BOLIVIA TIMES

青年海外協力隊・環境教育隊員の活動報告と、ボリビアのあれこれをお知らせします♪

コンポストづくりをもう一度!

2013-08-26 23:12:33 | コンポスト
環境教育隊員としてボリビア・コチャバンバでボランティアをしていた2年間。

その初めの時期に学校で活動する上で役立ったのがコンポスト作りの知識だった。

「ごみを道端に捨ててしまう」、「分別のシステムや習慣がない」などの問題を改善するための活動には時間もかかるし語学力も高度なものが必要。

しかしコンポストは材料さえそろえばすぐにできる。さらに子どもたちとの共同作業で、目に見える結果も出やすい。

そんなわけで、2011年6月に派遣された後、その年の10月までに3つの学校とコンポスト作りを行うことができた。

ただ、私がJICAの研修で習った“高倉式コンポスト”は、家庭から出た生ごみを投入するための種菌を作るためにモミガラ、米ぬか、ヨーグルト、砂糖などの資材を購入しなければならず、「お金がかかる」というイメージから、その次の年には活動していた学校のうち一校でしか継続されなかった。

また、乾燥した気候のため生ごみの種菌を作る過程で発酵がうまく進まない事態も。

そのため、活動開始のきっかけにはなったものの、結果が出た!とはいまいち言いにくい。

一方、コンポストを作る技術に対する需要自体は、けっこうあるというのが私の受けた印象。

現地では、「授業の一環としてコンポストを作りたい」という理科の先生たちや、「菜園作りと合わせてコンポスト作りもできないか」と検討する校長先生たちとかなり多く出会った。

そういった現地の人たちの声に、日本でちょこっと身に着けた焼けつけの知識しか持たない私は十分に答えることができなかったのだけれど、今回知り合い野方に声をかけていただいて、2日間の堆肥づくり講習を受けに行くことにしました。

場所は三重県とちょっと遠方ですが、せっかくの機会なので正しい堆肥作りについて学んできます。


上田 ボリビアデイ ~Dia de Bolivia en UEDA~

2013-08-26 08:56:18 | BOLIVIA
私が住んでいるのは佐久市。

その隣の隣にある上田市の文化センターで、ボリビアに関するイベントが開かれました。

その名もボリビアデイ!!



これが当日貼ってあったちらし。


上田には、現在100名のボリビア人が住んでおられるそう。

こんな身近な場所にボリビアとのつながりがあったなんて、自分がボリビアに行く前は全然知りませんでした。
知らなかったというより、ニュースとかで出てもあまり興味を持って見てなかったのかも。

主催の上田ボリビア文化協会代表、ヘスス・アルカザルさんは、
福祉センターで毎週金曜日にスペイン語の講座を持っておられるそうなので、
9月から行ってみようかと思っています。
1か月3000円らしい。毎週一回で1時間半の授業です。


ちなみに今回のイベントのことは、先日沖縄で開催されたボリビアイベントで出会った、
〝ボリビア真心バレエ団″のメンバーさんにメールをもらって知りました。





これが真心バレエ団の皆さんのダンス。

一枚目がトバス、二枚目がチャカレラという踊り。

その他、子どもたちのカポラーレスや、


ソンコイマンタバレエ団のみなさんのタキラーリなんていう踊りも披露され、


会場は盛り上がっていました。






更にボリビア料理の試食会もあって、エンパナーダやサルテーニャ、チチャ、モコチンチなどが振る舞われていてびっくり。
私もサルテーニャをいただいてきました。
美味しかった♡





懐かしい味、踊りの音楽、そしてみなさんのボリビアなまりのスペイン語。

とっても懐かしい空間にいたら、ボリビアに帰りたくなってしまいました。




ボリビアから帰国しました

2013-08-24 20:34:06 | 日記
2013年6月26日、ボリビアから帰国しました。

最後の方、忙しくなってしまって全然ブログを更新せず…。
というのも5月になって、一緒に働いていた同僚のやる気に火が付き、
私がAngelaと一緒にまとめてた3Rについて学ぶ小学生向けのワークシートを本にすることになったから。

そもそも出版の話は以前に出ていたんだけど、
原稿だしても忙しいの一点張りで目を通してくれる様子が無かったので、

「私もうすぐ帰るからね。ワークシートの出版はもう時間が無くて無理だから、後任の人に引き継ぐね。」

と断言したら、

「そんなことないわ!」

となってしまったのであった…。


そもそも私の前任の二人が既に計4冊も何かしらの出版物(教科書や教員向けガイドなど)を作っていたので、
最初赴任した時に「あなたも何か作って帰るのよ」と言われたときは、
この上一体何を…これこそ資源の無駄!と思ったのが正直なところ。

ただAngelaと出会って、教科書とか資料はたくさん出ているけど、
先生が直接授業で使えるようなワークシートは無いね、っていう話になって、
結局作らないといけないなら実用性のあるものを…
という思いで活動開始3カ月後くらいからこのワークシートには着手していたので、

「そんなことないわ!」

となってしまった時点で既に出版物の内容自体はだいたいできていたんだけれど、
思った以上に出版までの道のりは大変でした。

完成に至るまで何度も同僚とけんか腰で話し合い、
先生たちにも手伝ってもらって、
なんとか全て完了したのが帰国の一週間ほど前。

なんてギリギリ…。

一昨日くらいに届いたクロスロードに「帰国前の過ごし方」っていう特集が組まれていて、
帰国前にバタバタしないために…みたいなアドバイスがのっていたけれど、
私は見事にバタバタしまくって帰ってきました。

ほんと、無事に帰ってこれて良かったー。
まさかこれで本が出来上がらず、JICAからのお金も降りず…ってなってたら最後悲惨なことになって帰ってくるところだった…。

最後はなぜか同僚とも異常に結束が高まって、
一緒に戦いを切り抜けた同志みたいな気持ちになり、

「あなたのことはずっと忘れないわ」とか、

お互いに涙ぐんだりしてお別れしてきた。

終わり良ければ全てよし。

ちなみにこれが教科書を一緒に作った先生たち。


そして日本語チェックにはコチャバンバに住む日系人の女性、出合美樹さんに大変大変おせわになりました。
美樹さんがスペイン語の面だけでなく、内容についても色々アドバイスしてくださったおかげで、
内容もブラッシュアップできたと思います。

先生たちも美樹さんも、私と同僚が色々無理難題を吹っ掛ける中、
イヤな顔ひとつせず協力してくれました。

自分がボランティアに行ったのに、最後はボリビアの人たちの大いなるホスピタリティに触れて帰ってきた感じがします。



日本では応援してくれた親戚のみなさん、元職場の同僚、友達に久しぶりに再会し、
8月は実家でのんびーり夏を満喫し、そろそろ就職活動します。

というわけで、もうBOLIVIA TIMESではないんだけど、
他の名前も思いつかないので、しばらくこのままでいいかな~と思っております。

たまに目にしてくださっているみなさん、近況報告などしていきたいと思っているので、
今後ともよろしくおねがいします☆