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ただいまかぎり

自分の趣味嗜好で日々の出来事を写真付きで書く

一本桜を訪ねて 5

2015-04-09 10:55:23 | 旅行

次は、雲彩寺の枝垂れ桜と経蔵寺のエドヒガンです

 経蔵寺は153号線を座光寺方向に向かい御殿山下の信号を左に入るとすぐに到着できましたが、

困ったのは雲彩寺です。 経蔵寺から回り込んですぐに着くかと思ったのですが、たどり着きませんでした。

結局153号線にもどり、アップルロードと合流する高屋交差点の横断歩道の手前に左に入る道があります。そこに

縦長の雲彩寺入口の案内があるのですが、しかし、この道が店舗に入るための道のような感じで雲彩寺に入るよう

な感じがしないのです。 それでも進むと、店舗と店舗の間に狭い道があります。その先に雲彩寺があるのです。

私のように県外の人間には、分かりにくかったのですが、開けた駐車場に着いた時には一安心しました。

   

  

看板を見つけ、その道を入って行くと石柱があります。 店舗と店舗の間の道を入って行くと雲彩寺の正面に到着します。

開けた駐車場に着くとまず目に付くのが、二本の桜です。 

樹形、配置された高低差、またお寺の配置とのバランスが程よい、まとまりを感じさせられました。

 

正面から見るとさらにその観が深く感じさせられます。

 古墳の案内もありましたが、今回の目当てはさくらですので、 古墳はスルーします。

山門も飯田城の桜丸にあった脇門とのこと、どことなく風情を感じさせられます。

山門を入って左を見ると、二本の桜が程よく広がってきれいな桜樹形になっていました。 近ずいてみると、

その下には、苔むした水子地蔵様たちが桜の木を守っていらっしゃいました。

 

苔の重なり具合に、積み重なった歴史を感じさせられます。樹齢は、200年前後とか?

  

ここでもまた、幹の痛みと苔、それにも関わらず、桜花が若々しく咲く見事さが思われます。

 

さて、次は経蔵寺です。 雲彩寺のすぐ近くです。 道路沿いに駐車場があり、とても訪ねやすいお寺でした。

駐車場から見ると、経蔵寺も大きな2本の桜が目に付きます。 高低差はなく横に品種の違う桜が身に迫るよう

に迎えてくれるのです。 エドヒガンと枝垂れ桜です。 雲彩寺の配置と比べると、いずれのお寺も桜を上手に

取り入れているな~との観が深いです。

桜の花が少しまばらな感じでしたが、お寺の正面に来るとそのわけがよくわかります。

 

桜の花が池に散り 見ごたえのある桜景色を作り出していました。

この山門も、飯田城の桜丸の門であったものをいくつかの変遷の後、この経蔵寺の山門として迎え入れたとの

ことです。 大事に取り扱われている姿が、いい景観をつくっている感じでした。

山門を入り、見える景色は、 どう表現したらいいのでしょうか  花弁が一面に広がり、 その美しさに、もったい

なくて、歩き回ることは出来ませんでした。

お寺と桜の取り合わせは、その仏教観にとてもマッチしている感じがしました。

 

 

 

 


一本桜を訪ねて 4

2015-04-09 09:16:12 | 旅行

次に訪ねたのは、高松薬師堂の枝垂れ桜です。 

樹高9m、幹回りは3.7m、推定樹齢は400年とのことです。 道路側から、よく見ていただくと幹が延命のため

上部で切取られて保護されています。

境内側から見ると、松のいろどりがよけい桜を際立たせているように感じました。しかし、散った後は葉こそ違え

同じ緑。どう見えるのかな? また、時期を違えて見たい感じです。

それにしても、切り取られたことなどものともせず(切り取られたからこそかも知れませんが) 花には勢いが

ありました。 花にしろ枝にしろこの密な重なり具合、北側?の苔むす幹の古木さとの対比には、うなってしまいます。

枝と花の若々しさと、年月を感じさせるこの幹の苔の重なり具合。 樹齢400年とされる桜の生命力を感じます。

地面にまで枝をたらし、密に花をつける見事さにはただただ関心するばかりです。 

保存にかなり工夫がされているのではないかな? 地面にあるタケに秘密がありそうにも思えました。 

地元の方が写真を撮っていました。 私は毎年この時期に来れるけど、ご苦労さんと声をかけて頂きました。 

写真機をもってうろうろしていると、御同類、お互い様に声を掛け合うようになるものです。

 

 


一本桜を訪ねて 3

2015-04-09 08:07:21 | 旅行

次に訪ねたのが、最後塚の桜(エドヒガン)です。 

石塚の桜から近く、同じ塚に咲く桜を比較してみたいと思って行ったのですが、道が狭く民家に入っていくような

感じの道でした。 困ったのは駐車場がなかったことです。 駐車に適切なところはないかと、数回道を変えて回り

ましたがありませんでした。 そこで、他の見学者が来ないことを祈りながら、民家の出入りに邪魔にならないよう

路駐し、駆け足での見学でした。

この最後塚の桜を初めて見たとき、頭に飾り物をつけているとの印象でした。 が、案内板に、武田氏と知久氏が

戦った時、戦死した人々を葬った塚であったとも言われる。との記載に、この桜は祀られているものを思い飾った

桜との観が深く起こりました。

塚に登ってみると石碑?がありました。 墓石とは違うな~? 後で調べると 宝篋印塔(ほうきょういんとう)と言い、

供養のために建てるものだそうです。

さくらの幹を見ると、樹齢250年から300年といわれるように、歴史を感じさせらる樹皮でした。

訪れた4月6日(月)時点では、桜花が透けて見えるようで、近づくとすでに葉がちらほら見られる状態でした。

 
エドヒガンは他の桜に比べ開花が早いとのことです。 訪問する時期の調整の難しさを感じました。
 
 
次は、飯沼神社の石段桜です。
 
ここも現地に到着してからが大変でした。 駐車場がないのです。
 
しかも、少しのぼりの狭い道で交通量も多く、どこか駐車できるところをと、また周囲を探索しました。 神社なので
 
参拝者のために下の方に駐車できるところがあるのではないかと探しましたがありませんでした。 また神社前の
 
通りに出てしまい困ったな~と思案していると、神社の側に登る小さな道を発見!狭くて躊躇しましたが、これを
 
逃すと見ることは出来ないと思い登って行きましたが、やはり無理。怖い思いをしながらバックをし戻りました。
 
かくなる上はと、参道前に駐車、写真だけ撮ることにしました。 地元の皆様申し訳ございません。
 
 
石段の左右に参拝者を歓迎するように色合い美しく迎えてくれる桜です。
 
 
歴史としては100年程とのことですが、村人たちの思いが詰まって作られた石段の左右に植えられた桜です。
 
近年になり、保存会を発足させこの自然遺産を受け継いでいこうと管理されているようです。
 
 
入口付近と少し上、色合いの違うエドヒガン桜が直線的階段を包み込んでいました。
 
残念なのは、神社にお参りが出来なかったことと、その石段の登り、降りに見られる景色が見られなかったことです。
 
駐車できる所はないのかな? 歩きで回るのはつらいし、正平さんのように自転車で街中を走るのもチョット?です。
 
 
 

 


一本桜を訪ねて 2

2015-04-08 12:57:05 | 旅行

舞台桜から少し下った横にある石塚の桜は、6世紀後半に作られた円墳のうえにある枝垂れ桜です。 

飯田市公民館と座光寺公民館の建物の奥にある桜ですので、一見すると地味に感じてしまうようです。

 

しかし、近づくことによって思いのほか巨木であることに気づきます。

舞台桜がななめ身の艶やかさがあるのに比べ、石塚の桜は「縦への意志」を感じさせる桜です。

しかも、古墳の上にあるサクラですので、立地条件のよさからか、下への自由さ、伸びやかさも感じさせられます。

 この桜の姿の良さは、回り込んでみるとさらに感じることが出来ます。

 180度回り込んでみると、横穴式の石室を見ることが出来ます。 入口まで桜の枝が覆いかぶさっています。

桜の位置は円墳の中心から見ると前よりで、南面からみて右側にあります。樹齢は約250と推定されているよう

ですが、それだけ年代を経ると円墳全体を包む大木になっていることに気づかされます。 それにしても、こちら

側から見ると、その枝ぶりに力強さを感じませんか。 風雪に耐え、曲がることなく上へ、添え木なしですよ!

 

6世紀後半に作られた古墳とのことです。どなたが埋葬されたのでしょうか? 日当たりのよさそうな所につくる

ことができたのですから、それなりに力のあった方と思われますが、、、今は石室のみです。

ところで、いったいどなたが植えたのでしょうかね? 古墳を目印?としてさくらを植えるなんて!

  近くで見る桜もいいでしょうが、少し離れた位置からこの石塚の桜を見たらどのように見えるのでしょうか

散歩するにはちょうど良い小道がありましたので、下の道路から見てみようと移動しました。

この石塚の桜は、離れた位置から見るさくらではないでしょうか。 

電線がなければ、山を背景にとも思ったのですが、、、。 石室と桜との関係が面白く感じさせられました。

 

 

 


長野県飯田市の一本桜旅

2015-04-07 01:46:46 | 旅行

今年は、長野の一本桜をいつ見に行くかが、難しかったです。

咲く時期がいつもの年より早いのではないかということは分かっていましたが、思いのほか雨降りの日が多く、

何か所か回ってみたいと考えていた身には、思案のしどころでした。 仕事を入れない日も事前に設定はしてあった

のですが、後から見ると、はずれていました。 それでも、長野県飯田市の天気と相談し、4月5日(日)の夜10:00

過ぎに豊橋を出発、翌1:00ごろ、道の駅信州新野千石平に到着。5時間仮眠後、あさ6時半より活動を開始しました。 

  

新宮沢橋を過ぎ橋の下を見ると、朝もやに浮かぶさくらの里 人影も見えず幻想的な風景でした。

  

反対側を見ると、

 

阿南町に入ると、歓迎されている感じでした。  進行方向の曇り空にかすかに日ざしが差し込み、 今日は見れそう!

  

頼りにしたのは、南信州新聞社の無料観光ガイド   

    

 まず目指したのは 麻績の里(おみのさと)の舞台桜です。 

鳥居を直進すると、十字路手前に駐車場があります。正面の階段に向かうと左側に周囲のさくらと明らかに色合い、

広がり具合の違うさくらが目に付きます。 それが舞台桜です。 推定樹齢は350年と言われているそうです。 

 

 

 

 

 階段を上がりきると、全体の姿を見せてくれます。 穏やかな広がり具合と色合いでホッとした感じがします。

入学式を控えてでしょうか、記念写真を撮る親子に出会いました。   この桜の下で記念写真が撮れるなんて、

なんて幸せな事でしょうか! 成人してから、思いで深いものになることでしょう。

神様の側から見た舞台桜です。 飯田市の街並みも見ることが出来ます。

この桜は、半八重枝枝垂れ紅彼岸桜といって、日本で唯一ここでしか見られないものだそうです。(案内文より)

それにしても、このゆったり感!この傾斜、何とも言えない優雅さを感じさせられませんか。この姿には艶やかさ

すら感じさせられてしまう桜ではないかなどとも思ってしまいます。 まず、第一に見に来たくなる桜です。

さらに回り込んでみると、たぶん会場の案内や休息の場となるテントなども用意されていました。

 

雨上がりからか、苔の緑が舞台桜の樹齢をさらに引き立たせていました。 触ってみたくなる誘惑に駆られます。

樹形、樹皮に歴史が折り重なって見えました。

写真の技術が未熟なので、その素晴らしさを伝えることが出来ないもどかしさを感じますが、角度を変えてみる

舞台桜の美しさに、その周りを何度か、回って見ていました。    さて次は、すぐ横にある石塚の桜です。