咲-Saki- 第138局 「好機」
以下、本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第137局 「辛抱」 感想 )
前回、最後の親番でドラのをツモり、チートイドラ2の1向聴まで手を進めた由暉子ちゃん。ここから3向聴の一般手の可能性を残して、生牌のを切るよりも生牌ではない切りでチートイに決め打ちをする。
由暉子ちゃんの捨てたをダヴァンがチーしたことで、場にが一枚出たことを確認する由暉子ちゃんですが、赤4枚の今年のルールでは残るはが2枚。
枚数を重視すれば切りですが、この時点ではチートイドラ2なので、赤ドラが1枚入ってツモれば跳満、更にリーチをかけて一発なら倍満まで手が伸びるこの牌姿、由暉子ちゃんとしては今の絶望的な点差を少しでも縮め、大将戦を控える爽の負担を少しでも軽くするためには高く仕上げたいですよね。この場面で「先輩たちが決勝にいけますように」と祈るところは由暉子ちゃんらしい。
その祈りに応えるかのように1向聴から、待ち牌として丁度いいとを順調にツモる由暉子ちゃん。ボロボロだった配牌から7巡目で七対子ドラ3聴牌とはこの局、まさに好機ですよ。
残り6600点ではダヴァンが1副露しているのも怖いし、ダマでも親満(12000点)が確定しているこの状況ならダマを選択するのもありかもしれませんが、この局は勝負所。ここは奥の手を解放する時でしょう。
奥の手は左手...!?確かに全国編の最終話のEDで左手は光り輝いていましたけど、突然の左手発動には正直驚いたなぁ。この左手の文字は「腕」を意味するフェニキア文字。調べてみると343ページ目に描かれているもうひとつの文字は「窓」を意味しているようです。
2回戦で対局しているダヴァンと既にこのことを調査済みの絹ちゃんは普通に「はい」と答えているけど、和が「えっ...はい」と戸惑っているのが相変わらずですね。
能力は置いといても由暉子ちゃんが突然左手を使うことも知らなかったのか...。絹ちゃんの情報によると、由暉子ちゃんは今までの対局で地区大会・全国含めて1日に一局は左手を使用し、その局に必ず満貫以上を和了っていて、2回戦でも倍満を和了っているというわかりやすいデータがあるというのに。まぁ、仮に知っていても全く考慮にいれないのであればそれほど差はないし、それが原村和というキャラのアイデンティティーでもあるのでしょうけれど。
親のリーチを受けてオリを選択する和に対して、由暉子ちゃんの能力を知っているダヴァンが2副露で再びデュエルを仕掛ける。2回戦でも倍満を和了っている左手モードの由暉子ちゃんに勝負を挑むのは危険な気もしますが、2回戦では1発ツモだったようですし、臨海は残り5600点の有珠山をトバせば1位で決勝進出。高い手を和了られて息を吹き返されるよりは勝負を挑むというのもまた一つの選択肢ですよね。
「そは荒野に水湧き出て砂漠に川流るべければなり・・・!!」
イザヤ書の35章6節の言葉を諳んじ、
裏が乗って倍満まで手が伸びるとは...。これは成香ちゃんでなくても「すてきです」と言いたくなってしまう和了り。由暉子ちゃんの名前にもある「暉」という漢字は光や輝きを意味する言葉。「1日に1回くらいは輝くツモがくる」というのはなるほど、すばらです。
和了形の牌姿でとがそれまでの並び方からわざわざ並び替えられていたのには何か意図があってのものなんでしょうか。
続く、南1局1本場は前局とはうってかわっての好配牌。が対子でドラのが2つに赤が1つのインスタントマンガン。親倍(24000点)を和了った直後にこの配牌、反撃を開始するにあたって心が躍るところですが、冷静さを忘れない由暉子ちゃんはさすがですね。
マタイによる福音書26章41節の言葉。誘惑の前でも油断せずにいつも心から祈ること、気持ちは高まっていても肉体は弱いのだからと説いているこの言葉、勝負事においてこれほど大事な教訓もないのではないかと思うほどの考え方です。
大きな一撃のおかげでとりあえずの窮地からは脱出できましたが、少なくとも今までは1日に1度しか使っていない「左手」をすでに使用していますし、点差はまだまだありますので全く油断は出来ませんよね。ここからの更なる反撃に期待したいところです。
次回は2/20発売号で掲載予定。いやー次回も掲載されるとは嬉しい。
今回は爽のポーズがとてもかわいかった...。
以下、本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第137局 「辛抱」 感想 )
前回、最後の親番でドラのをツモり、チートイドラ2の1向聴まで手を進めた由暉子ちゃん。ここから3向聴の一般手の可能性を残して、生牌のを切るよりも生牌ではない切りでチートイに決め打ちをする。
由暉子ちゃんの捨てたをダヴァンがチーしたことで、場にが一枚出たことを確認する由暉子ちゃんですが、赤4枚の今年のルールでは残るはが2枚。
枚数を重視すれば切りですが、この時点ではチートイドラ2なので、赤ドラが1枚入ってツモれば跳満、更にリーチをかけて一発なら倍満まで手が伸びるこの牌姿、由暉子ちゃんとしては今の絶望的な点差を少しでも縮め、大将戦を控える爽の負担を少しでも軽くするためには高く仕上げたいですよね。この場面で「先輩たちが決勝にいけますように」と祈るところは由暉子ちゃんらしい。
その祈りに応えるかのように1向聴から、待ち牌として丁度いいとを順調にツモる由暉子ちゃん。ボロボロだった配牌から7巡目で七対子ドラ3聴牌とはこの局、まさに好機ですよ。
残り6600点ではダヴァンが1副露しているのも怖いし、ダマでも親満(12000点)が確定しているこの状況ならダマを選択するのもありかもしれませんが、この局は勝負所。ここは奥の手を解放する時でしょう。
「左手を使ってもいいでしょうか」
奥の手は左手...!?確かに全国編の最終話のEDで左手は光り輝いていましたけど、突然の左手発動には正直驚いたなぁ。この左手の文字は「腕」を意味するフェニキア文字。調べてみると343ページ目に描かれているもうひとつの文字は「窓」を意味しているようです。
2回戦で対局しているダヴァンと既にこのことを調査済みの絹ちゃんは普通に「はい」と答えているけど、和が「えっ...はい」と戸惑っているのが相変わらずですね。
能力は置いといても由暉子ちゃんが突然左手を使うことも知らなかったのか...。絹ちゃんの情報によると、由暉子ちゃんは今までの対局で地区大会・全国含めて1日に一局は左手を使用し、その局に必ず満貫以上を和了っていて、2回戦でも倍満を和了っているというわかりやすいデータがあるというのに。まぁ、仮に知っていても全く考慮にいれないのであればそれほど差はないし、それが原村和というキャラのアイデンティティーでもあるのでしょうけれど。
親のリーチを受けてオリを選択する和に対して、由暉子ちゃんの能力を知っているダヴァンが2副露で再びデュエルを仕掛ける。2回戦でも倍満を和了っている左手モードの由暉子ちゃんに勝負を挑むのは危険な気もしますが、2回戦では1発ツモだったようですし、臨海は残り5600点の有珠山をトバせば1位で決勝進出。高い手を和了られて息を吹き返されるよりは勝負を挑むというのもまた一つの選択肢ですよね。
「そは荒野に水湧き出て砂漠に川流るべければなり・・・!!」
イザヤ書の35章6節の言葉を諳んじ、
裏が乗って倍満まで手が伸びるとは...。これは成香ちゃんでなくても「すてきです」と言いたくなってしまう和了り。由暉子ちゃんの名前にもある「暉」という漢字は光や輝きを意味する言葉。「1日に1回くらいは輝くツモがくる」というのはなるほど、すばらです。
和了形の牌姿でとがそれまでの並び方からわざわざ並び替えられていたのには何か意図があってのものなんでしょうか。
続く、南1局1本場は前局とはうってかわっての好配牌。が対子でドラのが2つに赤が1つのインスタントマンガン。親倍(24000点)を和了った直後にこの配牌、反撃を開始するにあたって心が躍るところですが、冷静さを忘れない由暉子ちゃんはさすがですね。
「誘惑(まどわし)に陥らぬよう目を覚ましかつ祈れ 実に心は熱すれども肉体弱きなり」
マタイによる福音書26章41節の言葉。誘惑の前でも油断せずにいつも心から祈ること、気持ちは高まっていても肉体は弱いのだからと説いているこの言葉、勝負事においてこれほど大事な教訓もないのではないかと思うほどの考え方です。
大きな一撃のおかげでとりあえずの窮地からは脱出できましたが、少なくとも今までは1日に1度しか使っていない「左手」をすでに使用していますし、点差はまだまだありますので全く油断は出来ませんよね。ここからの更なる反撃に期待したいところです。
次回は2/20発売号で掲載予定。いやー次回も掲載されるとは嬉しい。
今回は爽のポーズがとてもかわいかった...。
後者だった場合連荘でも能力は継続することになるのでYHVHが完成するまで後二回能力が発動しそう
>いずれのフェニキア文字も該当するヘブライ文字が存在します。
なるほど、yhvhで「ヤハウェ」につながるんですね。気づきませんでした。情報ありがとうございます。もしそうならまた能力が発動される可能性もありえますね。
そりゃ強いわけだよね
まさかこういう風に仕込んでくるとは凄い
咲のピンチですぞ
山が高ければ高いほど嶺に咲く花は美しく咲き誇るのです。ゆえに清澄の対戦相手もまた強くあって欲しいというのが僕のスタンスです。それに咲さんはもちろん清澄のみんなはピンチを乗り越える強さを持っていますし、心配などしておりません。