以下、本編の感想になりますのでまだ読んでない方はお気を付けください。
本編 第126局「威風」感想
前回の続きからになります。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第125局 「突風」 感想)
今回は中堅戦後半東4局からスタート。
前局、有珠山をトバすために鳴きを入れた速攻のスタイルに転じた明華。
明華が攻めのスタイルに転じたのを見てこの局ついに部長が明華に狙いを定める。
今まで部長が和了ったのは前半戦の南2局に1000・2000のツモと南3局の2600、後半戦の東2局の満貫の3回。
部長の和了りだけでなく今回の中堅戦はまだ満貫より高い手が一度も出ていない。
今回の中堅戦は前半戦の南1局に揺杏ちゃんがリーチをかけてはいたけどそれ以外4人とも全くリーチをかけている描写がなかったので
今までの部長の対局と比べると大きい和了りが少ない試合展開になってますね。
「傘女のとこにゃ同じ風牌が4つ集まることがないって爽がぬかしてたっけ」
揺杏ちゃんがさらっとこんな発言をしてるけど、この情報はかなり重要な情報じゃないですか(笑)
自風が配牌の時点で暗刻で来るという驚異的なアドバンテージの裏に隠された攻略への糸口。
配牌の時点で一面子と一役確定しているという攻撃の側面と一見すると3枚もの安全牌になりうる防御力を兼ね備えた
攻守に優れた能力であることは疑いようもないけど、自身が自風牌を暗刻で抱えていることで自風がオリにも使える安牌であるという思い込みにつけ入る隙が生じる。
以前いくのんが「アドバンテージ...」と意味ありげな表情をしていたのはこの事だったのかな...。
というか揺杏ちゃんが何かと爽ちゃんが言っていたことを気にかけているのが笑える。
爽ちゃんって案外他校の選手の特徴とか打ち筋に詳しいタイプだったりするのかな?
8巡目、カンチャンずっぽしで部長にタンピン三色一盃口ドラ3の手が入る。
咲さんの言う通り、部長らしくないこの形から次巡にツモってきたドラの単騎に待ちを変え、
そして更にそこから明華の自風である単騎に切り替える。
驚く咲さんかわいい。
122局でも洋榎ちゃんと部長の打ちまわしに驚いていたし、今回の中堅戦は現時点で咲さんが驚くほどのプレーが3回もあった。
あまりの驚きように和が抱いてたエトペンを離してしまっているのが地味におもしろい。
部長の捨てたドラのを親の洋榎ちゃんがポン。この鳴きを見てオリを選択する明華。
攻めるために2副露しているためこの限られた手牌でオリきらなければいけない明華だけど、をツモってきた明華が危なげ...と言っていることから、部長がの単騎に切り替えずに、の両面で待っていたら、おそらく明華からの出和了りは期待できなかったのではないかなというのがおもしろい。
部長が強風を"追い風"に変え、明華から三色一盃口ドラ3で12000の出和了り。
今回の中堅戦、明華の初めての振り込みはやはり部長からだった。
有珠山からも強気に和了ることで明華が前に出てくることを誘い、明華が鳴き仕掛けのスタイルから
オリるにあたって、一見すると安牌のように思える明華の自風で待つことによって明華を狙い撃つ。
攻めの姿勢を貫いていたのが明華を狙い撃つための布石だったところはやはり部長のかっこいいところだなと感じました。
もちろんこの戦略は言うが易く行うは難しの戦略で、やはり有珠山がいつトビ終了してもおかしくない点数まで追い込んでしまっているので、
それなりに高いリスクのある賭けではあります。おそらく和はもちろん他の清澄のメンバーがこの卓についていたら違う戦略を考えていたかもしれません。だからこそ今まで論理と計算ずくではなく分の悪い待ちを選んできた部長らしい戦略でもあって、部長のここ一番の勝負強さが描写された回でもあったのかなと思いました。
部長の和了りを見て日本の学生に対して油断を見せていた明華が素直に「夏の高校生は侮れませんね..........」と考えを改めるところもいいですね。
以前、洋榎ちゃんが発した「夏の高校生」というワードを明華が使っているのもおもしろい。
部長と洋榎ちゃんのやり取りを聞いていた時はよくわからなかったみたいで疎外感を感じていたけど、
洋榎ちゃんの言う「夏の高校生」が「”論理と計算ずくといった理屈”では測れない相手」であることを知ったのでしょう。
今回の部長の和了りで風を防御に使うという手段が必ずしも安全ではないということも理解したでしょうから、ここからどう試合が動いていくのか楽しみです。
次回の127局は6/6発売号で掲載予定。
さすがに同じ手はもう通用しないだろうけど、この面子相手でこのまま中堅戦収支トップで終わったらかなり凄いな
もしこの点差をユキと爽で平らにしたら強いなんてレベルじゃないよね。有珠山好きだから決勝進出とまではいかなくても頑張ってほしい
決勝は順当に清澄と臨海が盛り上がると思う
まぁ成香は弱い方が可愛いしあれでよかったけど
愛宕姉はこのまま大きな動きがないまま2位キープの安全運転かな。らしくない気もするけど部長の勢いを考えると間違った選択ではないんだよなあ。
http://www.youtube.com/watch?v=bzu01gO3pi4
Ça iraと言ってるのがらっさいらっさいに聞こえるね。
対局中に歌ってる姿を想像するとおもしろいな。
「1局だけで終了ですか今週。13巻は一冊まるごと中堅戦って感じですかね」
今回は1局を結構詳細に描写していましたからね~。
この感じで行くと中堅戦終了から副将戦開始くらいまでになりそうですね。13巻の表紙はユキコちゃんかなと思っていたんですけど、ここまで「風」つながりのタイトルが続くと明華が表紙という可能性もありえるかなと思う今日この頃です。
「ユキちゃんの着替えシーンまだなのか…」
ノリノリで着替えるユキコちゃん楽しみです。
もし描かれなかったら脳内補完しましょう。
「今回の部長はかっこよかったですね、揺杏はあがれず終わっちゃうのかなw」
揺杏ちゃん................。
「有珠山はこっからどうやって巻き返すんだろう、
もしこの点差をユキと爽で平らにしたら強いなんてレベルじゃないよね。有珠山好きだから決勝進出とまではいかなくても頑張ってほしい」
推し高校を積極的に応援していくスタンスすばらです!
副将・大将戦が楽しみです。
「夏の高校生ってなんのことかと思ってたけど、インハイの舞台で戦う高校生は時として理屈では測れないこともあるってことか。
愛宕姉はこのまま大きな動きがないまま2位キープの安全運転かな。らしくない気もするけど部長の勢いを考えると間違った選択ではないんだよなあ。」
「夏の高校生」、特に3年生になると今までその人が夏のインターハイに対して積み重ねてきた想いが力に変わる、だからこそ”常識”や”理屈”で相手を推しはかることは出来ないという意味だと僕は感じたんですけど、洋榎ちゃんがどういう意図で発言したのかはわからないですね(笑)
洋榎ちゃんがここからどう出るかは楽しみです。
「点差的に欲を言えば倍満くらい和了っておきたいところだったけど跳満でも十分高いか、明華は以前の防御重視の打ち方に戻るんかな」
どうなんでしょうね。明華からしてみればもう下手に攻めに出るよりは今の点差を維持していく方が良い気はしますけど。
「らっさいらっさいってこれか 対局中に歌ってる姿を想像するとおもしろいな。」
想像以上にらっさいらさっさいしてておもしろいですよね。ずっと歌われてたらさすがに困るなぁ(笑)
>リーチのみさんへ
部長ならきっとやってくれます!
>おはようのどっちさんへ
成香ちゃんの隠された力が解放されて...。
さすがにないですかね(笑)
成香ちゃんは今のままでかわいいには同意です。