金曜日に自宅から山荘に来て
月曜日にまた自宅に帰る生活パターンの
週末ガーデナーにとって
花の開花や見頃に立ち会えないことも多い。
このシャクヤクもそう…。
月曜日にはまだ蕾だったコーラルチャーム。
金曜日に来てみると、すでにこんなにも開いていた。
優しいピンク色の花びらが今にも散りそう…。
危ない危ない…ぎりぎりセーフか。(笑)
うっすらピンクと白のミックスのシャクヤクも
私がいない間に開花したようだ。
どうもうまくタイミングが合わないな~。
もしかして私のこと避けてる?(笑)
このピンクのシャクヤクもだ。
すでに大輪の花が開いているではないか。
もう少し待ってくれたらいいのに…。
でも、花びらの中心あたりが何だかゴチャゴチャと
もつれ合っているところを見ると
まだ開花して間もないのかも知れない。
少しは庭主の気持ちを忖度してくれたのだろう。
ま、それなら許せるよね。(笑)
それにしても…シャクヤクって
ずいぶん人を振り回してくれるよね。(笑)
蕾から開花するまでは今か今かと気を持たせ
ようやく花が開いたと喜んでいたら
美しい見頃はほんの短い間で
あっという間に萎んで散って枯れていく。
今にも弾けそうなこのシャクヤクの蕾も
おそらく来週末には開花してしまっているだろう。
アリが徘徊しているこっちの蕾は
まだ固そうにギュッと口を結んでいるので
もう少し時間がかかるかも知れない。
昨日はあんなに開いていたコーラルチャームが
今朝見ると花びらを少し閉じている。
そうか…昨日は良いお天気だったが
今日は曇り空でお日様が照っていないからか…。
だったらもう少しは花を楽しめそうだ。
ピンクのシャクヤクも今日は
真ん中の黄色いしべが見えないということは
お天気によって開花の具合を
自分で調節しているのかも知れない。
なあ~んだ、そういうことか…。
限られた自分の命の中で
できるだけ美しさを長持ちさせようと
シャクヤクもそれなりに努力しているのだ。
きっとそうに違いない。(笑)
人間が健康のために食事や運動に気をつけたり
若さと美しさを保つために
アンチエイジングの美容や健康食品に嵌ったりするのと
実は同じことなのかも知れないな…。
な~んて勝手に想像してみる。(笑)
本当のところはどうか知らないけど
そう思うとシャクヤクの開花のタイミングに
うまく巡り合えないことも
あっという間に花が散ってしまうことも
仕方のないことだと諦めがつく。
だって…シャクヤクはシャクヤクなりに
一生懸命美しさを保とうと頑張っていると思うから…。
花の命は短くて…と言うが
私にとってこのシャクヤクの命ほど
短く感じられる花は他にないのはなぜだろう。
それはおそらく花の大きさ、美しさ
そして豪華絢爛な雰囲気がどの花よりも圧倒的だから…
そして何よりも一輪の存在感の重みだ。
もしこれがいっぱい咲いていたら
これほどまでの思い入れはなかったと思う。
要するに、我がガーデンにおいて
数少ない希少価値のシャクヤクだからこそ
これほどまでに期待が膨らむのだ。
そして思い通りにいかないと失望を感じるのだ。
こうして分析してみてよくわかった。(笑)
だったらもっとシャクヤクを増やせばいい。
一つひとつの株を充実させて
花がたくさん咲くようにすればいいだけの話だ。
そうすればたった一輪の花に
こんなに一喜一憂することもなくなるはず…。
じゃあ、頑張るしかないか…(笑)