
ゴハンにしじみの味噌汁を土台に弘前納豆(大粒)、赤玉卵、ひじきの煮物、大根とガンモの煮付け、山芋の糸造り、冷や奴、筋子、刻み昆布、津軽漬け、胡瓜の古漬けと盛り沢山にいただきます。 それに定番のリンゴジュースもいただきます。 なんでも赤いパッケージの弘前納豆は地元の心の支えだとか(嘘)

いやぁ~、岩木山が美しいデス♪

天気はよくないのですが遠くに見える白神山地もいい雰囲気デス♪

この日は弘前市内を中心に回るのですが台風の様子が気になります。 ツレは一足先に夕方の飛行機で帰る予定だったのですが、ちょうど台風を関東直撃する時間帯なのです。 どうしようかと考えているうちにアポイントのキャンセルが入り、その他もうまく調整がついて午前中に仕事を片づけられる目処がついたので彼はとっとと帰ることにして、ワシも予定を急遽組み替えます。
いずれにしてもお昼を食べないといけないので黒石の蔵よしというお店でつゆやきそばをいただくことにします。

平打ちの麺を使い玉葱と豚肉のみを具にしたソース焼そばに出汁というかつゆをかけたものが「黒石つゆやきそば」というヤツですが、それに天かす/揚げ玉を乗せるのが一般的だそうです。

こちらのお店は創作料理を謳っているように結構オサレでつゆ焼そばも結構上品なお味です。 実はベースの焼そばの美味しさは判別がつかないのですが、鰹節の効いたつゆは日本料理という感じです。 普通なら天かすがトッピングされるのですが、こちらでは小海老の天ぷらと舞茸の天ぷらが乗ります。

サクサクとした天ぷらを囓りつつ後半に入れば鰹節とソースが複雑に混じり合い、不思議な味わいを楽しんでいる内に食べきります。
弘前・黒石での仕事は終了したので早い便を取ったツレを青森空港に送り届けるとワシは八戸に向かいます。 元々の計画だとツレは夕方のフライトだったので、その後ワシはヒトリで八戸に向かい一泊してから翌朝に八戸の現場に行く予定にしていたのですが、夕方までで消化できそうです。

なつたび_2010_6日目とほぼ同じルートで八戸港に向かいますが、当然ながら渋滞などはなく予定した時間に到着します。 八戸はどうしてもいかない現場ではあったのですが、内容的には簡単なチェックだけだったのでそれほど時間はかかりません。
ひとまず八戸駅でレンタカーを返すと台風情報を収集した結果、多少のリスクは覚悟して予定を早めて帰ることにします。 台風の進路等々から東北新幹線は止まらないだろうということ、東京から先は東海道線はほぼ不通になっているが京浜東北(少なくとも山手線)や京浜急行は動き続けるだろうという予想を立てて、ちょっとした勝負をかけます。


ということを瞬時に決めても八戸発の新幹線は1時間に1本しかないし、もしもの長時間遅れの長丁場に備えて腹ごしらえを…ということで駅中でせんべい汁をいただきます。

八戸のせんべい汁はB1-GPでは結構持ち上げられているのですが、以前食べたせんべい鍋の悪いイメージがあるのでネガティブな感じを持っていたのです。 以前といってもはるか昔の話なので喰わず嫌い的なところもあると反省して、丁度よい機会なので挑戦してみました。

味付けはワシの好きな…というか、我が実家の雑煮的な醤油味か塩味か分からない微妙な味つけです。 茸を中心とした具もたっぷりで専用にあつらえられたせんべいは、適度に味が染み込んで柔らかでありながらモチモチとして腰がある不思議な食感です。 ちょっと変わった雑煮というような感じの予想以上の美味しさでした。
さて、乗り込んだ新幹線は定時に出発し順調に南下します。 乗る前は途中の盛岡で下車してじゃじゃ麺でも食べるかとかもチラッと迷っていたのですが、通しで指定券を買ってしまいまして寄り道はナシにします。

新幹線は遅れることなくほぼ定刻に東京駅に到着! 新幹線の中でチェックしたところ運休となっていた東海道線もしばらく前に復活したとのことで、オリジナルから2時間半遅れとはいってもワシにとっては5分待ちの出発で、実にスムーズに帰ることができました。
と、そんな緊急発進(スクランブル)の出張も無事に終わりまして、八戸の夜を味わえなかったのを少々残念がりつつも、丸々と一日家でノンビリできたのでヨシとしましょう。
(おしまい)