goo blog サービス終了のお知らせ 

ただいまかぎり

自分の趣味嗜好で日々の出来事を写真付きで書く

天伯山神社のハッチョウトンボ

2016-07-11 20:31:52 | 自然観察

7月9日は小雨でしたが、午後から雨も止み名古屋方面から来ていただいた方々にはハッチョウトンボに出会って

いただくことが出来ました。 残念ながら、当日はカメラを持たずにいたので総て画像なしになってしまいました。

本日7月10日はすっかり晴れで、昨日取れなかったハッチョウトンボを撮ろうとやってきました。

天伯山神社の湿地は、神社の東側にあります。 (天伯湿地を守る会の図参照)

ブルーのネットで囲まれた地帯で緑の草木のすそから水が染み出ています。 ネットはもちろん保護のため

他の侵入を防ぐ意味なのですが、ハッチョウトンボ自身も高く飛ぶことはないそうで、網の外にでることは、

ないという説明を受けました。

鳥居手前の左側に入口があります。通常は保護のためネットが張ってあります。神社の関係者あるいは、天伯

湿地を守る会などに連絡を入れて見に行ってください。 右側には、神社で毎年作っている水田があります。

お米が日本人の崇拝、感謝の源になるものですが、豊橋市の神社でお米を作っているのは、この天伯山神社

だけでは?ないかと思われます。毎年、五表程の収穫があり、もちをついて皆さんで召し上がるそうです。

木道を歩いてくださいよ。 そして、よく目を凝らして見てください。 

ハッチョウトンボは、立ったままで見ていると、数が少ない場合 、一瞬トンボなどいるの?と、思えるほど小さな

トンボです。でもご安心ください。しばらく静かに見ていると、そこかしこにハッチョウトンボの姿を見ることが出来

ます。 目が慣れてきた証拠です。

下の画像には、オスが2匹とメスが1匹いるのですが? 分かりますか? メスは? 画像を見直してあ!メスも居

たんだなと分かる 状態でした。 写した当初は、メスを見つけられないな~と思いながら撮っていたのです。

上の画像でメスのいる位置は、右側18mm位、下から45mm位の位置にいますよ。

上の画像の石は、少し丸みをおびていますね、これは天竜川水系の石だといわれているそうです。三河地方は

豊川水系かと思っていたのですが? 海も西から東へながれていることを考えると納得しがたく感ずるのですが

それは、今の川の流れから推測するからであって、昔の川の流れと陸のでき具合がかなり違うからなのでは、、

などと推理するとなんだか楽しくなってきますね。 これ位の状態がハッチョウトンボにはいいとの事でした。

土地が豊かになると(酸性度が下がると)他の生物がすみ始め、今住んでいるものが駆逐されてしまうそうです。

さて、ハッチョウトンボの姿をはっきりみたくなりますよね。

 何らかの理由があると思われますが、尾を立て気味にとまっていました。

 羽を前方にしているのが、オス、メス両方に見られる特徴ですね

 トンボですので当然、草にしろ先の方のとまりたがりますね。

 バランスよく地面に対して平行にとまっているハッチョウトンボです。 しかし、すぐに尾を上げ気味に、風の影響?

さて、先ほどメスが一匹いますよと言った画像の中のメスは、以下の画像の中で見られます。

メスを探していると、オスのいない所で発見することが出来ました。 たまたまオスの多いところにメスがいると

オス同士追いかけまわすような機敏な動作が見られました。メスはうっとおしいのでオスのいない所にいるの

でしょうかね~。

また切り取りカットして見ると、 真ん中近くにいました。

いずれにせよ、メスは、目につきにくい状況の中にいます。メスの比率もオスに比べ少ない感じでした。

シオカラトンボとムギワラトンボの関係と同じでしょうが、小さい分、よけい発見するのが難しい感じがしました。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


東三河ふるさと公園の自然観察会 1 羊歯と書いてなんと読みますか?

2014-11-19 17:03:21 | 自然観察

11月16日 第104回 東三河ふるさと公園自然観察会に行ってきました。

いつもは、御油側の管理棟前に集合して修景庭園の池をを囲むように山道をまわる散策コースです

が、今回は南側の御津方面からふるさと公園の自然を観察するという、私にとっても初めての体験で

した。   P1御津側 はじめのご挨拶

 

 御油(北)側から山越えで御津(南)側に向かう途中、北側、南側という環境が植物や生物にに与える

影響は大きい。ところで、「どちらが住みやすいでしょうか?」 という問いがありました。 自分の老後も

考えれば、やはり温かい南側の方が住みやすいだろうし、 植物の成長も温かい方が早いはず。生物

にとっても住みやすいのは南側ではないかと思えました。

 解説を待っていると、南側は霜はおりないが昼温かく、夜は寒くなり温度差が大きい。北側は冬には霜

がよく降りるが比較的温度差は少ない。したがって、穏やかな北側の方が動植物にとっては住みやすい

環境になるとのこと。 自分にとっては、まさに、エ!そうなんだの世界でした。

 

北側には、シイやコナラなどが多く、南側は乾燥に耐えられるヤマモモなどが見られる。また、南側の方

に杉やヒノキの植林が多く見られ、北に比べ単一的な面が多い。 そして、比較的温度差の大きい南側

の方がモミジの色づきはよいとのことで、ひと山越えた北と南の環境の与える面白さを感じました。 

 

 御津側の管理棟から七曲りの道を③の展望ツツジ園までを観察コースとして上りました。

道中、日の光がまばらに当たるような地区に、コシダとウラジロという2種のシダ類が見られました。

   

(以下は、観察会を受けて私が問いを考えて見ました) シダの近くに来て、シダを見る前に、(この位置は微妙)

1羊歯 と書いた文字カードを提示し、声を出さないでなんと読むのかを考えて下さい。正解を知っている方に

は遠慮してもらい、初めて見る方に思ったことを発表してもらう。 次にそれがどれであるか推理して指してもらう。

シダと読むことをあかし、2 なぜこの字が使われたのか? を考えてもらう。

3 ところで、みなさんはシダの花を見たことがありますか? と問う。  こう聞かれると、あれ?そう言えば、、、

緑の葉が一面に広がるのに(植物)なのに花は見たことがないな~アレレ?     なんて思ってしまうのでは

ありませんか。 もちろん理系の方は、何を言ってるの、シダは胞子で増えるから当たりまえでしょと思うのです

が、初めて見る人たちにとっては? 花も種子もなく増えるのですから不思議な植物だと思われて当然ではない

でしょうか。 古代ローマ時代にはシダは、花も種子もなく増える魔法の草と思われていたそうです。

ここまで来ると、シダに興味、関心が起こりませんか? 子どもたち対象のキャンプやネイチャーゲームに使って

みようと一人、自己満足の世界に入りました。

 公開した後で再考しました。 3のシダの花を見たことがありますか?は、シダを初めて見る人(子どもなど)に

対しての問いかけとしては不適切。花を見つけることが出来ますかの方がいいのかな? それとも、花はいつ

ごろ咲くと思いますか? どんな花が咲くと思いますか?これだけ緑の葉があるのだから、さらに再考事項です。

なぜこのようなことにこだわるのか。 自然を紹介する時、紹介の仕方によって、まったく受け取り方が違うから

です。 小さな感動、驚きのある紹介の仕方をすると、自然に対してより興味がわき親しみを感ずるのではない

でしょうか。

 

 


羽化を見に行こう会 3

2014-08-06 09:36:53 | 自然観察

7月26日 羽化を見よう会を実施しました。

当日は、天気も良く、羽化びよりとなりました。 が、しかし、問題が!

なんと、集合場所に指定した「あずまや」に多くのブラジル人が! 集まり、バーベキューを

やり始めているではありませんか。 人生と同じ、予期せぬ出来事は起こるものです。

しかし、そのようなことにもめげず。参加者は続々と集まってくれました。

 最終的には、子ども11人 大人16人 スタッフ2名 (2歳から70余歳までの) の計29名が

集まりました。 予定した人数よりも多かったです。 口コミで面白そうだから、誘われたのでなど、

中には夏休みの自由研究の題材になるから楽しみにしています。とのコメントも頂きました。

設定の準備はしたので、あとは主役が出てくれれば、なんとかなるとの精神で Go!です。

まずは、セミのクイズ 「鳴くのはオス、メスどっち?」の子どもたちにもこたえられる初歩的な問題から始

まっていくつかのクイズで和気あいあいと進行しました。「セミはどこに卵を産むの?」では、参加者が半々

に分かれました。 実は、枯れ木などとの話に、「エーそうなの!」との反応にこちらはニンマリ、、、

そうなんですよ。 実物はこれです。との提示に見とれる参加者のみなさん。

今までのボンヤリした思いから、新しい驚きの認識を示す参加者の姿は、

主催したものとしてはこの上ない喜びとなります。

さて、次は 同じように見える抜け殻からどんなことがわかるかな? などのクイズ

セミの種類、オスとメス、そんなことも解るんだよ。 

中にはよく知っている子もいましたが、「へーそうなんだ」を連発する人も、、、

実物を見ながら、セミに対する関心を高めました。

 羽化の自然の姿を見るには、抜け殻のある木を見つけ静かに待ちましょう。 そこで、

振動を与えるとセミもなかなか出にくいので、静かに歩くインディアンウォークを練習しました。

次に、木の根に足を取られないようになどの注意事項をお話してから、各人この木はと思うところを

探し待つことにしました。 この木が多いよなどの声が聞こえ、各グループちょうど良い距離に

散らばりました。

 

 

 そのうちに、羽化が始まったよ!の声が するとそちらに移動

 初めて見る人、、、無言、、、「セミは見るけど、羽化は初めて見る」とのつぶやき。

「ふくれてくるぞ、ふくれてくるぞ」と見たことのある人は羽化の進行をつぶやいていました。

すごいな~ へ~、  きれいだね~ 各人がそれぞれの思いを呟いて、見ていました。

 

 その後、あちらこちらで、ここでもやっている!との声がかかり始めました。

 

 

 (進行の都合上、一ヶ所で見ていることができず。羽化の経過をそれぞれつなぎました。)

この辺りは、ほとんどがアブラゼミでしたので、次にはクマゼミが多くみられる箇所を案内

しました。 垣根ぐらいの木のすき間を見ると、そこかしこでクマゼミの羽化がみられました。

 

 

クマゼミの透き通った羽の美しさに、「来てよかった!」 「ほんとうにきれいだね~」

うす緑に縁どられうす紫と透明の羽が懐中電灯の光に反射して光輝いて見えたので、なおさらでした。

  

公園内の移動もあったので、ノドの渇きを満たしまししょうと冷たい飲み物の給茶サービスをしました。

時間も8時を過ぎたので、それぞれの胸に感動のお土産を持ってお別れです。

運動公園には終始、心地よい風も吹き、蚊の被害もほとんどなく、セミの羽化を見ることが

出来ました。  参加してくださった皆さんありがとうございました。     感謝です。 

 

 

 


セミの羽化を見よう会 事前準備 2

2014-07-21 02:42:14 | 自然観察

7月11日の夜は、集合場所を中心に池の周りをくまなく歩いたのに、まったく羽化を見ることが

出来なかったので、不安を感ずるばかりでした。しかし、セミの鳴き声も数を増しているので、

必ずいるはずと、7月15日にまた、出かけていきました。

 公園は微風が周囲を心地よくつつみ夜の散歩には最適な感じでした。 

運動公園だけあってウォーキングしている方々も何組か入れ替わりいらっしゃいました。 しかし、

ウォーキングしている方々は、周囲の自然よりは自分の目的のために黙々と歩いている方ばかりでした。

 そんな中で、一人。 懐中電灯を手にサクラの木を一本一本下から照らして歩き回っていました。

セミの抜け殻を一つ二つ発見をすることが出来ました。 これは期待できるぞ!という感じでワクワクしながら

比較的明るい場所のサクラの木を下から照らしてみると、下から2m50cm位の位置にセミの姿を発見する

ことが出来ました。「オッツ、やった!」 ついに発見! 思わず小さな声が!

今年初めて出会えたセミの姿に満たされた気持ちに包まれました。

透明な羽から見るとクマゼミ 殻から出る大変な課程を終えて、羽にエネルギーを注入中 

姿を見られただけで よし、よくやった。 

まだ、周囲には他のセミの姿はなく、数は少ない感じでしたが、この姿が見られたなら幼虫を発見し羽化をする

ところも見れるはずと、周囲を探索することにしました。

何本かのサクラを、それこそ右に行ったり左に行ったりうろうろと訪ね歩くが、殻を発見することはできても、幼虫を

発見することはできませんでした。 しかし、そこで分かったことは、まったく抜け殻のないサクラと数匹の抜け殻が

あるサクラがあることでした。 数年かけた条件があったことが思われ想像するのも楽しいものでした。

ちょうど池のコーナーにあるサクラの木に幼虫を発見することが出来ました。

高く行かないないことを願いながら見ているとちょうどいいところで止まってくれました。しかし、なかなか

背中が膨らみません。止まってすぐに羽化が始まると思ったのに、予想外でした。 他でもっといい状態の

ものを発見できるかもしれないと思い次のものを求めて動いてしまいました。  すると、発見!

 

すでに羽化は完成ずみ。近くの葉を見るとさらに別のクマゼミが、ここはクマゼミが多いとみていると、おっと!

自然の姿が見れたとの満足感と、透けた羽が光に美しく反射する姿に、見とれていました。さあもどろう!

と戻ってみると!

すでに前足は抜け反り返っていました。いいチャンスを見逃してしまった感があります。

こんなに反り返って大丈夫なのかと思うほどです。 しかし、ここで動きは遅くなったので、近くにまだあるかと

じっと待つこともせず、すこし他を見に行ってしまいました。次に帰ってくると、しっかり自分の殻に捕まっていました

その過程を見たかったのに!残念! 

 

明日は、昼間に来て殻の多いサクラを発見して、効率よく羽化を見ようと思いを巡らしました。 よく、セミの出た

穴を発見できれば羽化を見れるといいますが、設定した池の周囲は下草が多く穴を見つけることは出来ませんでした。

 

 

 

 

 


セミの羽化を見よう会 事前準備1

2014-07-15 10:50:54 | 自然観察

 毎年7月になると、今年はいつごろセミの鳴き声を聞くことができるだろうか? 

と意識しだします。 そして、その声を聴くと今年も聞くことができた。夏になったんだな~と、

なにか安心しています。

 2014年は、7月4日午前9時前に、遠くにセミの鳴き声を聞くことができました。

いつもより早いな~ 、早くて10日前後、通常15日前後なのにという感じでした。羽化を見る会を

やるから意識の違いがあったのかもしれませんね。

 さて、企画したからには小さな感動が得られるようにしたい。いい状況を案内ができるように、

場所の設定をしなければなどと、いろいろ考えてしまいます。

今年は、早くセミの声を聴くことができたので、台風の後には、待っていたセミがいっぱい出てくるのでは

ないかと、なぜかわくわくしながら7月11日夜、岩田運動公園に出かけていきました。

桜の木を中心に 下から懐中電灯を照らし、羽化しているセミを探しました。

しかし、残念なことに一匹も見つけることはできませんでした。 

あれ~こんなはずではなかったのに、と言うのが正直なところ、勝手に期待した自分をおかしく思いました。 

それにしても抜け殻も見つけられなかったので、見よう会当日は、羽化を見られるだろうか、日時の設定が

早すぎたのではなどと、不安も感ずる一夜でもありました。