バンコクのメータータクシーにご注意！

タイのタクシーはほとんどが交渉制（目的地を言って値段を交渉する）からメータータクシーに変わってもうかなり年月が過ぎました。
私たち外国人にとっては安くて便利でとても安心です。

ところが最近、悪質なタクシーが増えているようです。

空港でタイ在住の友人がパブリックタクシーで被害に会いました。

パブリックタクシー乗り場のデスクで行き先を告げるとタクシードライバーに一枚、利用者にも一枚、利用案内書のような紙をくれます。
それにはどのタクシーを利用したかわかる、たとえば不正をした場合すぐにドライバーが特定できるように手書きで書かれています。
何かトラブルを防ぐためのものです。

友人はいつもどおりにパブリックタクシーに乗りました。
走り出してすぐにドライバーが、控えの紙をちょっと見せてといったので、なにげなく渡してそのまま返してもらうのを忘れたそうです。

走行中、なんだかやけにメーターがあがるのが早いと感じたけれど、こんなもんかおもっていたら、自宅に到着するといつもの３倍もの料金になっていたそうです。

彼はタイ語ができるのでタイ語で文句を言ったけれど、も聞き入れないし、控えの紙を渡してしまったのでドライバーも強気だし、トランクルームの荷物まで取られても困るので、しかたなくお金を支払ったそうです。

メーターの機械を改造しているようです。
控えの紙を手に入れたらメーターを少ない走行距離で料金を上げるように細工してあるようです。

また別のケースですが友人の経営する「レストラン一馬」であった最近の出来事です

日本人の母親と娘さんが真っ蒼な顔で来店してきて、様子がおかしいので、オーナーの幸代さんが何かありましたか？と尋ねたら

「すごく怖いタクシーに乗ってしまって！」

話を聞くとハイアットに泊まっている人で、ホテルのスタッフが一馬に行くなら歩いて行けると言われたそうです。
それので歩いたところ暑くて疲れてしまったので、インターコンチネンタルからタクシーに乗ったそうです。

ホテルのボーイが車のナンバーを書いてくれたメモもちゃんと持っていて、一流のホテルからタクシーに乗るなら安心だと思っていたところ、なんと４０００バーツも取られてしまったそうです！

ハイアットからはちょっと遠いけど、確かに歩ける距離です。
普通なら５０バーツくらいです。

それが４０００バーツ！

それを聞いて、幸代さんの息子の一馬君が警察に被害届を出してくれました。ボーイがナンバープレートを書いたメモがあったので被害届は出せましたが、お金が戻ってくるのはむづかしいようです。

しかし、現金を４０００バーツも持っていることにもびっくり！

私はほとんど支払いにはカードを使うので、現金はあまり持ち歩きませんが・・・・・・しかし、気の毒です。

運が悪いとしか言いようがありませんが、許せませんね！

空港や買い物先などからホテルに帰る時、こういう場面に遭遇したら支払わずにホテルのボーイに交渉してもらいましょう。
とにかく素早くタクシーを降りてから支払ったほうがいいですね。