山庭は今、食欲の秋…真っ盛り。
2週間前に吊るした干し柿が
好天続きのお陰で良い感じに仕上がりつつある。
先週末、試しに一つ食べてみたら
上手い具合に渋も抜けて甘くなっていた。
心配していたカビもあまり生えてなく
これならもう少しで良い干し柿になりそうだ。
先週末にはサツマイモも試しに掘ってみた。
最初に出てきた芋が結構大きくて
これならもう収穫できる!と、全部掘りあげたのだが
何のこっちゃない…他はショボかった。(笑)
今思えば、まだ葉が青々としていたので
もう少し待てばもっと大きくなったかも知れない。
でも、すでに掘ってしまったので…あとの祭りだ。(笑)
シイタケも次から次へと生えて来て
またまた巨大なオバケシイタケになっている。(笑)
でも、これが結構食べごたえがあって
バター焼きや天ぷらにすると最高に美味しい。
野性味あふれる温州ミカンも
黄色く色づいたものから順に収穫を始めた。
酸味は強いが…これはこれで美味しい!
そして、今年大収穫だった栗。
うちで栗ご飯や茹で栗にして食べたり
いろいろな人たちにお裾分けしたりした後の残りを
皮付きのまま茹でて冷凍にしているのだが
それでプチモンブランを作ってみた。
作り方はクックパッドのレシピを参考にして
まずは基本の栗ペースト作りから…。
皮を剥いた茹で栗300gに牛乳300cc、砂糖80gを加え
ミキサーにかけてペースト状にしたものを
さらにフライパンで焦がさないように水分を飛ばし
最後にラム酒1さじ1を加えれば
なめらかで美味しい栗ペーストの出来上がり。
タルト台は手抜きで市販のものを使い
内側に溶かしたチョコレートでコーティングした上に
泡立てた生クリーム、さらに栗ペーストを
ぐるぐると渦巻き状に絞って乗せ
最後に飾り用の栗をトッピングすれば完成!
滅多にお菓子作りなんかしない私が
栗を何とか有効活用したいと思い
70歳にして初めて作ったプチモンブラン。
それだけで価値があると思うが…(笑)
さて、そのお味は…?
言うまでもなく、とても美味しかった!
この市販のタルト台のサクサク感と
ちょっぴり感じるチョコレートの濃厚な風味
そして生クリームと栗ペーストのあっさりした甘さが
程よく口の中で溶けあって…もう、最高!
自画自賛はみっともないかもしれないが…(笑)
これは癖になりそうな美味しさだ。
「オバサン…自分で褒めるのは、みっともないですよ!」
そ、そうだよね…面目ない!(笑)
「ボクなんか、こうやって…ただひたすら…」
「オジサンがご飯をくれるのを…」
「干し柿にも目もくれず、待って…」
「ひたすら待って…そうすればきっと…」
「オジサン、出て来ませんねぇ~」
だねぇ~。
やっぱり自分からアピールした方が良いんじゃない?
「そんなみっともないこと…ボクはしません!」
へえ~、カッコつけちゃって!
「わぁ~い!やっとご飯だぁ~」
良かったね。辛抱強く待った甲斐があったね!
「はい!ボクはオバサンみたいに、みっともない真似だけは
しないように、いつも気をつけていますから…」
あ、そう。でも…その食べ方、かなりみっともないよ。
「だって、食欲の秋ですから!」
いいえ、ノラにゃんこは年がら年中食欲の秋です。(笑)