プリシラ物語

☆☆☆

ブチ切れたって、いいじゃんじゃん。

2004-12-04 21:42:52 | Weblog
とうとう、この時がやってきた。いつものマーケットの不思議な少年・・・。「いや~ん・・・・」発言からも私は少年のレジにしか並ばない。今日は少年のレジ以外はガラガラだった。私は商品を見ているフリをして少年のレジに客がいなくなるのを待っていた。よっしゃ~~今だ!!少年の前に買い物カゴを置いた!「いらっしゃいませぇ~」少年は相変わらず丁寧に・・・そして、若干のオネエ言葉で迎えてくれた。会計が終わり・・・・・・「お箸はお付けしますか?」の「お箸」という部分で少年は思い切り声を裏返してしまった。噴出しそうになったのを堪え「お願いします」と精一杯に答えると、少年がいきなり・・・・「あのぅ~~外はまだ雨降っていますか?」と声を掛けてきたのだ。ビックリしてしまい、私は「ちょっと降っているかな?」と答えるのがやっとだった。「あ~ん良かったぁ~傘、忘れちゃったんですぅ~」見事なオネエ言葉だ!そして、言わなきゃいいのに・・・「男の子だったら、この位の雨は傘なくても大丈夫だよ」・・・って・・・。「はぁ~~い、そうですねぇ~」って返事も何だか切なく聞こえてしまったよ・・・。いつの間にか、大量の買い物の品も全て買い物袋に入れてくれている。ナイスサービスだ!丁寧に礼を言いその場を去った。「ありがとうございましたぁ~またぁ、お待ちしておりますぅ~」って・・・また、来るよ。私って・・かなりの赤面症で顔、真っ赤だったよ。勘違いされてないか?ふと、気づくと・・ジャケットの胸の所のボタンがブチ切れている。ジャケットの中はピタッとしたちょぴり胸が強調されているのを着ていた。誘っているって・・・勘違いされてないか?「男の子だったら・・・」じゃなくて「若いんだから・・・」と言えば良かったんだ!・・・後悔をしながら、人様に気づかれぬ様、ブチ切れた胸のボタンを直す、私であった・・・。

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