咲-Saki- 第193局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第192局 「神速」 感想)
前回、東1局から怒涛の勢いで連荘のヤマを築いていく優希を前に、突如として霧を纏い始めた阿知賀女子の先鋒・松実玄ちゃん。
照によれば、準決勝終了後の淡の周囲にも霧みたいなものが立ち込めていたらしく、それはおそらく穏乃と闘った影響に因って発生したものであるのだとか。
しかし、今回玄ちゃんが纏っている霧はそれともまた少し性質が異なっているようで...。
なのに「同じ相手をまた見るには時間をあけないといけない」という制限があるため、玄ちゃん相手に今回照魔鏡は使えない。ゆえに、あの照を以ってしても、この「霧」の正体を掴むことができないでいた──。
ふむふむ。正直なにを言ってるのかは全く分からないのだが、わざわざ穏乃を引き合いに出したということは、穏乃の力が玄ちゃんに何かしらの影響をもたらしていると考えた方がよいのかな。
穏乃が以前に言っていた通り、トーナメント表を山に見立てると決勝戦は頂上(=山の深い所)になるので、穏乃の力は今までにないほど強力になっているだろうし、先鋒戦はおろか他のチームメイトたちにまで穏乃の力が及んでいそうな気もする。
個人がチームにもたらす力。それは、誰ひとり個人戦に出場せず、これまでにも何かと「総合力」が強調されてきた、阿知賀女子らしい戦い方と言えるのかもしれません。もしそうだったら阿知賀は決勝戦の台風の目になっていくのかもなぁ...。
○東1局 4本場 親:片岡優希 ドラ:
とは言え、照たちにとって現状最大の脅威は、4連続和了で大量のリードを築き、なおも親番を続行している清澄の一年生・片岡優希。彼女の猛連荘を止めないことには、当然「優勝」はありえない。
ツモ
3巡目、この形から切りで手を進めたい照だが、
既にチャンタ決め打ちで2副露の優希を警戒をし、切りでガイトさんのアシストをすることに。
さらっと「智葉さんに和了ってもらうしかないか──」なんて言ってるけど、を打てば優希が鳴き、ならガイトさんの手が進む、ということを当たり前のように察知している照はやはり怪物だよね。もう、このレベルでは驚いたりしないけど...笑。
それよりも驚くべきは、やはり日本1位と3位に共闘を結ばせる優希の目覚ましい成長ぶりの方である。優希の最も得意とする東1局とはいえ、準決勝で圧倒的なワンサイドゲームを披露したあの照にまさかここまでの苦戦を強いるとは...。本当に末恐ろしいじぇ...。
しかし、照のアシストを受けるガイトさんは順調に鳴きで手を進め、優希を追い抜き、ついに先制聴牌へ!
加えて、アシスト寄りだった照も聴牌に辿り着き、優希の連荘阻止体勢を整えてしまった。
ポンで追いつくも、待ち牌であるをガイトさんに3枚占有されている優希には厳しい展開になるが...
意外なことに、この局、他家の聴牌を躱し見事に和了りきって見せたのは、阿知賀が誇るおもちマスターの松実玄ちゃんなり!
ツモ ドラ
タンヤオツモドラ7の4本場で、4400・8400!相変わらず、えげつない和了り方だこと...笑。
もちろん、霧を身に纏い始めた段階で何かやってくれるんだろうという期待感はあったのだけど、直前まで照たちに勘付かれず、こんなに大きな手を張っていたとは驚き。
何もかも察していそうなあの照でさえもに手を掛けていたからなぁ...。あのまま飛び込んでいたら倍満が直撃していたと思うと、ホント背筋が凍るよね...。
もしかして、穏乃が玄ちゃんにもたらした霧って、聴牌気配が察知し辛くなるとかそんな効果があったりするのかな?考えすぎかもしれないけど、和了り形はいつも通りのドラ爆で特別な点はなさそうだし、「霧」の本来的なイメージからもそんな気がしなくもない。
今回の照を見ていると、ガイトさんの1000点に差し込めることはわかっているのに、玄ちゃんの聴牌気配に直前まで気付けていないのもなんだか意味深だし、もし手牌読みを困難にさせる効果があるんだとしたら、超高火力プレイヤーの玄ちゃんにはかなりの武器になると思うな。知らんけど。
また、ガイトさんによれば、玄ちゃんの配牌はドラをツモると手が進む形の2向聴だったのだとか。
というか、この人マジで言ってるのか...。そりゃまだ数巡のうちの和了りだから、開かれた手と捨て牌から逆算すればある程度は配牌を予測できるけど、「ツモった牌はアレとアレとアレ」と言ってるってことは、他家がツモってきた牌をどこに入れているのか記憶してるんだよね....。完全にヤバイ人じゃん!(※褒めてます)
でもまぁ、そんな異常な洞察力を有するガイトさんを以ってしても、手を開くまで、玄ちゃんが大物手を張っていたことに気付いてなさげだった感じなので、「霧」の効果は聴牌気配を隠すという説はあながち間違っていないのかもしれない...。
さて、圧倒的な連荘劇で他家を突き放してきた優希の親番もここでついに打ち止め。
そして、その連荘を止めたのは、ここまで全ての局でドラを支配し、ドラ占有率100%という驚異のデータを叩きだした阿知賀の松実玄。ドラの語源でもあるドラゴンを常に手元に侍らせる彼女をある者たちはこう呼ぶのだった──。
「阿知賀のドラゴンロード.......!!」と。初めて咏さんからこの「異名」を聞いた頃が懐かしくなる演出で大変すばらだったなぁ...。
さぁ、"竜王"の大きな一撃は、"東風の神"の勢いを完全に打ち砕くことが出来たのか。
清澄:168700点、阿知賀女子:91500点、臨海女子:69900点、白糸台:69900点となった点数状況で、ここからどんなドラマが待ち受けているのか。照やガイトさんの本領発揮にも期待したい!
.......ところですが、10/25に単行本の18巻が発売される関係で、次号から2ヶ月と少しの間休載をはさみ、次回は10/19発売号で掲載予定です。
単行本を楽しむために 一旦お別れ。(ヤンガンに)帰ってくる日を楽しみに 私は待ってる!
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第192局 「神速」 感想)
今週の扉絵は玄ちゃん
前回、東1局から怒涛の勢いで連荘のヤマを築いていく優希を前に、突如として霧を纏い始めた阿知賀女子の先鋒・松実玄ちゃん。
照によれば、準決勝終了後の淡の周囲にも霧みたいなものが立ち込めていたらしく、それはおそらく穏乃と闘った影響に因って発生したものであるのだとか。
しかし、今回玄ちゃんが纏っている霧はそれともまた少し性質が異なっているようで...。
なのに「同じ相手をまた見るには時間をあけないといけない」という制限があるため、玄ちゃん相手に今回照魔鏡は使えない。ゆえに、あの照を以ってしても、この「霧」の正体を掴むことができないでいた──。
この霧は一体...?
ふむふむ。正直なにを言ってるのかは全く分からないのだが、わざわざ穏乃を引き合いに出したということは、穏乃の力が玄ちゃんに何かしらの影響をもたらしていると考えた方がよいのかな。
穏乃が以前に言っていた通り、トーナメント表を山に見立てると決勝戦は頂上(=山の深い所)になるので、穏乃の力は今までにないほど強力になっているだろうし、先鋒戦はおろか他のチームメイトたちにまで穏乃の力が及んでいそうな気もする。
個人がチームにもたらす力。それは、誰ひとり個人戦に出場せず、これまでにも何かと「総合力」が強調されてきた、阿知賀女子らしい戦い方と言えるのかもしれません。もしそうだったら阿知賀は決勝戦の台風の目になっていくのかもなぁ...。
○東1局 4本場 親:片岡優希 ドラ:
とは言え、照たちにとって現状最大の脅威は、4連続和了で大量のリードを築き、なおも親番を続行している清澄の一年生・片岡優希。彼女の猛連荘を止めないことには、当然「優勝」はありえない。
ツモ
3巡目、この形から切りで手を進めたい照だが、
共闘
既にチャンタ決め打ちで2副露の優希を警戒をし、切りでガイトさんのアシストをすることに。
さらっと「智葉さんに和了ってもらうしかないか──」なんて言ってるけど、を打てば優希が鳴き、ならガイトさんの手が進む、ということを当たり前のように察知している照はやはり怪物だよね。もう、このレベルでは驚いたりしないけど...笑。
それよりも驚くべきは、やはり日本1位と3位に共闘を結ばせる優希の目覚ましい成長ぶりの方である。優希の最も得意とする東1局とはいえ、準決勝で圧倒的なワンサイドゲームを披露したあの照にまさかここまでの苦戦を強いるとは...。本当に末恐ろしいじぇ...。
ガイトさん聴牌
しかし、照のアシストを受けるガイトさんは順調に鳴きで手を進め、優希を追い抜き、ついに先制聴牌へ!
加えて、アシスト寄りだった照も聴牌に辿り着き、優希の連荘阻止体勢を整えてしまった。
ポンで追いつくも、待ち牌であるをガイトさんに3枚占有されている優希には厳しい展開になるが...
ここでくるんか...
意外なことに、この局、他家の聴牌を躱し見事に和了りきって見せたのは、阿知賀が誇るおもちマスターの松実玄ちゃんなり!
ツモ ドラ
タンヤオツモドラ7の4本場で、4400・8400!相変わらず、えげつない和了り方だこと...笑。
もちろん、霧を身に纏い始めた段階で何かやってくれるんだろうという期待感はあったのだけど、直前まで照たちに勘付かれず、こんなに大きな手を張っていたとは驚き。
何もかも察していそうなあの照でさえもに手を掛けていたからなぁ...。あのまま飛び込んでいたら倍満が直撃していたと思うと、ホント背筋が凍るよね...。
もしかして、穏乃が玄ちゃんにもたらした霧って、聴牌気配が察知し辛くなるとかそんな効果があったりするのかな?考えすぎかもしれないけど、和了り形はいつも通りのドラ爆で特別な点はなさそうだし、「霧」の本来的なイメージからもそんな気がしなくもない。
今回の照を見ていると、ガイトさんの1000点に差し込めることはわかっているのに、玄ちゃんの聴牌気配に直前まで気付けていないのもなんだか意味深だし、もし手牌読みを困難にさせる効果があるんだとしたら、超高火力プレイヤーの玄ちゃんにはかなりの武器になると思うな。知らんけど。
ガイトさんも驚異的
また、ガイトさんによれば、玄ちゃんの配牌はドラをツモると手が進む形の2向聴だったのだとか。
というか、この人マジで言ってるのか...。そりゃまだ数巡のうちの和了りだから、開かれた手と捨て牌から逆算すればある程度は配牌を予測できるけど、「ツモった牌はアレとアレとアレ」と言ってるってことは、他家がツモってきた牌をどこに入れているのか記憶してるんだよね....。完全にヤバイ人じゃん!(※褒めてます)
でもまぁ、そんな異常な洞察力を有するガイトさんを以ってしても、手を開くまで、玄ちゃんが大物手を張っていたことに気付いてなさげだった感じなので、「霧」の効果は聴牌気配を隠すという説はあながち間違っていないのかもしれない...。
さて、圧倒的な連荘劇で他家を突き放してきた優希の親番もここでついに打ち止め。
そして、その連荘を止めたのは、ここまで全ての局でドラを支配し、ドラ占有率100%という驚異のデータを叩きだした阿知賀の松実玄。ドラの語源でもあるドラゴンを常に手元に侍らせる彼女をある者たちはこう呼ぶのだった──。
「阿知賀のドラゴンロード.......!!」と。初めて咏さんからこの「異名」を聞いた頃が懐かしくなる演出で大変すばらだったなぁ...。
さぁ、"竜王"の大きな一撃は、"東風の神"の勢いを完全に打ち砕くことが出来たのか。
清澄:168700点、阿知賀女子:91500点、臨海女子:69900点、白糸台:69900点となった点数状況で、ここからどんなドラマが待ち受けているのか。照やガイトさんの本領発揮にも期待したい!
.......ところですが、10/25に単行本の18巻が発売される関係で、次号から2ヶ月と少しの間休載をはさみ、次回は10/19発売号で掲載予定です。
単行本を楽しむために 一旦お別れ。(ヤンガンに)帰ってくる日を楽しみに 私は待ってる!
照の連チャンとギギギとガイトさんが暴れるなら
活躍の場は最初しかない
このまま行くとは思わんし
前回の時点で霧と穏乃の関連を想起した人はいたけど
照が違うって言うなら穏乃のとは別って考えるのも自然なような
日本では竜(とか蛇とか)は山の神とか水の神って言われる事もあるし
元々玄ちゃんの中に霧くらい出せそうな素質はあるのかもしれない
準決勝までにそんなフラグ無かったから唐突に見えるけど
習慣というのは恐ろしい
習慣というのは恐ろしい