ユナイテッド航空オーバーブッキングで乗客引きずり降ろし事件に

ちょっと遅れた話題です。

ユナイテッド航空オーバーブッキングで乗客引きずり降ろし事件

たぶんこの事件は「従業員を大事」にすると同時に「組合に気を使う」という社風がいまだに残っていることです。
不祥事の際にまず会社側の従業員をかばうという姿勢になったのだと考えられます。


それが、今回のようにD/Hクルーの移動を堂々と旅客より優先するという決断につながり
D/H(デッドヘッド）とは、移動のために業務時間中に乗客として飛行機に乗ることで、国内線でも国際線でもよくあることです。

ユナイテッド航空の組合が強いのでしょう、その結果従業員は長く働けられる良い職場環境なので年配のクルーが多いです。
うらやましい話でもありますが・・・・・

今回のユナイテッド航空の事件とは

米時間の先週の日曜日
シカゴ発ルイビル行のユナイテッド航空機内でセキュリティスタッフが「オーバーブッキング（定員超過）」を理由に男性乗客を無理やり引きずり降ろして顔面流血のケガを負わせた事件を受けて、全米中から批判やボイコットの声が集まっています。

ユナイテッド航空は約4万4,000円とホテル代金の支払いを提示したうえで、別の便へ振り替え搭乗してくれる乗客を4名募りました。
しかしこれにイエスと言う乗客が現れなかったため金額を約8万8,000円に上げたがそれでも全員がノーと言ったため、機内から降ろす乗客4名をランダムで選ぶことになり

最初の2名は素直に指示に従ったが、次に選ばれたアジア人カップルの夫の方が降車を拒否。男性は自身は医師であり翌朝に手術があると説明したといいます。

するとユナイテッド航空に呼ばれて集まった3名のセキュリティスタッフが、男性を強引なやり方で立ち上がらせ、顔をぶつけて血を流すのも気にせずに床を引きずって男性を機内から降ろしました。

オーバーブッキングが起きた原因はユナイテッド航空が満席の便に職員4名を乗車させようとしたからだったと言われており、それが批判に拍車をかけています。

なんか後味の悪い事件です。

日本の航空会社では考えられないことですが、これが、ある意味アメリカなんですね。

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