7月9日は小雨でしたが、午後から雨も止み名古屋方面から来ていただいた方々にはハッチョウトンボに出会って
いただくことが出来ました。 残念ながら、当日はカメラを持たずにいたので総て画像なしになってしまいました。
本日7月10日はすっかり晴れで、昨日取れなかったハッチョウトンボを撮ろうとやってきました。
天伯山神社の湿地は、神社の東側にあります。 (天伯湿地を守る会の図参照)
ブルーのネットで囲まれた地帯で緑の草木のすそから水が染み出ています。 ネットはもちろん保護のため
他の侵入を防ぐ意味なのですが、ハッチョウトンボ自身も高く飛ぶことはないそうで、網の外にでることは、
ないという説明を受けました。
鳥居手前の左側に入口があります。通常は保護のためネットが張ってあります。神社の関係者あるいは、天伯
湿地を守る会などに連絡を入れて見に行ってください。 右側には、神社で毎年作っている水田があります。
お米が日本人の崇拝、感謝の源になるものですが、豊橋市の神社でお米を作っているのは、この天伯山神社
だけでは?ないかと思われます。毎年、五表程の収穫があり、もちをついて皆さんで召し上がるそうです。
木道を歩いてくださいよ。 そして、よく目を凝らして見てください。
ハッチョウトンボは、立ったままで見ていると、数が少ない場合 、一瞬トンボなどいるの?と、思えるほど小さな
トンボです。でもご安心ください。しばらく静かに見ていると、そこかしこにハッチョウトンボの姿を見ることが出来
ます。 目が慣れてきた証拠です。
下の画像には、オスが2匹とメスが1匹いるのですが? 分かりますか? メスは? 画像を見直してあ!メスも居
たんだなと分かる 状態でした。 写した当初は、メスを見つけられないな~と思いながら撮っていたのです。
上の画像でメスのいる位置は、右側18mm位、下から45mm位の位置にいますよ。
上の画像の石は、少し丸みをおびていますね、これは天竜川水系の石だといわれているそうです。三河地方は
豊川水系かと思っていたのですが? 海も西から東へながれていることを考えると納得しがたく感ずるのですが
それは、今の川の流れから推測するからであって、昔の川の流れと陸のでき具合がかなり違うからなのでは、、
などと推理するとなんだか楽しくなってきますね。 これ位の状態がハッチョウトンボにはいいとの事でした。
土地が豊かになると(酸性度が下がると)他の生物がすみ始め、今住んでいるものが駆逐されてしまうそうです。
さて、ハッチョウトンボの姿をはっきりみたくなりますよね。
何らかの理由があると思われますが、尾を立て気味にとまっていました。
羽を前方にしているのが、オス、メス両方に見られる特徴ですね
トンボですので当然、草にしろ先の方のとまりたがりますね。
バランスよく地面に対して平行にとまっているハッチョウトンボです。 しかし、すぐに尾を上げ気味に、風の影響?
さて、先ほどメスが一匹いますよと言った画像の中のメスは、以下の画像の中で見られます。
メスを探していると、オスのいない所で発見することが出来ました。 たまたまオスの多いところにメスがいると
オス同士追いかけまわすような機敏な動作が見られました。メスはうっとおしいのでオスのいない所にいるの
でしょうかね~。
また切り取りカットして見ると、 真ん中近くにいました。
いずれにせよ、メスは、目につきにくい状況の中にいます。メスの比率もオスに比べ少ない感じでした。
シオカラトンボとムギワラトンボの関係と同じでしょうが、小さい分、よけい発見するのが難しい感じがしました。