長い美瑛の冬は終わる。

 

                 ※この場面に見合う写真がないので、感じたことを文章のみで記事にしました。