
そうです。 あの闘いの地である麻釉への再訪なのです。 「闘い」といってもワシは傍観者として軟弱にも普通盛りなんぞを頼んでいたのです。
大盛りすら頼まなかった自分にイロイロと言い訳けをしてみたものの、やはり「カレスペ2、焼スペ2」のツインカルデラ&ツインタワーという夢を実現させられなかったことを少々悔しく思っていたのです。
主としてそんなワケで、遅ればせながら焼肉重スペシャルくらいは食べられるかどうかの確認をしたいと思った次第です。
ということで焼肉重スペシャル!って、なんか前回Bサンが頼んだヤツより高いのは気のせいか? それとも目の錯覚か? いやいや、隣りの隣りで頼んだスペシャル(ワシのより少し前にデリバリーされてきました)より明らかに背が高いだろう…
まさか、前回の闘いがマスターの記憶に残っていて、その一派とみられての愛情表現か? おそらく、あの闘いのことは憶えていても、ワシのことまでは…

なんてことを言っていてもしかたないので、とりあえずキャベツを別皿に移動するべく蓋でアタマを抑えつつ箸で全体を持ち上げて別皿に載せようとしますが…まっすぐに立ってくれず途中から雪崩を起こしそうです(驚) しばしの躊躇いの後に折れかけたあたりから蓋をひっくり返した上にスライドさせます。 見えづらいですが、お重の奥に丼の蓋に盛られたキャベツが分かるかな?
【隣の隣りのヒトの挑戦記録1: なんとキャベツを移動させずにそのまま食べ出し、こぼれば分だけ別皿に移動させていたようですが、食べ始めたワシの方をチラ見しておもむろに全部のキャベツを移動させてマス。】

キャベツもですが、肉や白飯もボロボロとこぼれ落ちていくので器の下にはしっかりと紙ナプキンを敷いておきます。
ちょっとボケていますが、ストリップにした本体部分には甘辛く炒められた豚バラ肉がかなりたっぷりと盛られています。
【隣の隣りのヒトの挑戦記録2: 明らかにペースが落ちて箸も止まりがちになってきてマス。】

まずは細く刻まれた千キャベツの内、蓋に載せた分(全体の1/4くらい?)から食べ始めるのですが、それを食べきるあたりで顎が疲れてきます。 味も単調でちょっと飽きもきたので、ちょろっとソースをかけてみたものの、キャベツが負ける感じでかえって味がキツクなりすぎます。 しかたなく盛りつけに使われたマヨネーズのみの味付けで食べ進みます。
気持ちが負けないように丼の蓋に少しずつ取り分けて食べていきましたが、気分的にはわんこキャベツですね(笑)
【隣の隣りのヒトの挑戦記録3: 完全に箸が止まり、むやみに水を飲んではため息をついてマス。 手元がよく見えませんがキャベツはまだ山の状態です。】
いわゆる三角食べ(キャベツ→肉→白飯のローテーション)をしようかとも考えましたが、早くにキャベツを片づけたかったのでキャベツ先行で攻めます。 そして、一工夫して口直しに焼肉を使うことにしたのですが、まあ、普通は逆ですね(笑) しかし、キャベツの山の半分も食べないうちに15分が経過してます。


30分経過時点で、どうにかこうにかキャベツを片づける目処が見えてきたのですが、胃力はともかく心は完全に満腹です。 舌が違う味を求めるので味噌汁に口をつけると、あら不思議!食べやすくなり最後の一山を何とか片づけました。
【隣の隣りのヒトの挑戦記録4: ギブしました…キャベツの山はしっかり残っているし、白飯も喫水線(丼の縁)より高く残っていますが、肉だけはどうにか完食したようでありマス。 会計時にお店のヒトに謝っていたから許してやることにしましたが(← 関係ないですけどね)、赤の他人とはいってもほぼ同時のチャレンジで2連敗はできないというプレッシャーを残されてしまいました…】
ここから本格的に焼肉重本体部分に入ります。 白飯の量は推定で2合+α(αは固めてある分)くらいなので、普段ならなんの問題ない量ですが、すでに気力は尽きかけています。 しかも、この日の白飯は少し固めというか、蒸らしが足りないようで食べづらいのがさらに壁となってはだかります。


上の左側の写真の時点で45分以上経過しており、ワシの標準胃力発揮限界時間の20~25分を軽く超えています。 これは量というよりも、食べようという気持ちが続く限界時間のことですが、加えてキャベツを食べるのに咀嚼回数を異常に費やしたので満腹中枢にも結構刺激を受けています。
食べるのを止めなければいつかは無くなるだろうと、ちょっとずつでも箸を動かしていくのですがかなりしんどくなってきます。 カレスペとは量に倍近い差がある焼肉重スペシャル(あっ、こっちが少ないのデス)ですが、ワシは前回の闘いにおけるS4サン状態です。 正直なところ何回も止めようと思ったのですが、S4サンの諦めずに頑張っていた姿が脳裏に浮かび、どうにか箸を置くのを思いとどまります。 これしきの量でつまづいてたら倶楽部は自主退会かなぁとか、でもまあもう50歳だから名誉会員あたりに半隠居するかなどと考えつつも、最終的には1時間以上かかってようやく完食しました(苦)


スペシャルの完食者に贈られるソフトドリンクを飲みながら、まあ、とりあえず最低限の胃力は残しているなぁと少々安心いたしました。 ということで、最後に前回の闘いの写真を改めましてご紹介しておきます。

後日談というか、この翌日に朝ゴハンを食べようとしたところ、顎が非情に不自由な状況になっておりました。 キャベツを片づけるのに数多くの咀嚼を繰り返した結果と思いますが、最近はかようなチャレンジを久しくしたことがなかったので、まだこれくらい(顎の筋肉痛が出るくらい)は頑張れるのだなぁ…と、結構な驚きでありました。