*我が家の宝物*

我が家の二女は、ダウン症・・。先天性白内障、心房中隔欠損など、いくつもの合併症も抱えてこの世に生まれてきました・・

交流保育で。

2011-10-30 02:22:48 | 結のこと


 ホントは、『運動会』のことや、毎年恒例の『ハロウィン』のことを先に書きたいのだけど、

忘れないうちに書いときたいことがあって・・・・・

今日はそのことを。それは・・・9月から始めた交流保育のこと。

以前(今の療育園に入園する前、2歳のころ)交流保育で通った保育園ではなく、

今回は、近所の幼稚園。

丁度去年の今頃だったかなぁ~~~。いずれ療育園から一般の幼稚園に転園を考えてたこの頃、

この幼稚園に相談に伺った。(転園するならこの幼稚園がいいなぁ~と思っていたから。。。)

でもね、、、転園するには、そのころの結の発達段階があまりに低いことが気になり、

「まだ転園のタイミングではないかもしれない・・・」と思いつつ面談させてもらった記憶がある。

それに、結と同じ学年には支援の必要なお子さんが多く、これ以上受け入れられない・・・という

園側の事情もあり、結の発達の様子を見ながら、時期を見て『交流』という形からはじめていこう

・・・ということになっていた。

 そして、2学期になったこの時期、ひとつ学年を下げて年少さんのクラスにいれてもらう形で

交流スタート!!

交流保育の目的はそれぞれ違うと思うけど、私のスタンスは、転園が目的ではなく、

とにかく一般の幼稚園児のなかで、ワイワイガヤガヤいろんな刺激を受けてほしい。というとこ。

沢山の模倣体験をしてほしい。地域の子どもたちに少しでも結の存在を知ってほしい・・・。

まぁ、そんなとこかな。

今は月2回くらいのペース。交流の時間はもちろん私が付き添い。

みんな園服を着てて、もちろん親が付き添ってる子どもなんていないのだから、

私服で、母が傍に付き添ってて、まともにしゃべれなくって、変な歩き方(走り方)で、おまけに

メガネもかけてる結の存在は、園児たちにとっては不思議だろう。。。

それでも、入れてもらったクラスでは先生が結のことを上手に説明してくれてるみたいで、

みんな大歓迎してくれる。ちゃんと靴箱まで用意してくれて(名前付きで)・・・。

「今度はいつ来るの?」と心待ちにしてくれてるほどだ。

今回で3回目だったのに、クラスのたくさんの子が「結ちゃん!!」と呼んでくれて、

「一緒に遊ぼう!!」と誘ってくれた。もちろん、マイペースの結さんは勝手気ままに、

行きたいとこにトコトコ・・・。やりたいことを好きなようにやり、あっちへ、こっちへ、

忙しくウロウロ・・・。それでも、何人もついて回ってくれて。。。 ところが・・・

ある事件が!!!

まぁ、そんな大げさなことではないのだけど(笑)

園舎内をウロウロしてた結。あるクラス(年少)のお部屋に入って行き、いつもの調子で

部屋の中をウロウロ探索していたら、そのクラスのある男の子が、

「なんで赤ちゃんがいるの?赤ちゃんは幼稚園来ちゃだめだよ!!」と。

しつこく結に何度も言ってくるが、マイペースの結さん。完全無視(状態)

結についてきてくれた結のクラスの女の子や、私で、説明するも効果なし。

結への攻撃(笑)はさらにエスカレート?

気が付けば、その男の子を筆頭に数人が、「赤ちゃん、帰れぇーーー!!」

そして、「帰れーー帰れーー」の帰れコールの大合唱(笑)

まぁ、この程度の事は私の中では想定内なわけで。(笑)

(結は何か反応するかな??まぁ多分、お構いなし!というか、自分に言われてることの
 意味も分からないだろうからなぁ~~。)

なんて思いながら見守ってたら・・・

突然結が、両耳をふさいで、顔をくしゃくしゃにして、、、「うえぇ~~~~ん

と泣き出したのだ。その泣き顔は、なんとも悲しそうで、悔しそうで・・・。

いやぁーーー親としては何とも切ない場面なんだろうけど、、、

私の心情は・・・悲しいやら嬉しいやら・・・複雑で。

こういう場面で泣いてしまう結の姿は想像もしてなかっただけに・・・

なんだろう??うまくいえないけど、『心の成長』を感じたのだ。

「うんうん、、、育ってる!!結は少しずつだけど心も体も育っていってる!!」

そう思うと、やっぱり嬉しい。

ただ・・・こんな出来事はこれから山のようにやってくるだろう。。。

私がいつも傍に居れば、結が悲しい思いをする前になんらかの手をうってやれるのかもしれない。

でも、それじゃーーーダメ結の強い心は育たない。

誰だって我が子はかわいいから、守ってやりたいと思うだろう。。。

だからと言って、「失敗しないように、悲しい目に合わないように、先回りして守ってやる」のは

なんか違うと思うんだよね。。。

失敗した時、悲しい目にあったとき、どうやってそこを乗り越えるか、、、それを一緒に考えて、

そして見守っていけたらなぁ~~と思う。それは結に対しても、琴に対しても。

 自分で乗り越える力を少しずつ少しずつつけてってほしい。。。

そのためには親として、どんなスタンスで、どう見守っていくのか・・・・・

ずーーーと課題だろうな。ずーーーと悩みながら進んでいくんだろうな。


 結の心の成長を嬉しく感じながらも、なんとも切なく、色んなことを考えてしまう

秋の夜長でごじゃりましたっっ(笑)

 *そうそう・・・・「うぇぇーーーーん」と大泣きした結さんですが。さすがわが子???
  立ち直りも早く、ブランコでビユ~~~ンと風を切って遊んだら、ケラケラケラと大笑い。
  その後クラスに入ってからも、お友達に囲まれ、楽しそうにいっしょにダンシングぅ。
  クラスのお友達にはすっかり名前を覚えてもらった結。
  少しずつ、ほかのクラスのお友達にも知ってもらえるといいな。

 


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うんうん! (natsuママ)
2011-10-30 15:46:28
 
 もうねぇ~、激しく同意。 
 
 私もねぇ、子供が傷つくのは可哀そうだけど、それを先手打って避けるのは良い事と思わないのですよ。
いや、あまりにも露骨な意地悪は見逃しませんけれどもさ。
転ばぬ先の杖、と言うよりも、可愛い子には旅をさせよ、と言ったところでしょうか?
 
 いや、でも「帰れ」コールはキツイ~(/_;)
私なら泣いちゃうかもぉ(T_T) 
よく耐えたねぇママ。
  
 ゆいちゃんが泣いちゃって、そう言う感情が芽生えていると思って嬉しく思うのも良くわかる!
 
 
 なんか、そこらへんの話も今度の懇談会ではしたいなぁと思っていたので、どんぴしゃ!でした(*^_^*)
 
返信する
Unknown (あんぱんまん)
2011-10-30 21:13:06
ママ、交流お疲れ様です。
厳しい状況、想像したら、私もわが子と一緒にオイオイ泣いてしまいそう。
ママ、冷静に結ちゃんのことを見ていて素晴らしいです!!!
結ちゃん、心も育ってる!!そうだわ、そうなんですね。喜怒哀楽があってこそ人生。デスネ!!
返信する
*natsuママさんへ* (nono)
2011-10-31 01:03:58
>激しく同意~~~が嬉しいです(笑)

今回の場面は「帰れ~」の言葉だけをとるとすごくキツイ気がするけれど、母として見ていてもそんな悲壮感漂うものではなかったんです。
なんていうか・・・悪気のない子どもならではの発想と表現?ていうか・・・。そして、「帰れ!」コールに発展しちゃうと、わけもわからずそのリズムみたいのに便乗しちゃう子どもがドサドサっな感じで・・・。でも予想外に結が大泣きしちゃったから、その場の空気は、「あっ○○君が結ちゃん泣かせちゃった!」みたいな感じになっちゃって(笑)まだ3歳の年少さん、頭ごなしに「ダメだよ!」みたいなこと言っても心に響かなきゃ意味がないので、私のとった行動は・・・超大げさな演技?(笑)
「うわぁ~ん、結ちゃん、『帰れ!』って言われて悲しかったんだね~。悲しくて辛くて泣いちゃったんだね~うわぁ~ん。悲しいね~帰れなんて言われたら悲しくてたまらないよね~」的なことを大げさに何度も言ってたら・・・さすがにバツが悪くなったか・・・???その男の子どこかへ消えていきました(笑)

「悲しい」「辛い」「やめて」などの感情を言葉で表現できるように・・・少しずつ少しずつなってってくれたらなぁ~♪と思うのです・・・。

11/1、楽しみにお待ちしてまぁ~す♪
返信する
*あんぱんまんさんへ* (nono)
2011-10-31 01:12:46
ありがとうございます・・・。
なんなんでしょう??私・・・。母として冷たいのかしら??と思うぐらい冷静に観察してました(笑)もし、結を突き飛ばしたりっ!!の危険な状態が起きたらもちろんすぐに間に入ろうとは思ってましたが・・・。
子どもって、年齢が低ければ低いほど、ストレートな表現で、時には残酷だったりしますよね。でも逆にこの時期がチャンス!だと思ったりします。まだ無垢な心のこの時期にたくさんの子どもたちと触れ合えたらなぁ~~~♪って思うんです。結にも、たくさんの体験を通してたくましくなってってほしいなぁ~と思っています♪
返信する
Unknown (ゆう)
2011-11-02 17:57:15
私も激同です!
その場にいたら私だったら、結ちゃんと一緒に泣いちゃいそう。
でも、nonoさんが、悲しい反面、うれしい気持ちもめちゃわかったよー。
結ちゃん、悲しい気持ちになったってことは、
相手の行動を理解できたってことだもんね、これは大事。

でも、その子も、ただ主張したかっただけで、悪気はなかったんだろうね。
例えば、その子に弟がいて、
その子「OOはなんで幼稚園行かないの?」
ママ「OOはまだ赤ちゃんだから行かないのよ」
その子「じゃ、いつから行くの?」
ママ「そうねー、XXとお話しできるようになってからよ」
それで、うまくしゃべれない=赤ちゃん=幼稚園行けない、って思考のできあがりだもんね。
その後の、大合唱の意味はわからないけれど。
幼児ってそんなん?まだ、親歴1年未満だからよくわからない。
小学校ぐらいからはありそうだけど、こちらは悪気があって。

しかし、nonoさんはやるねー、
ほんとは辛い気持ちも大きかっただろうけど、
どこかにそれをおいといて、いつもながら見事な対応。
それに比べると、全く、私は親として人間として、どうなんやろう?と思います。
結ちゃんと同じで、私も、もっともっとたくさん色々と経験しなければ。
ちなみに、うちも過保護はしない主義。
過保護にしてると、危険回避能力も育たない。
致命傷にならない、怪我や失敗はするだけお得、人間力もそれだけ上がると思っています。
返信する
*ゆうさんへ* (nono)
2011-11-07 00:45:17
『激同』ありがとぉ~(笑)

幼児期の経験!!どんなこともすべて大事!!だなぁ~と思ってます。
園児たちの行動や、言動はなんとなく想像つくんだよね~~~。だから大体のことは想定内(笑)な感じです。

ゆうさんが言うように・・・
「致命傷にならない怪我や失敗はするだけお得!!」
ほんと、その通りだよね~~。

私も結とともに成長せねば!!です。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。