パニック発作が起こってしまうと、強い恐怖
や不安
を感じてしまって、取り乱しがち。
発作は必ず治まり、死ぬ事はないということを理解し、どう対処すればいいかを知っておくと いざというときに安心です。
腹ばい又は前かがみの姿勢をとる
こうするとハアハアと胸でしていた呼吸が自然に腹式呼吸になり、過呼吸を防ぐとともに、自律神経が安定し、動悸や息苦しさなどの症状が治まります。
電話で親しい人に声をかけてもらう
両親や家族など、親しい人にすぐ
電話をかけ、「大丈夫」と声をかけてもらいましょう。
発作は数分から数十分で治まるものです。
「じきに治まるから大丈夫」「それまでこうして話をいるからね」と励ましてもらうと、不安が治まり、冷静さを取り戻します。
アロマテラピーの香りをかいで深呼吸
ローズやラベンダーなどの
精油(エッセンシャルオイル)の香りをかぐと、鼻の粘膜から香りの信号が脳に届き、不安が鎮まることが分かっています。
ハンカチなどに1~2滴
たらしたら香りを吸い込み、深呼吸してみましょう。
息を吐くときは、リラックスをつかさどる副交感神経の働きが活発になり、自律神経が安定して症状がやわらぎます。
冷たい水を飲む
不安に翻弄されそうになったら、冷たい水を飲んで気分転換を。
パニック発作は、もともと温度上昇
によっても起こりやすくなります。
温度が上昇する5月~7月に、もっとも発症が多くなったり、電車や映画館の人いきれの中で発症しやすいのはこのため。
冷たい水で冷やされる事で、発作が治まりやすくなります。
リラックスできるツボを押す
気分をリラックスさせるツボを押しながら
、「大丈夫、大丈夫」と気持ちを静めます。
手の甲側の親指と人差し指の間の指のまたで、押して痛む「合谷」や、手首内側で
小指の下の骨と腱の間にある「神門」、手首内側のしわからひじ側に指3本分離れた真ん中の「内関」などがおすすめ。