咲-Saki- 第176局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第175局 「氷炭」 感想)
前回、親番の連荘で他校との点差を広げたセーラ。続く東2局2本場も、セーラから先制リーチが掛かる。
揺杏たちの「またか!」という心の中のツッコミが読者の感想を代弁してくれているようでさえあるね...笑。
だが、セーラの猛攻に対し、当然洋榎ちゃんも黙ってはいない。セーラの先制リーチを受けて、揺杏の切った牌をポン。
更に次巡も鳴きを入れ、セーラのツモ番を飛ばしながら、下家・江崎仁美さんのアシストをしてみせる。

洋榎ちゃんのアシストを受けて、有効牌を引き入れ、聴牌まで漕ぎ着けた江崎仁美さんがここでセーラに対し、追っかけリーチ!
セーラの下家が洋榎ちゃんだったのは幸いだったね。この席順であれば、セーラの攻撃力もいくらかは抑え込めるだろうし。

献金.........セリフ回しが個性的過ぎる...笑。
洋榎ちゃんの巧みな立ち回りによって、江崎さんの一発に放銃したセーラ。メンピン一発一通赤1で12000の2本場は12600点。
高火力で点数を稼ぐセーラの麻雀も当然強いけれど、放銃回避能力に優れているというだけで完結せず、他家を利用して、勢いに乗るセーラを止めて見せる洋榎ちゃんの守りの麻雀も隙が無い。
サトハ先生も準決勝で、成香ちゃんをアシストすることで爆発する漫ちゃんを止めて見せたけど、高度な読みで他家を上手く和了りまで誘導し、勢いづく相手を止めるプレイングはかっこいいよね。
自身が和了らずとも、連荘を防ぐことができるあたりはさすが「守りの化身」と言ったところ。
さて、独走状態だったトップの千里山から跳満を直撃したことで、2位に浮上した新道寺女子。3校がプラス収支のなか、有珠山高校は一人沈みとなってしまった。
セーラの親番が流れ、東3局。何とか状況を打破したい揺杏にまずまずの配牌が入る。












ドラ
ドラ2の2向聴。ここから順に
と
を重ね、ドラ3へ。
このチャンスを何としても物にしたい揺杏だが、洋榎ちゃんの親番を警戒したセーラが
をポン。親番で3連続リーチをかけてきたセーラだけど、鳴いて前に出てくるのも当然怖い。洋榎ちゃんの親を流しに来ているとはいえ、
のみの安手とも考え難いもんね。

セーラの攻めを交わしつつ、和了りにいきたい揺杏だが、ここで選択に迷う牌をツモッってきます。
面子手2向聴と七対子1向聴。面子手の形が良くないのであれば、個人的に七対子1択なのだけど、この揺杏の牌姿は萬子も筒子もなかなかに良い形なので、面子手も捨てがたい。
ただ、やっぱりそれでも七対子1向聴を崩したくはない派の人間なので、僕も
切りすると思いますが。
ちょいちょい、成香ちゃんが「自分だったらこうします」風のコメントを入れてくるの結構好き。成香ちゃんと麻雀観戦したら楽しそう。
さて、悩んだ末に
切りを選択した揺杏。七対子ドラ3の1向聴、リーチを掛ければ跳満。ここは是非とも和了っておきたい。
だが、ここで、親の洋榎ちゃんから6巡目リーチが掛かる。

洋榎ちゃんのリーチを警戒し、現物の
を対子を落としていった揺杏だが、第一ツモにドラの
、第2ツモに
、第3ツモに
をツモり、
のシャボで聴牌。
切りを選択した際に面子手の方を選択していれば、第2ツモで
をツモった時点で聴牌していたが、揺杏のモノローグどおり、面子手を選択していたら、
のどちらかで、洋榎ちゃんに放銃していた可能性はあるね。僕なら、面子手にするなら孤立牌の
を落とすけれど、どのみち萬子を手放さなかったのは大正解と言える。
さて、当初想定していた七対子の形とは全く違う形のシャボ待ち聴牌であり、親リー相手に
を押さなければいけない状況だが、ここまできて引きたくない気持ちは非常によくわかる。

親リーに追っかけリーチ!ここは僕でも勇気を持って勝負に行きますね。点差と面子を考えても、このチャンスをものに出来なければ、この先も苦しい展開が続くことは目に見えているし。
「三日会わざれば括目してみよ」――人が日々成長していくことを意味した言葉。でも、卓を囲むの昨日ぶりじゃん!笑.....と思わずツッコミたくなってしまう...笑。
使いどころを間違えているわけではないのだけど、ツッコミどころをきちんとはさんでくる洋榎ちゃんはさすがとしか言いようがない。何はともあれ、準決勝で闘った2人、洋榎ちゃんが揺杏の成長を感じ取るシーンがあったのは何ともすばらなシーンだった。
そして、洋榎ちゃんと揺杏のリーチ合戦、勝利したのは揺杏!!!!!リーヅモドラ3赤1で3000・6000の和了り。
準決勝で洋榎ちゃんに差し込んでもらった和了りとは対照的に、自分自身の選択と意志と勇気で勝ち取った和了り。

天使っ....!圧倒的天使っ....!
揺杏の会心の和了りに心の底から喜ぶ成香ちゃんと由暉子ちゃんがかわいい......。僕も揺杏の和了りには思わず唸ってしまったが、その後に天使たちが手を取り合って喜ぶシーンを見て、ニヤニヤが止まらなくなってしまった...!ありがとう揺杏、ありがとう立先生!
さて、揺杏の跳満和了によって、各校の点数状況は千里山女子:122700点(セーラ:+4300点)、新道寺女子:107600点(江崎さん:+4600点)、姫松:94600点(洋榎ちゃん:-3100点)、有珠山:75100点(揺杏:-5800点)となった。
セーラの独走状態から始まった中堅戦だけど、ここにきてだいぶ平らになってきたね。
東1局 :2000・3900 洋榎ちゃん
東2局 :4000オール セーラ
東2局1本場:9900 セーラ
東2局2本場:12600 江崎さん
東3局 :3000・6000 揺杏
とはいっても、ここまで満貫~跳満クラスの和了りしかないのが凄いな。セーラがいるので荒場になるのは必至だろうけど、他の3人も打点が高い。“大阪対決"だけではない、4校の活躍が見れるのも5決を描く醍醐味のひとつでしょう。
さて、振り込みこそないものの洋榎ちゃんがマイナス収支のまま終わるとも思えないし、ここからどうなっていくのかも楽しみ。
次回は6/16発売号で掲載予定。最近は掲載ペースが安定してきて嬉しいなぁ。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第175局 「氷炭」 感想)
前回、親番の連荘で他校との点差を広げたセーラ。続く東2局2本場も、セーラから先制リーチが掛かる。
揺杏たちの「またか!」という心の中のツッコミが読者の感想を代弁してくれているようでさえあるね...笑。
だが、セーラの猛攻に対し、当然洋榎ちゃんも黙ってはいない。セーラの先制リーチを受けて、揺杏の切った牌をポン。
更に次巡も鳴きを入れ、セーラのツモ番を飛ばしながら、下家・江崎仁美さんのアシストをしてみせる。

おかげで縮こまっとった手が化けたよ
洋榎ちゃんのアシストを受けて、有効牌を引き入れ、聴牌まで漕ぎ着けた江崎仁美さんがここでセーラに対し、追っかけリーチ!
セーラの下家が洋榎ちゃんだったのは幸いだったね。この席順であれば、セーラの攻撃力もいくらかは抑え込めるだろうし。

良か献金ありがとう
献金.........セリフ回しが個性的過ぎる...笑。
洋榎ちゃんの巧みな立ち回りによって、江崎さんの一発に放銃したセーラ。メンピン一発一通赤1で12000の2本場は12600点。
高火力で点数を稼ぐセーラの麻雀も当然強いけれど、放銃回避能力に優れているというだけで完結せず、他家を利用して、勢いに乗るセーラを止めて見せる洋榎ちゃんの守りの麻雀も隙が無い。
サトハ先生も準決勝で、成香ちゃんをアシストすることで爆発する漫ちゃんを止めて見せたけど、高度な読みで他家を上手く和了りまで誘導し、勢いづく相手を止めるプレイングはかっこいいよね。
自身が和了らずとも、連荘を防ぐことができるあたりはさすが「守りの化身」と言ったところ。
さて、独走状態だったトップの千里山から跳満を直撃したことで、2位に浮上した新道寺女子。3校がプラス収支のなか、有珠山高校は一人沈みとなってしまった。
セーラの親番が流れ、東3局。何とか状況を打破したい揺杏にまずまずの配牌が入る。














ドラ2の2向聴。ここから順に


このチャンスを何としても物にしたい揺杏だが、洋榎ちゃんの親番を警戒したセーラが



選択
セーラの攻めを交わしつつ、和了りにいきたい揺杏だが、ここで選択に迷う牌をツモッってきます。
面子手2向聴と七対子1向聴。面子手の形が良くないのであれば、個人的に七対子1択なのだけど、この揺杏の牌姿は萬子も筒子もなかなかに良い形なので、面子手も捨てがたい。
ただ、やっぱりそれでも七対子1向聴を崩したくはない派の人間なので、僕も

ちょいちょい、成香ちゃんが「自分だったらこうします」風のコメントを入れてくるの結構好き。成香ちゃんと麻雀観戦したら楽しそう。
さて、悩んだ末に

だが、ここで、親の洋榎ちゃんから6巡目リーチが掛かる。

聴牌
洋榎ちゃんのリーチを警戒し、現物の











さて、当初想定していた七対子の形とは全く違う形のシャボ待ち聴牌であり、親リー相手に


どっちでも後悔しそうなときは――
親リーに追っかけリーチ!ここは僕でも勇気を持って勝負に行きますね。点差と面子を考えても、このチャンスをものに出来なければ、この先も苦しい展開が続くことは目に見えているし。
「三日会わざれば括目してみよ」――人が日々成長していくことを意味した言葉。でも、卓を囲むの昨日ぶりじゃん!笑.....と思わずツッコミたくなってしまう...笑。
使いどころを間違えているわけではないのだけど、ツッコミどころをきちんとはさんでくる洋榎ちゃんはさすがとしか言いようがない。何はともあれ、準決勝で闘った2人、洋榎ちゃんが揺杏の成長を感じ取るシーンがあったのは何ともすばらなシーンだった。
そして、洋榎ちゃんと揺杏のリーチ合戦、勝利したのは揺杏!!!!!リーヅモドラ3赤1で3000・6000の和了り。
準決勝で洋榎ちゃんに差し込んでもらった和了りとは対照的に、自分自身の選択と意志と勇気で勝ち取った和了り。

天使
天使っ....!圧倒的天使っ....!
揺杏の会心の和了りに心の底から喜ぶ成香ちゃんと由暉子ちゃんがかわいい......。僕も揺杏の和了りには思わず唸ってしまったが、その後に天使たちが手を取り合って喜ぶシーンを見て、ニヤニヤが止まらなくなってしまった...!ありがとう揺杏、ありがとう立先生!
さて、揺杏の跳満和了によって、各校の点数状況は千里山女子:122700点(セーラ:+4300点)、新道寺女子:107600点(江崎さん:+4600点)、姫松:94600点(洋榎ちゃん:-3100点)、有珠山:75100点(揺杏:-5800点)となった。
セーラの独走状態から始まった中堅戦だけど、ここにきてだいぶ平らになってきたね。
東1局 :2000・3900 洋榎ちゃん
東2局 :4000オール セーラ
東2局1本場:9900 セーラ
東2局2本場:12600 江崎さん
東3局 :3000・6000 揺杏
とはいっても、ここまで満貫~跳満クラスの和了りしかないのが凄いな。セーラがいるので荒場になるのは必至だろうけど、他の3人も打点が高い。“大阪対決"だけではない、4校の活躍が見れるのも5決を描く醍醐味のひとつでしょう。
さて、振り込みこそないものの洋榎ちゃんがマイナス収支のまま終わるとも思えないし、ここからどうなっていくのかも楽しみ。
次回は6/16発売号で掲載予定。最近は掲載ペースが安定してきて嬉しいなぁ。