中学1年か2年の古文の時間である
春はあけぼのの1.を暗記する宿題がでた
次の授業で皆の前で暗唱するのである
一人ひとり、全員が発表した記憶だ
これだけのために、授業の一コマを使うのである
春はあけぼの、春になると口から飛び出す
やうやう白くなりゆく山際、、紫だちたる、、、
空の色に紫がある事を認識したのが、二十歳の頃
夏は夕暮れ
丸顔の黒縁メガネをかけたおじいさん先生
背が低かったなあ
秋は夕暮れ
秋の雰囲気が上手く表現されていたなあ
さすがあ
冬はつとめて
数年前、行きつけの図書館で
春はあけぼのの「絵本」を見つけた時の感動
心に残る授業、書かれた当時への誘い
美しい文章、連なる思い出
春はあけぼの