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私の想い・・・美瑛・京都・横浜・鎌倉・・・・・・

写真と詩や文章で、美瑛と京都、横浜などについて私の伝えたい想いを書きます。                    

白い季節(ひとりごと)

2015-01-04 22:30:06 | 詩(一般)

シンシンと降る雪

風音だけの静かな時

モノトーンの景色

眠っているような厳しい冬

枝には葉もない

それでも私(哲学の木)は生きている。

暖かな季節の光と水と土から栄養をからだいっぱいに蓄えて、春を待つ

春・夏・秋・冬、繰り返し巡る季節

人が歳をとるように、私も年輪を刻む

私の生命(いのち)は、人の一生よりもすでに長い時を過ぎている

生命尽きるまで、足元の畑の番人として、ここに立ち続ける

これが私のお役目でもある

人には、生きる意味が必ずあるはず

その意味を見つけて、目標に向かって頑張ってほしい



 


春の朝

2014-10-06 21:06:38 | 詩(一般)

 美瑛の母なる山から、朝陽がのぼる。

 その暖かな陽射しが朝霧の丘をやさしく照らしだす。

 麦の小さな新芽は、小さな水滴で輝き、

 やがて、その光は霞を晴らし、すべての畑が顔をみせる。

 空には小鳥たちのあいさつが鳴き響き、春の一日が始まる。


厳冬の美

2014-09-14 09:38:06 | 詩(一般)

母なる山 十勝岳

 

十勝岳は美瑛の母なる山

今も火口から白い噴煙を上げ続ける。

雪を集め、春には雪解け水の恵みを大地に与える。

地中にしみ込んだ水は暖められて温泉ともなって湧いている。

寒い冬でも私たちに心身を癒してくれる。


 

象徴 家族の木


雪原の中に身をよせて冬を越す三本の木

冬のおひさまは低い高さで、陽を照らす。

その光が長い影を作る。

温かな陽射しを浴びて、私たち家族は春をじっと待つ。




誰もいない駅 美馬牛駅


しんと静まる小さな駅

ローカル線は住んでいる人には大切な乗り物

車の運転出来ない人には冬は特に大切な乗り物

都会と違い、数分おきに列車が来ることはありえない。

人は列車の時刻にあわせて、時計代わりに暮らすこともある。

ここは大自然とゆったりと過ごす場所

だから人の心の時間もゆったりと過ぎていく。



陽炎    夕陽の柱


この丘はときどき、きれいなものを見せてくれる。

おひさまが西の彼方に沈んだあとに、

マッチの燃える炎のように

一瞬の火柱となる。



春が来た

2014-09-10 22:47:13 | 詩(一般)

澄み切った青空にひばりが鳴く頃

 

路傍にはフキノトウが顔を見せる。


丘の先には残雪の山々、秋に蒔いた麦はその緑の勢いを増し、


冬に休んでいた土色の畑は、耕した筋が描かれる。

 

農家の人たちは秋の実りへの希望を畑に託し、広い丘に種まきをする。


異なる畑に、異なる作物の種が蒔かれることで、

 

彩りの異なるパッチワークの風景が生まれる。


毎年、繰り返される丘の春の始動。

そして、賑やかな季節のはじまり

                                     


とうもろこし    

2014-09-02 23:49:25 | 詩(一般)

夏の陽射しが雲間から畑に走る。

その光は波のように流れていく

天高く空をめざして伸びる私達

それは、まるで背くらべのように

それを優しく揺らすように

爽やかな風が通り過ぎていく

大地の水と土の栄養を吸収し、

おひさまをからだいっぱいに受け止めて

グングン伸びる。

秋には、美味しいつぶつぶの甘い実をつける。

多くの人の笑顔見たくて、私は頑張る。