【楢崎皐月(ならさき さつき)】という人( 1899~1974)
いよいよ二上貴夫主宰の「カタカムナ講座」が、26日(金)より始まりますが、まずはこの「ウタヒ文献80首」を解読された楢崎皐月氏ってどのような方なんだろうと思い、いろいろわたくしなりに「相似象学会誌」を読んだり、経歴を知るにおよんで、こんな方だろうとイメージしておりますことを記事にいたします。
まず細かいいきさつ(誰に、いつ、どこでこの文献を見せられたのか等々)はおいおい記事にしますが、今現在わたくしが抱いているイメージをお伝えしておきます。
さて、カタカムナは霊的唯物論であると、鋭く的を得た所感を述べておられる方がいらっしゃいますが、まさにカタカムナは唯物論でもなく、また唯心論でもなく、況してこれを学ぶことによって、超能力やらサイコキネシス等々を獲得できるというような、神秘思想の類でもありません。
ある意味、楢崎皐月氏が、この『カタカムナウタヒ文献』を解読できた所以は、純粋なる科学者であったからこそと思っていますが、わたくしが氏に抱いているそれは、数学者の岡潔氏と似ていて、本当の意味での近代科学精神を体得し、体現した人物ではなかろうかと思っています。
そしてわたくしの言う近代科学精神とは「モノの本質を見極めたいという意欲」「徹底的に真理をつきとめたいという意欲」、この純粋さの意欲を持って、なんらかのかたちで社会に貢献したいという、高潔な精神の持ち主であるということです。
わたくしなどは、まったくもってその純粋さにおいては、爪の垢を煎じて飲ませていただきたいほどですが、「あなたはカタカムナを学んでどうしたいのか」という問いは、まさにわたくし自身が常々いだいているそれであり、内心忸怩たる思いもありますが、また能力不足はいかんともしがたいのですが、出会って共振したそれと真摯に向き合い、内面を見つめ直す(省視する)手立てとして、当面勉強していく過程で、なにかこころに期するものが生まれてきて、それを活用していく以外に術がないような気もしています。
ただ楢崎皐月氏と宇野多美恵氏の共同研究著書「相似象学会誌」という命名の由来は、その万物万象におけるすべての現象事象が、お互いになんらかの形で、相関し合う姿が「相似象」としてあるということに尽きることからの、それであると思いますが、さらにその基本的なパターンとして「渦巻(うづまき」(ウツシ)がキーワードであると、今の時点では思っています。
参考ブログ
※【楢崎研究所】
楢崎皐月氏プロフィール
※楢崎皐月著『静電三法』
※『相似象学会誌』書籍販売(絶版、在庫切れもかなりありますが・・)
ナワ・プラサード
尚、最初の第一首をここに掲げておきます。(まだこれを解説することは、これからの勉強次第であり、26日の講座を再度のとっかかりとして、深く学んで行きたいと思っております)
カタカムナ ヒビキ マノスベシ アシアトウアン ウツシマツル
カタカムナ ウタヒ
