BOLIVIA TIMES

青年海外協力隊・環境教育隊員の活動報告と、ボリビアのあれこれをお知らせします♪

DIFARのホームページが開設しました

2013-10-25 10:35:58 | BOLIVIA
青年海外協力隊OGの瀧本里子さんが設立したNPO法人DIFAR。
以前このブログでもご紹介しました。

2003年よりボリビアのサンタクルス県にある農村を中心に、
地域住民のみなさんの生活向上のために活動を行っている方です。

瀧本さんは最初はサンイシドロ川流域の村々で、
貧困世帯への農業や家畜飼育への技術支援を行っていたということですが、
現在はコマラパ市に続きバジェ・グランデ市でゴミのリサイクルプロジェクトに取り組んでいらっしゃいます。

なんでもコマラパの例を見た市長さんが「うちでもぜひやりたい!」と、
瀧本さんに協力を依頼したのだとか。
その熱意に打たれて、市役所とDIFARが共同でプロジェクトを開始することになったのだそうです。


さて、前置きが長くなりましたが、
そのDIFARのホームページが立ちあがりました。

アドレスはこちらです。
http://difar.jp/

「立ち上がりました」としたのは、まだまだHPとしては未完成な部分があるためですが、
これまでブログしかなかった所からの一歩前進。

と、まるで自分の事のように紹介しているのは、
ひょんなことからHPの立ち上げにかかわらせていただいたから。

ボリビアでのご縁がつながって、日本にあるDIFAR事務所でちょこっとお手伝いをさせていただいています。

DIFARがボリビアでやっていることは、とっても地道で、でも同時にすごく革新的!
そんな活動を少しでも支える手助けをして行けたらいいなと思っています。

HPには、「ラテンアメリカから緑の風」という現地レポートのトピックもあり、
ここに里子さんからの現地レポートが掲載されています。
こちらもぜひぜひご覧ください!




初☆通訳!!

2013-10-23 11:03:33 | BOLIVIA
ボリビアのバジェ・グランデから、
現在行われているJICAの廃棄物リサイクルの研修で来日中のFさん。

DIFARとバジェ・グランデのプロジェクトに関わっている方なので、
9月末から日本に来られていることは知っていたのですが、
その彼が休日を利用して堆肥作りを学びに橋本先生を訪れることになり、
スペイン語を話せる人が必要、ということで、三重県に行ってきました。

ちょうどHP作りの最終打ち合わせもあったので三重に行くことはもともと予定していたのですが、
予定を一日早めて行ってまいりました。

無職の強み。笑
予定はかなり自由に動かせます。

ボリビアから帰ってきて3か月ちょっと、スペイン語がちゃんと話せるか不安でしたが、
Fさんがとっても話しやすい人だったということもあり、
また難しい単語は橋本先生が英語で訳してくださったので、
なんとかお二人の話をつなぐことができました。

ほっ。


大学の頃からいつかしゃべれるようになりたいと思っていたスペイン語。
更にレベルアップできるように頑張ろう!!

国際交流フェスティバル in 佐久市

2013-10-14 10:52:55 | BOLIVIA
10月13日に、佐久市野沢会館で国際交流フェスティバルが開催されました。
ここに協力隊OBの皆さんがブースを出されるということで、
私もボリビア紹介の展示をしてきました。



こちらが当日の様子。

ボリビアの風景、食べ物の写真や、ボリビアで活躍する日本人の紹介などをさせていただきました。
佐久市の方々にボリビアについて知ってもらう機会になればいいな~と思って準備しましたが、
当日は思っていたよりたくさんの人が展示を見てくださってので良かったです!

ウユニ塩湖の塩を試食するコーナーを作ったのですが、
試してみてくださったほとんどの方が

「甘みがある」

「ただしょっぱいだけじゃなくて味がある」

と仰っていました。

ウユニ塩湖の塩。

好評につきビジネスチャンスかもしれません。笑


子どもたちはチャカルタヤで採ってきた貝の化石に興味深々。

その他、スタンプラリーもあったりして、
ブースにはたくさんの子どもたちも訪れてくれました。




その他、パナマやパプアニューギニア、エクアドル等他のOBの方々の展示もあって、
久しぶりに協力隊の雰囲気を思い出した一日でした。

世界地球環境フォーラム2013に参加!②

2013-10-01 23:22:51 | 環境教育
海外に行っていた間、正直言って目の前のことに取り組むことに必死で、
日本の社会問題や、世界の環境問題に目を向けている余裕がなかった。
私がボリビアに行ってる間にブラジルで「リオ+10」の地球環境サミットが開かれていたけれど、
そこでどんな話し合いがなされたか、なんていうことも把握していなかった。
というわけで、今回のフォーラムは、環境分野が今後取り組むべき課題について大まかにざっくりと、
でも最先端の意見を聞くことができるいいチャンスでした。

今回のフォーラムで印象に残った言葉は、
一日目のビデオメッセージでセバン・カリス・スズキさんが仰っていた、

「子どもたちへの愛こそが、世界に革新をもたらす最大のパワーになり得る」という一言。

セバンさんは11年前の1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた環境サミットに参加し、
そこでスピーチを行って一躍有名になった方で、
その後も母国カナダで地道に環境に関する取り組みを進めている人らしい。

その中で感じているのが、「この10年残念ながら事態は良くならなかった」ということ。
そんな現在だけれど、「子どもたちの命が脅かされる世界は作れない」という親たちの愛情に、
今は希望を見出している。と言う意味で、上の言葉でスピーチを締めくくった。


人々の考え方が変わらないと変化は起こらない。

人々を変える要因となり得るのは、
今私たちの世代がなんとかしなければ、
将来自分の子どもや孫たちが地球上で生きていけなくなるという認識の上に立って、
子孫を想いやる愛情。

教育の世界でも、よく「愛」が必要。「結局は愛の問題」と言っていた先輩がいたけれど、
環境問題も結局は「LOVE」っていう言葉に帰結するのかと思うと感慨深かった。

その後のパネルディスカッションでは、
このままの調子でCO2を排出し続ければ、
私たちの子どもの世代には2度、
孫の世代には8度もの平均気温上昇の可能性があるという研究結果が示されて、
正に今私たちがこの問題に対応していかないと孫の世代で危機が起こる事もあり得るので、
「環境問題はずっと先の未来に起こることだ」というこれまでみたいな先送りの姿勢は、
もはや通用しないという議論になっていた。

数年前までは、本当に温暖化は人間の責任か?
地球と太陽のサイクルで温度が上昇してるだけではないのか?

なんていう疑問が出されたり、本も出版されたりしていたけれど、
今回IPCCは報告書の中で、
「温暖化は人間の活動により引き起こされている」ということをほぼ断定したうえで、
その研究結果を発表するらしい。

IPCC報告書について、詳しいデータを知りたい方はこちら。
http://www.climatechange2013.org/

久し振りにアカデミックな雰囲気に触れてとても刺激を受けた2日間でした。