BOLIVIA TIMES

青年海外協力隊・環境教育隊員の活動報告と、ボリビアのあれこれをお知らせします♪

ボリビアの食べ物~チチャロンとチチャ~

2011-10-22 22:02:16 | 日記
コチャバンバの公共交通機関はミクロ(バス)か、トゥルーフィー(改造ワゴン車型のものと、乗用車を改造したものがある)。
電車はない。
たまに田舎の方にいくと線路を見かけるけど、電車はもう走っていないんだそう。
採算が合わなかったらしい。

このミクロとトゥルーフィーにはものすごい種類があって、街を縦横無尽に走っているため、これまで行きたいと思ったところにはだいたいこの二つのどちらかを使って行けている。
ただこの二つの乗り物には、どこをどう走っているという公的情報が無いので、人づてにしか聞けないという問題がある。
何番のトゥルーフィーにどこから乗ってどこで降りればいいか、知っている人にめぐりあえればいいけど、
誰も知らない場合は行くのをあきらめるか、タクシーに乗るしかない。
(ただタクシーに乗っても運転手さんが知らないところには行けないけれども。)

私はムユリナという市の北側に住んでいるので、いつも利用しているのはUかBのミクロ。
料金は1.7ボリ(20円弱)。
ただ2ボリを出すとおつりは20センターボ(1ボリ=100センターボ)しか返ってこない。
なぜなら10センターボがほとんど流通していないから。

だったらいっそのこと1.8ボリにしたらいいのに…と思うけれど、みんな文句も言わずに乗っているので、そういう必要もないらしい。
ちなみに学生料金は1ボリで、大人の半額程度なので、ミクロ内が混んでいる時などは学生が手を挙げても止まってくれないという非情な瞬間をよく見かける。

そのトゥルーフィーに乗って、今日はコチャバンバから10キロほど離れたSACABAに遊びに行ってきた。

SACABAはチチャロンという料理が有名らしく、先日同期のボランティアが行ってきて、「なかなか美味しかった!」と言っていたのでアメーバから復活したところで私も友達とリサーチに。

これがそのチチャロン屋さん。LOS CICHALONES ORIGINALESという名前。


店頭の大鍋でグツグツと肉を揚げていて、そこへ注文した品物の名前が書かれたチケットを持っていくとお皿に盛りつけてくれる。




肉の入った鍋もさることながら、それを盛り付けるチョリータさんもすごい迫力。



チチャロンとは、肉に下味をつけて油で揚げた料理のことで、鳥のチチャロン、豚のチチャロン、牛のチチャロンなど、肉の種類は様々。
日本でいうから揚げみたいな感じ。

SACABAでは、チチャロン デ チャンチョ(豚のチチャロン)が有名だということなので、それを一人前注文してみた。

これが一人前。55ボリビアーノス。


豚肉を揚げたものと、脂身をカリッと揚げたものと、豚の皮を揚げたものと、ジャガイモとトウモロコシがどっさり。

二人でも食べきれないくらい。でも味は、評判のお店だけあってものすごーーーーーーーーーーく美味しかった!!
2時くらいには広い店内が満席になっていて、大賑わい。
周りのボリビアーノスたちの中には、一人一皿を平らげているつわものもちらほらいた。

その後、店の近くに桃のチチャを売っている珍しいお店があるというので、そこにも行ってきた。

チチャというのはコチャバンバ特有の飲み物で、日本でいう甘酒、韓国でいうマッコリみたいな感じ。
原材料はトウモロコシで、普通フレーバーはついてないんだけど、そのお店では桃風味のチチャを作っているらしい。

これがそのチチャ。一番小さいサイズで5ボリ。安い!!


普通は白いチチャがオレンジ色。


左の茶色い器がチチャを飲むときに使う専用コップで(木の実でできている)、
チチャを飲むときには、最初にコップにつがれたチチャを少し大地に垂らし、最後にちょっとだけ飲み残してそれをもう一度大地に垂らすというのがルールなんだと友達が教えてくれた。
大地の神様に感謝の意を込めてチチャをふるまうんだとか。

私もいただきました。


これがお店の看板と入口。



とても美味しいチチェリアだったので、コチャバンバにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

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