咲-Saki- 第151局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第150局 「追走」 感想)
前回、「普通の麻雀」をもって連荘を重ねた咲さん。だが、絶好の追い上げムードを末原さんによって潰されてしまった。2位の臨海との点差が42600点もあるなかで、咲さんの親番は残り1回。
依然として清澄のピンチは続いているけれど、より厳しくなったのはまたダンラスとなってしまった爽だろう。

打
で末原さんの満貫に振り込んだ爽。勝ち抜け圏内から6万点ほどのビハインドを抱えている現状ではそうそう簡単にオリることは出来ないうえに、圧倒的な速度で和了りを狙ってくる末原さんがこのうえなく厄介な存在だ。
だからこそ、そう多くはない和了りの機会を逃さずにここぞというポイントで和了っておきたい。そうして、迎えた親番。













ドラ
この配牌からドラの
をツモってきた爽はここを好機と見るやフリカムイを召喚する。

「羽ばたきで起こした突風のみで木々や家を吹き飛ばす」という伝承に由来するとおり、フリカムイの及ぼす効果は「手牌にある自風以外の風を呼び込む」、つまりは他家の風を荒らすというもの。自風牌や場風牌を呼び込む明華の能力の方が使い勝手は良いけれど、状況次第では染め手やトイトイにつなげやすいフリカムイの能力は恐ろしい火力を生み出すことも期待できる。
爽の目論み通り、悪配牌から風牌を呼び込むことでみるみるうちに混一混老対々ドラドラの手を聴牌。
爽の能力は打点が高くなるものばかりで怖いね。和了られたら倍満クラスは覚悟しなきゃいけないし、基本的に自分でツモって和了れてしまうものが多いからなぁ。現状、有珠山は最下位だけれど、個人収支でいえば爽は+34000点の大トップ。和了率は末原さんが圧倒的だろうけど、親の倍満と数え役満はやはり大きいね。

4枚目の
をツモってきた爽は末原さんの
手出しを見て、暗槓を選択。ドラも乗り辛いこの形での槓に大きなメリットはないけれど、爽が警戒した通り、
待ちで末原さんは聴牌していた。
だが、英断にも思えたこの槓によって増えた槓ドラの
が












咲さんのこの手にモロ乗り。槓ドラが乗らないことに定評のある咲さんだけど、他家の槓ならドラが乗ることもあるんだね。そして、その直後注文通りの
が咲さんの手に入り役なしドラ4を聴牌。

和におもちを押し付けられて赤面する咲さんがかわいい。これはもうのどっち確信犯でしょう...w完全に当てにきてます。マシュマロ顔負けの柔らかいおもち。ありったけの夢が詰まっていないとこうも柔らかいおもちにはなりませんからね。胸と書いて夢と読む。まさに理想胸であった。
さて、「普通の麻雀」なら和の言うようにリーチせずにはいられない手牌。親の爽の仕掛けは脅威だけれど、残り局数と点差を考えたらここでの勝負は引けない。
だが、咲さんはこの聴牌をダマに取る。












ツモ
ドラ

そして、次巡に咲さんが引いてきたのは和了牌の
。ツモドラ4で満貫。リーチ掛けてれば一発もついて跳満だったね。...なんてそこでこの局が完結するわけがない!「咲さんの麻雀」はここでは終わらないのだ。

咲さんは
での和了りを拒否して
を暗槓。「普通の麻雀」ではあそこでリーチを――牌を曲げていた。でも曲げられない信念がある。嶺に咲く花のように――それが宮永咲の原点なのだから。風に舞う花弁の美しさといったら言葉も出ないよ...。

開花を待つ花のように嶺上牌に眠っていた残り1枚の
を咲さんが掴み取り、卓上に可憐な花が咲き誇る。これが宮永咲だ!と言わんばかりのインパクト。花屋の店先に並んだいろんな花を見ていた人も思わずそのかわいさにナンバーワンとつぶやいてしまうレベル。宇宙一かわいいよ、咲さん。
ついにきましたよ。大将戦初の咲さんによる嶺上開花。信じていましたとも。 困難な状況が続き、前途が不安な状況でも、それを耐えしのぎ暗雲の外に出れば蒼天が広がっている。暗雲低迷でも雲外蒼天とはよく言ったもの。晴れない雲はないのだから。
ずっと封じられていたからこそ、今回の嶺上開花には最高のカタルシスがあった。いつかはぶつかると思っていたメンタル的課題を一つ乗り越えた結果としての「普通の麻雀」。そして、「普通の麻雀」によって作った流れから和了って見せる嶺上開花の切れ味は凄まじいね。
今回の咲さんの倍満ツモによって、点数状況は姫松:122700点(+11400点)、臨海:121800点(-48500点)、清澄:99200点(+11100点)、有珠山:56300点(+26000点)。
咲さんの怒涛の追走で、清澄の2位浮上が完全に射程圏内に入った。一方で、フリカムイまで使ったというのに親かぶりでまた大きく後退した有珠山はかなり厳しくなったね。フリカムイの効果がまだ持続していたとしてもドラが
だったりと今回のような好条件はそうそうあるものでもないだろうし。
さて、そろそろネリーくんもこのままというわけにもいかない点差になってきた。うかうかしていると3位後退なんてこともありうる。「決勝戦もちゃんと勝つから 大将戦だけは本気でやらせて」と言った手前、このままでは終わらせる気はないのでしょう?
次回は12/4発売号で掲載予定。1位~3位までの点差が縮まってきたここからが本当の天王山になりそうだ。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第150局 「追走」 感想)
前回、「普通の麻雀」をもって連荘を重ねた咲さん。だが、絶好の追い上げムードを末原さんによって潰されてしまった。2位の臨海との点差が42600点もあるなかで、咲さんの親番は残り1回。
依然として清澄のピンチは続いているけれど、より厳しくなったのはまたダンラスとなってしまった爽だろう。

爽
打

だからこそ、そう多くはない和了りの機会を逃さずにここぞというポイントで和了っておきたい。そうして、迎えた親番。















この配牌からドラの


フリカムイ
「羽ばたきで起こした突風のみで木々や家を吹き飛ばす」という伝承に由来するとおり、フリカムイの及ぼす効果は「手牌にある自風以外の風を呼び込む」、つまりは他家の風を荒らすというもの。自風牌や場風牌を呼び込む明華の能力の方が使い勝手は良いけれど、状況次第では染め手やトイトイにつなげやすいフリカムイの能力は恐ろしい火力を生み出すことも期待できる。
爽の目論み通り、悪配牌から風牌を呼び込むことでみるみるうちに混一混老対々ドラドラの手を聴牌。
爽の能力は打点が高くなるものばかりで怖いね。和了られたら倍満クラスは覚悟しなきゃいけないし、基本的に自分でツモって和了れてしまうものが多いからなぁ。現状、有珠山は最下位だけれど、個人収支でいえば爽は+34000点の大トップ。和了率は末原さんが圧倒的だろうけど、親の倍満と数え役満はやはり大きいね。

カン
4枚目の




だが、英断にも思えたこの槓によって増えた槓ドラの














咲さんのこの手にモロ乗り。槓ドラが乗らないことに定評のある咲さんだけど、他家の槓ならドラが乗ることもあるんだね。そして、その直後注文通りの


咲和
和におもちを押し付けられて赤面する咲さんがかわいい。これはもうのどっち確信犯でしょう...w完全に当てにきてます。マシュマロ顔負けの柔らかいおもち。ありったけの夢が詰まっていないとこうも柔らかいおもちにはなりませんからね。胸と書いて夢と読む。まさに理想胸であった。
さて、「普通の麻雀」なら和の言うようにリーチせずにはいられない手牌。親の爽の仕掛けは脅威だけれど、残り局数と点差を考えたらここでの勝負は引けない。
だが、咲さんはこの聴牌をダマに取る。
















そして、次巡に咲さんが引いてきたのは和了牌の


信念
咲さんは



嶺上開花
開花を待つ花のように嶺上牌に眠っていた残り1枚の

ついにきましたよ。大将戦初の咲さんによる嶺上開花。信じていましたとも。 困難な状況が続き、前途が不安な状況でも、それを耐えしのぎ暗雲の外に出れば蒼天が広がっている。暗雲低迷でも雲外蒼天とはよく言ったもの。晴れない雲はないのだから。
ずっと封じられていたからこそ、今回の嶺上開花には最高のカタルシスがあった。いつかはぶつかると思っていたメンタル的課題を一つ乗り越えた結果としての「普通の麻雀」。そして、「普通の麻雀」によって作った流れから和了って見せる嶺上開花の切れ味は凄まじいね。
今回の咲さんの倍満ツモによって、点数状況は姫松:122700点(+11400点)、臨海:121800点(-48500点)、清澄:99200点(+11100点)、有珠山:56300点(+26000点)。
咲さんの怒涛の追走で、清澄の2位浮上が完全に射程圏内に入った。一方で、フリカムイまで使ったというのに親かぶりでまた大きく後退した有珠山はかなり厳しくなったね。フリカムイの効果がまだ持続していたとしてもドラが

さて、そろそろネリーくんもこのままというわけにもいかない点差になってきた。うかうかしていると3位後退なんてこともありうる。「決勝戦もちゃんと勝つから 大将戦だけは本気でやらせて」と言った手前、このままでは終わらせる気はないのでしょう?
次回は12/4発売号で掲載予定。1位~3位までの点差が縮まってきたここからが本当の天王山になりそうだ。
おもちうらやましいいいい
最高だった
役満かでかい手連発しないとやばい。。
あの爽が末原なんかに負けるのか。。負けてほしくない。。
でも親番も終わってしまったからさすがにきついか。。
今回の話読んでてなぜか2回戦で末原に負けたトヨネの泣き顔と霞さんの顔を一瞬思い浮かべてせつなくなったマジで。。
とりあえず爽はよくがんばった、しゃーない。
咲とネリーは確実に末原に勝って!たのむ!
やっぱり咲さんのリンシャンはわくわくするな
その力発揮後にいかに咲さんが耐えることができるかってのもみたいきがするなぁ。
こういう状況って追うより追われる側の方が緊張感を覚えるものだと思うのだが、平然としている末原さんと未だ牙を見せず不敵に笑うネリーの強者感。でもメタで見ると末原さんのは
メタで見ると末原さんの敗北フラグがすごい。3連戦、3年生、やりきった感、ラス親...etc
私は待ってる!