個性 （ひとり言です）

　４～５日間、アルバイトを休んでいたＹちゃん（２０歳）が出勤してきた。
　連絡は受けていたので、無断欠勤にはならないが話を聞いた。

　原因は私にあった。

　私の勤める会社は、
　　　　　髪の毛の色はダークブラウンか黒
　　　　　ノースリーブは禁止
　　　　　ピアスは禁止
　　　　　Ｇパンは禁止
　　　　　お化粧は薄化粧に
　
　この５つを入社する時に言われる（絶対に守るように）。

　近頃のＹちゃんは、髪の毛は金髪に近い色・虹色化粧・大きなピアスとひどかったので、（上司命令により）私が注意をした。
　言葉は選んで話したつもりだった。
　
　「アルバイトとはいえ、ここには仕事に来ているのだから、最低限のルールーは守ろう。
　　　ＯＮとＯＦＦのけじめをつけようね。」
　
　「今時こんな禁止項目をつくっている会社がおかしい。」
　「みんながしていることじゃないの。私だけオシャレが出来ないのはおかしい。」

　　「みんなと同じオシャレをしたい気持ちは解るけれど、それではあなたの個性がなくなってしまうよ。
　もし、町であなたと会っても、私はあなたをみつけられない。だって、みんな同じ格好をしているんだもの。ＹちゃんがＹちゃんでなくなるよ。」

　そんなことを話たが、ふて腐れたように帰って行った彼女・・・。


　その時以来休んでいたが、今回、出勤してきた彼女は前の彼女の姿だった。

　　「あの日は腹がたって、こんな会社やめてやる～。のこたんさんも大嫌い！と思ったけれど、親にも同じようなことを言われました。」
　「申し訳ありませんでした。」　いつもの可愛い彼女だった。

　ハッピー！実は、「やめちゃうかも」と内心ハラハラしていた。

　鬱陶しい空を吹き飛ばして、今週もハッピー・ハッピーな週にしましょうね～～～。