トライアングル

本日、法事のためだんな実家方面へ。
開催場所の駐車場が狭いのがわかっていたため、事前に実家に駐車場は大丈夫なのかと確認の電話をして大丈夫だろうとの返答を受け、当日を迎えた。

夏休みもあと少しの土曜日。子供とその親達はたまった宿題で大忙しであろうからか、高速道路はそんなに混みあっていない。
快適ドライブののち、会場に到着。駐車場を見ると、スペースは明らかに１台分であった。しかもそこにはすでに叔母の７人乗りワンボックスカーがぴったりとおさまっている。
どこに車置くの？と、困ってだんなと目を見合わせていると、車の到着に気づいたお義父母さまたちが義妹の息子を連れて建物の中から出てきた。
早速窓を開けて駐車場所の確認をするだんなに向かい、お義父さまはこう言った。
「ココにアタマつっこめ」

指差した先は、すでに叔母の７人乗りワンボックスカーがおさまっている駐車場の、叔母の車の前に空いた１辺２メートル程度の三角形のスペースであった。

そんなスペース、ミゼット２でも入らんわ！！！

と突っ込みたいのを押さえて、ムリムリと首を振る私達をよそに、コンパクトカーとはいえ全長3510×幅1620mmの車体、そして奥行き２メートルない空きスペース、幅４メートルもなさそうな前面道路を目の前にしながらも車を誘導しようとするお義父さま。

元警察官の頭の中に４次元を見た気がした。