次は、雲彩寺の枝垂れ桜と経蔵寺のエドヒガンです
経蔵寺は153号線を座光寺方向に向かい御殿山下の信号を左に入るとすぐに到着できましたが、
困ったのは雲彩寺です。 経蔵寺から回り込んですぐに着くかと思ったのですが、たどり着きませんでした。
結局153号線にもどり、アップルロードと合流する高屋交差点の横断歩道の手前に左に入る道があります。そこに
縦長の雲彩寺入口の案内があるのですが、しかし、この道が店舗に入るための道のような感じで雲彩寺に入るよう
な感じがしないのです。 それでも進むと、店舗と店舗の間に狭い道があります。その先に雲彩寺があるのです。
私のように県外の人間には、分かりにくかったのですが、開けた駐車場に着いた時には一安心しました。
看板を見つけ、その道を入って行くと石柱があります。 店舗と店舗の間の道を入って行くと雲彩寺の正面に到着します。
開けた駐車場に着くとまず目に付くのが、二本の桜です。
樹形、配置された高低差、またお寺の配置とのバランスが程よい、まとまりを感じさせられました。
正面から見るとさらにその観が深く感じさせられます。
古墳の案内もありましたが、今回の目当てはさくらですので、 古墳はスルーします。
山門も飯田城の桜丸にあった脇門とのこと、どことなく風情を感じさせられます。
山門を入って左を見ると、二本の桜が程よく広がってきれいな桜樹形になっていました。 近ずいてみると、
その下には、苔むした水子地蔵様たちが桜の木を守っていらっしゃいました。
苔の重なり具合に、積み重なった歴史を感じさせられます。樹齢は、200年前後とか?
ここでもまた、幹の痛みと苔、それにも関わらず、桜花が若々しく咲く見事さが思われます。
さて、次は経蔵寺です。 雲彩寺のすぐ近くです。 道路沿いに駐車場があり、とても訪ねやすいお寺でした。
駐車場から見ると、経蔵寺も大きな2本の桜が目に付きます。 高低差はなく横に品種の違う桜が身に迫るよう
に迎えてくれるのです。 エドヒガンと枝垂れ桜です。 雲彩寺の配置と比べると、いずれのお寺も桜を上手に
取り入れているな~との観が深いです。
桜の花が少しまばらな感じでしたが、お寺の正面に来るとそのわけがよくわかります。
桜の花が池に散り 見ごたえのある桜景色を作り出していました。
この山門も、飯田城の桜丸の門であったものをいくつかの変遷の後、この経蔵寺の山門として迎え入れたとの
ことです。 大事に取り扱われている姿が、いい景観をつくっている感じでした。
山門を入り、見える景色は、 どう表現したらいいのでしょうか 花弁が一面に広がり、 その美しさに、もったい
なくて、歩き回ることは出来ませんでした。
お寺と桜の取り合わせは、その仏教観にとてもマッチしている感じがしました。